子供との会話 〜柔軟体操
4歳の娘は最近、柔軟体操にハマっている。
もともと体が柔らかく、180度横に足が開いた状態で床にペタッと体が床につくくらい柔らかい。
幼稚園の体操の時間に、自分より体が柔らかい子がいたらしく、その子くらい柔らかくなりたい!と時間があったら柔軟体操をしている。
そんな娘を見て、私もやってみたくなった。
最近、体がめちゃくちゃ凝っていて痛いし、何より娘が楽しそう。
ちなみに私はめちゃくちゃ体が硬い。
立位体前屈でマイナス35センチを記録するくらい硬い。
「ママも一緒にやっていい?」
「いいよ〜。足を開いて座るんだよ」
娘の横で、娘と同じように足を開いて座る。
この時点で90度も開かないことに内心ショックを受ける。
「こうやって、ペタッて体を床につけるんだよ」
丁寧に娘が教えてくれて、説明上手だなぁなんて成長に感動しつつ、体を倒す。
予想通り、体はほんの少し傾いて、手はふくらはぎの上くらいで止まった。
「えっ、ヤバ…」
初めてママの体の硬さを目の当たりにした娘がショックを受けたようにつぶやいた。
それはまさにドン引きだった。
初めて聞いたマジトーンのドン引き。
これはまずい、母の威厳的にまずい!
焦ったわたしは「手は柔らかいんだよ!」と右手を肩から背中に、左手を腰から背中に回し、背中で握手した。
「反対もできるんだよ!ホラ!」
わたしは手が柔らかいので、背中の痒いところどこでもかけるのは密かな自慢だった。
でも娘はうわの空で「うん…すごいね……」と呟くばかり。
娘にかなりの衝撃を与えてしまったことに私も凹み、部屋は微妙な空気になってしまった。
「…ママ、頑張って体柔らかくするね…」
つぶやくように宣言し、その日の柔軟体操は終わった。
娘が鬼軍曹のようになるのはまた別の話(笑)
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