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電気ウナギの発電メカニズム
EaRuです(n*´ω`*n) 今回は少し変わったテーマですが、電気ウナギの発電のメカニズムを記事にしてみました✨
Ⅰ 電気ウナギとは??
まず、電気ウナギについてですが、電気ウナギは南米北部のアマゾン川に生息している魚です。名前にウナギとついているものの、ウナギとは全くの別の種類の生物となっています。そして電気ウナギという名前の通り、体内にある発電器官を使用して発電、放電ができるという相当変わった魚です。そしてその作り出した電気を放電し、小魚などを感電させて死なせた上で食べています。
では、どういう仕組みで電気ウナギは体内の発電器官で電気を生み出しているのでしょうか??
Ⅱ 電気ウナギの発電のメカニズム
さて、ここから原理の話になります。前に言った通り、電気ウナギは発電器官を有しています。この器官は尾の筋肉が発達したもので、発電細胞と絶縁細胞が複数の層を形成しています。そして発電細胞は同じ向きに直列に繋がっていて、その細胞の細胞膜の内側と外側で電位差を生み出して電気エネルギーが発生するという仕組みです。そして直列に発電細胞が連結しているため、電位差が加算されていき大変大きなエネルギーを生み出すことになるのです。
さらにこの器官は神経とも連結していて、体外からの神経刺激があった場合は、上で説明したメカニズムで発電を行い敵から身を守るために放電するのですが、神経刺激がない場合は発電細胞の電位差が相殺され、電位差が0の状態になります。
ちなみに電気ウナギは自分が生成した電気で多少は感電するのですが、自分厚い脂肪で覆われているため体内にある重要な臓器などにはほとんどダメージは生じないのです。
ⅲ 電気ウナギの発電器官の応用
実は、電気ウナギの体内で電気を生成するという特異的な性質、メカニズムを生かして、様々な製品開発が進んでいるのです。例えば医療用インプラントなどの小さな部品への電力供給装置、ハイドロゲルを使用した発電装置など様々です。ちなみに電気ウナギの発電メカニズムで大規模な発電施設を作ったり、電気ウナギを大量に養殖してそこから電力を得るというのは全く現実的とは言えないようです。
まだまだ製品開発という面では実用化は程遠いと思いますが、何らかの形で私たちの生活に貢献してくれると僕は思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました💦