早い
どうも。tokusanです。
過去の記事で「遅い」というタイトルのもと、事後に解決策を提示しても遅いよねっていう話をしました。
今回はその逆で、
事前の行動が早すぎるよねっていう話。
一見相入れないように思うこの二項ですが、
まあ、どっちも大事だってことです。
早すぎるな、と思った人間の行為の例は以下の通り。
・ダムの建設
・メガソーラー
・クローン技術
これらの共通項として、自然のスピードを超過して人間が活動をすることが挙げられます。
ダムの建設に関しては、
そこに住む住人や生態系を考慮せず、川の流れを堰き止めるコンクリート壁を一瞬のうちに建てること
メガソーラーに関しては、
多大な時間をかけ成長した広大な森林を皆伐してソーラーパネルを設置すること(その木材の多くはバイオマス発電により焼却)
クローン技術に関しては、
自然界ではあり得なかったものが誕生したことに加え、倫理観や法制度が整わないまま命を犠牲にしてしまっていること(種親や健康でない個体は酷い扱いを受けているようです)
人間の感覚からすると、何年もかけて行なっているから遅いようにも見えますが、
地球史、ましてや人類史の観点から見ても、早すぎるスピードです。
それらの早すぎる活動をした先に起こる災難は予測できていますか?
ダム建設により魚は遡上できなくなります、
メガソーラーによって森林は禿山になり、災害に脆弱になります、
クローン技術により自然界に存在しないはずの生物が発生します
予測できる災難はまだ極小のものですが、ここからまだ大きくなる可能性があるとしたら?
もし仮に、今生きている世界が自分自身のためだけのものであるならば、いくらでも好き勝手しても咎められることはないでしょう。
しかし現実はそうではなく、地球史はこれからも続き、人類史も続くことを多くの人は望むでしょう。(自分の子供の幸せを願うことも人類史が続くことを願う一つです)
人類がこれからも地球に住み続けられる環境を形成するのに、目先の利益・ビジネスに目がいって、環境破壊や科学技術の乱用を行うことは、並行して進むと思いますか?
そんな広い話されても、、と思うかもしれませんが、あなたの生産活動や消費活動もどこかでそのようなことと繋がっています。(支持政党の政策がそうであるように)
あるシステムの構成要因などを考慮し、長期的な視点を持って物事を考えることをシステム思考と呼びます。
何か決断をする際には、焦らず、ゆっくりと、システム思考をしてみるのも大事かと思います。
歩みは遅いかもしれないけど、大きな間違いを犯すことは少ないでしょう。
それでは、また
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