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へっぽこお遍路日記47「ほんとに大きなひとというのは考える間もなく、いいよ!と返事をする。」

*おやすみの日にしました。

高知足摺岬で出会った歩き遍路のソウタが追いついてきてる。
そのことをダイキに話すと「じゃあその子もうちに泊まればいいじゃん!」と1秒とも考えずに言ってくれて、こういうところにこそ、ひとの大きさが表れているなと思うし、当然のごとく家主ののりちゃんは0.5秒以下いや、もはや脊髄反射に近いスピードで「いいよ!」と言ってくれた。サイコーやん。愛やん。

昼は地元のみなさんでのカキを食べよう会に参加することになっていたダイキにくっついて行った。自分ができることと言えば、お手伝いと珈琲を点てることだけなので、そんなことをやりながらも皆さんともお話をしっかりさせてもらってとっても楽しかった。

そして言うまでもなく牡蠣はうますぎた。うまい。どうしてこんなにうまい。というよりこんなにバリエーション食べたことない。

牡蠣カレー。

牡蠣豚汁。

カキフライ。

牡蠣クリームパスタ。

牡蠣の蒸し焼き。

うまい。うますぎる。けれどこんなこと言ってしまってなんだけれど、蒸し牡蠣のうまみがすごくて、うますぎた。

これはもはや料理が牡蠣そのものに負けたということなのか?

それとも牡蠣が王様だということなのか?


僕と同じく雲辺寺の雪山をこえてきたソウタをコンビニでピックアップして銭湯へ直行。いやほんとお疲れさまでした。

「いつもの銭湯お休みだ!8の日!」

と言ったダイキに、こんなところもありますよ、とソウタ。

なんで知ってんねん!笑

ここでソウタは銭湯マニアであることも判明した。

わざわざこの田舎の銭湯へも列車旅で入りに来たことがあるらしい、おそろしき24歳。まだ4つぐらい彼の隠し球がありそうだ。メジャーのスラッガーも目ん玉が飛び出ることだろう。


酒飲みのダイキとのりちゃんなので、酒を飲むソウタが家にやってきてくれてよかった。ふたりがちょっと怪しくなってきたタイミングで37歳のおっさんは早々とおやすみーと引き上げた。

下の部屋からは酔っぱらって覚えていないラインを越したことを知らせるダイキの「あらよっと!」が連発して聞こえる。あとのことは知ったこっちゃないが、とにかくみんなが楽しそうでいることを子守唄に眠りについた。

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