子供との会話 〜猫ちゃんのご飯〜

娘のこども園のお迎え後の車の中の話。
娘は助手席でお気に入りのスナネコのぬいぐるみで遊んでいた。

「ママ、お腹すいたにゃ〜。ご飯ちょうだいにゃ〜」

スナネコの手を振りながらおねだりしてくる娘。
どうやら今日は猫役らしい。

「はーい、ちょっと待ってね〜。カラカラカラ、はいどうぞ。」

私が左手を出して、お皿を渡すジェスチャーをしたら、猫役の娘がスナネコの手で受け取ってくる。

「今日のご飯は何にゃ〜?」
「今日のご飯はカリカリよ。好きでしょう?」

ちなみにウチには猫はいない。
実家では飼っているが、実家は遠いので、娘は猫のご飯には全く詳しくない。
カリカリと言って通じないかもと思ったので、カリカリ好きの設定を追加して、受け取りやすくなるかななんて思ってたら、娘がとんでもない事を言い出した。

「嫌にゃ〜!ちゅーるがいいにゃ〜!ちゅーるじゃないと嫌にゃ〜!ちゅーるにしてにゃ〜♡」

吹いた。
これが漫画なら「ブフォッ」って書かれてるくらい勢いよく吹いた。

ていうか、ちゅーるどこで知った⁉︎

うちはペットいないので、お店のペットコーナーには行った事ないし、テレビを見てもEテレだからCMないし、ちゅーる知識どこからきたか不思議だった。

「ち、ちゅーるがいいと言われても、今ないから買いに行かないといけないなぁ〜」

笑い堪えるのに必死で声が震えた。

「え〜、でもちゅーるが食べたいにゃ〜。買いに行ってにゃ〜」

なければ買いに行かせるなんて、なんて贅沢な猫。
でもこれに乗らないと話が進まないし、下手に反抗してヘソ曲げられても面倒。

「じゃぁ買いに行ってくるね。
………(少しの間)………
買ってきたよ。はい、どうぞ。」

「やったー、ちゅーるにゃ〜!やっぱりコレが1番にゃ〜!」

しみじみ言われて、もう大笑い。
2人で大爆笑な帰り道でした。

なんでちゅーる知ってるか聞いても、「知ってるよ。有名だもん」と言われ情報元がわからなかったけど、後日、娘からよく聞く名前の子の家に猫がいて、ちゅーるが大好物と聞いて、納得したのでした。

ああ、なんて楽しい毎日。

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