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波々伯部神社のお祭りの準備が進んでいます

毎日暑い日が続いています。丹波篠山では,「福住の水無月祭りで晴れると,波々伯部神社の例祭は雨が降る」という伝説?もありますが,今年は水無月祭りも波々伯部神社の例祭も,どちらも晴れそう・・・な気がします。
八ヶ村の山車が奉納渡御する御旅所,大歳森(おとしもり)神社への道,緑濃い黒大豆畑と出穂し始めた水田の間にまっすぐに伸びるこの道は本当に美しいです。暑いけれど,ときどき風がさあーっと通って,映画のワンシーンのよう!

さて,8月3日の今日は,宮年寄のみなさんが,「でこのぼう」の人形を改め準備する日,そして「藤鯛祓絵」を書く日でした。

胡瓜山が鳥居の両側におかれています。幕は祭り当日にかけられます。

波々伯部地区の集落を貫く街道(旧街道)を通るとき,おうちの玄関に飾られているのが,「藤鯛」です。
おおっーっと,祓絵を1枚いただけたのがうれしくて,写真を撮り忘れました。半紙に「藤」と「鯛(とくにこの鯛がかわいくてユーモラスなんです)」が描かれるのですが,これは,「(病や禍を)封じたい」という意味。氏子のみなさんは,この絵をお札やお守りとして,玄関(外側)に飾り,1年間の無事を祈ります。


社務所の風通しのよい縁側で,手分けして描いています

「藤鯛」を描くのに使う墨や朱は,神さまに奉納される「でこのぼう」の顔や髪を描き直した残りで,だからこそ神さまの力がお守りになるのだそう。

でこのぼうの人形や劇中の小道具



これは猪

人形や小道具,装束や出し物のストーリーなど,なかなか見られない,聞けないもの・ことを,とても丁寧に説明いただきました(本日は,市のまちづくり部地域計画課景観室の見学会に便乗しました)。
「でこのぼう」は,元々は神さまに向けて演じられていたので(胡瓜山の舞台も,神殿の前に向けられていた)観客が観ることはなかったとのことですが,今は,集まった人びとの方に舞台が向けられているようです。ただ,一つ一つの演目はとても短いので,あっという間に終わってしまいます。1つの演目が3分くらい。

実は,今日はトクベツに,ストーリー解説を聞きながら,予行演習を見せていただきました。神事ですので大きく公開することは控えますが・・・

ちょこっとだけ

いよいよお祭りはあさって。土曜日は宵祭り,日曜日が本祭りです。
各集落で山車を曳く大学生,大学院生のみなさん,波々伯部神社で,大歳森神社で,パワーをもらってください!


いいお祭りになりますように!


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