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【あんましっかりしたことばかり書くな】


誰に言われたわけではないけれど、そういうことにしている。実際友だちといるときにはアホなことばっかり言うてるし、オナラで返事したりするし、話を聞いてないことなんてしょっちゅうだ。そんな僕がSNSで書くことを男前に絞っていたら、実際に会ったり話を聴いたりすることがあったときには、とんでもなくガッカリされるに違いない。

今回の旅はなんだか「おお!」と言われてしまい戸惑っているのでバランスをとろう。いま必要なのはアホさなのだ。今から下関を出港して釜山に向かうのだけれど、とんでもないことに気づいてしまった。それは徳島から北九州に向かうフェリーのなかでのことだ。

旅を終え、帰国後すぐにトークライブがあるのでフェリーで帰りの日程について調べていた。「えーっとえーっと、釜山から北九州に戻って、そこからどう移動するか。徳島にまたフェリーで戻ったらトークライブ会場の神戸まで自転車を運ぶのが難しいしなぁ。北九州から新幹線という手もあるのかぁ、けど自転車のサイズ的に難しい・・・。」と独り言を頭のなかで言いながらフェリーをググっていた。

Google「釜山 フェリー」と打ったあとに、予測候補が出てくるじゃないですか!?
そこに「大阪」て出てきたんですよ。おおさか。おおさか?え?おおさかからフェリー出てるん!?うそやろ!?

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その出てきた予測候補をクリックしたらすぐフェリー会社のホームページに飛んだ。普通に旅客フェリーとして大阪釜山便が運行している。えーとえと、僕わざわざ釜山に行くために 姫路からおかんにめちゃんこ無理してもっらって徳島まで自転車ごと運んでもらって、そこから夜行フェリーに乗って北九州に行って、それだけで2日かけてんのに、まさか家から自転車で走って行ける大阪から釜山にフェリーが出てるのん!?あんだけどうやったら韓国の滞在期間をのばせるかいなと考えてたのに!?ほんで!ほんで!大阪へのフェリー代金ぜんぜん安いやんか!やすい!やすーい!

「人は思い込みで生きている」と誰かに聞いたことがある。
僕は釜山に渡るフェリーは九州からしか出ていないと思い込んでいた。どうして思い込んだかというと、こないだ旅の企画書を書いたときに、九州から点線で釜山にいきますよーとしたんだけれど、その時点でほかのルートがあるということは考えもしなくなってしまったのだ。きっと予約のためにググったときに「釜山 フェリー」とさえ書いていれば、その時点で予測候補に大阪と出てきて、あ!あー!となっただろう。けれど僕は「釜山 九州 フェリー」と打ったので当然大阪という文字は出てこなかったのだ。

これだけ自分のやってもーたことを書いていると情けない気持ちとともになんだか気持ちよいものも湧き上がってきて、なんともいえない気持ちになることをたったいま発見した!みんなもぜひやってみるといいと思う!人生経験になるよ!

えーっとほんでやな。これから韓国へ行くわけやけれど韓国のことはほとんど調べていない。宿も決めていない。ネットも現地でWi-Fiつなぐまで繋がらない。ルートもよく知らない。こういう状態で行ってくる。これは使命感を持って旅していたころにはなかったやつだ。そんなことしていたら怒られてしまう。(実際は怒られないのに変にみんなの期待はこうだ。自分はこうすべきだ。というフィルターを自分自身にかけてしまうという話は前回のブログで書いた)このソワソワ感を大事に持って韓国へ行ってこようと思う。

まぁ何が言いたいかというと、みなさんきっとだいじょうぶだよ、ということ。
仕事でいうたら8割段取り!言うくらいに段取りが重要やけれど、人生でいうたら段取りだけじゃなくて、そのやってもーたとか、ソワソワしているとか、そういうのも含めて体験として刻まれていくし、やってもーたを笑いに変えてしまえば誰かにも喜んでもらえるかもしれない。結局は、いま、ここ、ということ。しんどくなりそうなとき、息が詰まってきたとき、目の前がちょっと暗くなってきたときには、一度ゆーっくり息を吸うたり吐いたりして、なんも考えんでいいからしばらくそうしていて、すこーし遠くを見る感覚で過ごしてみましょう。

以上、釜山行きのフェリーのうえから西川がお届けしました!
明日のラッキーカラーは紺色!ラッキーアイテムはトートバッグです!

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