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「わたしたち」になっていく【4/3-4/9】

春の週末、みなさんはいかがお探しでしたか。私たちの週末は、円陣に始まり円陣に終わりました。肩を組んで笑ってまわる大人たちが妖精に見える週末でした。

人と人がちゃんと関わるっていうのは、感じる私から感じるあなたの、存在の全部に向かって語りかけることだなとみんなを見ていて思った。

心をこめる、こめる、こめる。
心をこめるっていうのは、相手の存在感から気を逸らさないことで、相手の存在感から気を逸らさないっていうのは相手の存在から影響を受けて今ここで震えている私の意識から気を逸らさないってことだ。

私の内側でまだ何も解釈のなされてない、名前が与えられる前の「かんじ」を感じる。うまれたばっかりの赤ちゃんに触れるように、ひいおばあちゃんの骨ばった手の皺に触れるように、大切に。

まだ感情にすらなっていないかもしれない「かんじ」を丁寧に感じていくのは、時間がかかることも、一瞬で感じられることもある。

感じていることを解釈せずに、わかった気にならずに、相手がただそれを相手のペースで感じているということをどれだけ尊重できているかが、自分が自分の感じているペースを尊重できる幅だろうと思う。

知多半島と一緒に歩んできたファーストピースサークルでは、自分の内なるスペースに耳を澄まし、お互いのスペースに耳を澄まし、少しずつ少しずつ「わたしたち」というスペースを一緒につくってきた。どんな状況でも互いに耳を傾け合う人たちの輪だった。理解しようとするとは、心を向けること、心をひらくことなのだと体現するような人たちだった。完了のセレモニーの2日間は、目からも鼻からもお水が好き放題に流れる時間だった。

一緒に10ヶ月探してきたからわかる。あなたの言葉が変わってきたこと。言葉が変わる前にあなたの気持ちがかわったこと。10ヶ月一緒にいたから、あなたが今どんな覚悟を持ってその言葉を発しているかがわかる。今あなたが佇んでいる沈黙がどれだけ必要なスペースなのかがわかる。

共に輪を育て続けた人たちが踏み出す一歩は、一生忘れたくない瞬間ばかりだった。あなたから教わるものがあります。あなたから感じるものが私をまたひとつ育てます。あなたに影響を受けていることを嬉しく感じます。


あらゆる分析をやめて、目の前のあなたに胸を震わせ続けていられれば、私たちは道を間違わないと思う。

完了おめでとうわたしたち。
みんなのことが、とても好きです。
わたしたちという輪が、とても好きです。
大切な時間をありがとう!

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