◆不思議な駅の不思議なカフェ3
このお話は私が26歳位の時からみ始めた
変な駅とそこにあるカフェのマスターとのお話です。私は人生で悩み事が深くなるとどうにもこの場所に行ってしまうみたい。なんとなく中間地点を私のイメージで具現化した場所で、実際にあるかどうかは不明ですが、同じような場所を体験した事がある方もしかするといるかもです。
まあ、いつも通りあくまでこれは私の世界観のお話
あなたの世界観と全く同じ事はあり得ません😅
ピンときたものだけ持っていってください。
それではみなさま
「行ってらっしゃいませ」(*'▽'*)ノシ
★不思議なカフェ3
人は追い詰められるとこうまでおかしくなるのだろうか、ついに私は疲れすぎて幻想を見て、幻聴を聞くようになったのか
疲れって怖いなあ…
なんて遠い目になってしまった
そんな私を無視するようにマスターの説明は続いた
「俺は専門家じゃないし、あんたのいる世界に行った事がないから、全部あいつから聞いた話になるがな」
「ここが別の世界だと仮定して…私どうやって帰ったらいいんですか?」
そう重要なのはもはやここがどこかではなくどう帰るかである。
「わからない、俺は専門家じゃない、あいつならわかるだろうけど」
うーんと考え込んでしまった
「あの、さっきから出てきるその“あいつ“って誰ですか?」
「ふらっと現れるようになった別世界の男だ、君と同じ世界の男かはわからないが雰囲気がそっくりなんだよ、まぁ…容姿は全く似てないがな…だから店に入ってきた時違和感を感じたんだ」
なるほど、その謎の男性は容姿端麗なのですねと微妙な表情になった
「…その男性は今もここに来るんですか?」
「言われてみれば最近は来てないなあ…」
別の世界と仮定してその男性がここにきてさらに帰ってを繰り返してる…という事は
くる方法も帰る方法もあるって事だろう…
「あ!そういえばあいつ変なことを言って手帳を俺に渡してたなもしかしあんたのためだったのか?」
そう言ってお店の2Fへの階段を上がっていってしまった。
「…夢か?夢だなきっと」
そう1人呟いた時遠慮がちに女の子が声をかけてきた
「あの、お客さんは別の世界から来た迷い人さんなんだよね?」
「うーん、別世界かどうかはわからないけど」
「迷い人さんは特徴があってね、これを知ってたら迷い人さんって確定なの」
「え、そんな便利なことがあるの?」
「さっきマスターが言ってた男性の話よく聞いてたんだ、その時にマスターから聞いたの、やってみる?」
女の子はなんだか目をキラキラさせていて
断るのがとてもじゃないけどできない雰囲気だった
「できる事ならいいよ?でも変な事には答えないよ?」
そう釘をさした
「大丈夫簡単なんだ『チキュウ』って知ってる?」
「…そのチキュウがこの地球なら知ってる」
そう言って私は鞄の中からメモ帳とペンをだし漢字で「地球」と書いて彼女に見せた
「確定、あなた迷い人さん」
そう言って彼女はにっこり微笑んだ
ここまで読んでくれてありがとうございます!
では次のお話でお会いしましょう( `◟ 、)