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NEWSIES開幕に寄せて

2019年7月11日正午、
授業を受けながらTwitterをチェックしていた。

突然流れてくる文字に一瞬時が止まるのはいつものことだった。先生ひとりの声が響く教室では声が出せなくて、ひとりでスマホを握りしめた。
どんなお仕事でも決まれば嬉しくて、でも調べていく内に今回はいつも以上に只事ではないって気付いて。

ミュージカルに明るくない、京本くんのファンをしているから知り得た極わずかな知識。

小池先生、日本初上陸、グランドミュージカル初主演、東宝、日生劇場…
並ぶ文字列を前に、「ああ、大我くんはどんどん上へ上がっていくんだなあ」とただ純粋にそう思った。

彼自身が所属するユニットSixTONES、発表以前のツアーで何かしらあると思っていた。まだ何も知らない10代の私は、勝手に期待して勝手に落胆していた。これ以上何をすればいいんだろう、出口のない道を彷徨っている感覚がずっとあって。

そんな中で舞い込んできた、ニュージーズ主演という知らせ。
純粋にとても嬉しかった。
そしてこっそり、来年の5月まで彼はジャニーズに居てくれるんだろうなって安心もした。

ニュージーズの知らせがあった夏、SixTONESがデビューすることが決まった。
まあそこで色々自分の気持ちの整理がつかなくて、SNSを辞めて彼らから離れた。京本くんの顔が本当に世界で1番好きだから、応援することは辞められなかったけれど。

2020年、本当に全てがストップした感覚だった。私はこの頃は完全にジャニーズ界隈から離れてしまっていて。
ニュージーズの中止も、まあだろうな…という気持ちしか出てこなくて、悔しいけど仕方ないよねって思ってた。でも1回くらいは見たかったなって、それはずっと思っていた。

そして、2021年7月25日深夜2時前。

ANN終わりにだらだらとTwitterを巡回してると飛び込んできた、ニュージーズ再演の文字。
静かになったタイムラインに、青色のサムネイルが流れてくる。

また色々追うようになって、京本くんがどれだけ中止に心を痛め絶望したかを今更ながら知った。そんなタイミングだった。
だから再演の知らせは本当に嬉しかった。こんな奇跡が起きるんだ!と思った。

今思えば、きっと彼は決まったタイミングもしくは道が見えたタイミングで、嬉しくてどうにかファンを安心させたくて、雑誌とかで少しずつ前向きな話をしてくれていたなあ。そんなところも愛おしい。

再演に向けて尽力してくださった全ての皆様に心から感謝です。


今日までの日々、
あなたの言葉に触れるたび、本当に再演が決まり、ここまで来れて良かったなと何度でも思います。
SixTONESとしてずっと立ち続けた日生劇場、その0番に今日ひとりで立つ京本大我を見るのが楽しみでなりません。

多分とても緊張していると思うけれど、あなたには沢山のファンと5人の仲間が居るから。あなたの味方はたくさん居るから。
京本大我として輝く姿を自信を持って見せてください。

2021.10.9 17:30

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