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2046年について話すトークで、来年の話さえできなかった僕は時代に置いていかれるのか。いやトークライブはぶち壊したが僕は生きる。
僕がノンリミッターでアホみたいに話すことができる少ない変態友だちのひとり黒田さんが営む不思議な雑貨店【福田百貨店】に行ってきた。
だれがどう考えても、どうしようもなく山の上で。たぶんはじめて行くひと、そしてその人が地元の土地勘がない人だったら間違いなく途中で「いやこの先には店なんてもうあるまい・・・。」と一度は心が折れそうになって。それでも「いやここから戻るのはもうもったいないからとりあえず行くだけ行ってみよう」と思ってはじめて辿り着くような場所だ。
山のうえの小さな集落の並びに福田百貨店はあって。
一度入ってしまうと、そのあまりの自然さに、うんうんこういうもの必要だよねっていろんなモノを手に取りながら思ってしまって、そうして帰るころにはなんだかほんとうにあたりまえにある、あたりまえの、けれどきちんと思いとして心にも手にしたものにも“あぁよかった”というのが残る店なのだ。
いわゆるふつうの学校には行っていない子どもたちは、あさ福田さんと一緒にここにやってきて、ふつうに開店準備をはじめて、ふつうにお店のどこかにいる。見えていたり、見えていなかったり、するのだけれど、お父さんはいっこうに意に返さない感じがたまらなく僕には心地よい。
学校に行っていないからには、思いっきりクリエイティブな環境で子どもたちの感覚や感性を研ぎ澄ませるために!うぉーーーーーー!!!みたいな張り切りすぎて肩が怒っちゃっているようなことが黒田さんにはまるでない。
子どもたちのその日の様子もそっと、けれど確かに見守っていて、その彼らが見つけてくる何かや、語りかけるなにかをいつでも大きく受け止めていて、なんだこの自然体は!見ているこっちが自然体になってしまうわ!という自然体な黒田さんと福田百貨店と家族のみんなが僕は大好きになってしまった。
これほど書いても、
結局行ってもらわないとわかりません。
としか書けないというラストがまさか待っていようとは思ってもみなかったので、僕はいま買い物した買い物袋ごとスーパーに置いてきてしまったと家の鍵を開けるときに気づいてしまったときぐらいの威力の脱力感を抱いている。
(ちなみにそんな経験をしたことは一度もない。)
そんな福田さんに2046年について語るをテーマにしたトークライブに呼んでもらって、どうして僕がフリーコーヒーをするようになって、そこにはなにがあるのかということについても話すことになったのだけれど。
最初の20分のはずだった僕のフリーコーヒーについてのお話で20分かけてフリーコーヒーをはじめるところまでしかたどり着かなくて、そこから10分かけてやっとこさ、“はいこれがフリーコーヒーなるものです”というところまでなんとか話した。
あらかじめ“4つの質問を黒田さんのこのYOUTBUE番組の相棒のおかやまくんがします”と聞いていたので、やっと質問に答えられる!これでもう僕は解き放たれた!と最大の安心感をいただいて質問を受けてアゴが外れた。
「西川さんは2046年になにをしたいですか?」
西川「生きていたいです。」
「西川さんは2046年どこにいたいですか?」
西川「地球です。生きていたら。」
「西川さんは2046年にベーシックインカムが……」
西川「いやもう生きていたらラッキーとしか思っていなくて… …」
というとてつもなく主催者の意図を、ビート武さんの番組でしか出てこないでっかいハンマーで叩き壊してしまったようなやってもうた感を全身で浴びた。
結局言いたかったのはこうなのだ。
未来がこうじゃなくて。僕は変わらないものを見つめたい。
変わらないものは、それが2046年であろうと2100年であろうと変わらない。
人が人であるかぎり変わらないものを見つめることなら人類は同じものを見つめられる。ということが言いたかったのです。
だから僕はそれを見つめてこれからも生きるし、来年生きているならまたその変わらないものを見つめて生きます。そうしてもし2046年まで生きるようなことがあればラッキーだと思っています。
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