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【プログラム事例】サントリーグループの2年目社員向けバリ島研修のプログラムを提供
Earth Companyでは、サントリーグループが実施する入社2年目の社員約250名全員を対象とした10日間のバリ島研修を、2024年5月~12月の期間で受け入れました。
【研修の目的】
グローバルマインドの醸成と社会課題を自分事化する
サントリーグループは、この研修の目的を「日本とは異なる文化の多様性を体感し、グローバル意識を醸成する」「海外の社会課題の現場を体験し、サントリーとしてサステナビリティ・社会課題にどう取り組むべきかを自分事として考える」としています。
【研修内容】
社会課題の本質を理解し 世界と自分のつながりを理解する
研修では、Earth Companyのエシカルホテル「Mana Earthly Paradise」に滞在しながら、ゴミ山、観光開発のために土地が買い占められたクレチュン村*などの社会課題の現場を訪問。
普段の日本での生活では到底感じることのできない世界の現実を知り、「豊かさとは何か?」「ゴミとは何か?」の意味を考えながら、視野を広げ、社会課題が生まれる背景や、解決策の最前線を学びます。
また、訪問先・コンテンツごとにリフレクションの時間を設けることで、自分自身に向き合いながら「世界と自分のつながり」を考えます。さら、一人一人の学びに対し、ファシリテーターが向き合い、自己理解の深掘りをサポートすることで変容を促します。
【訪問先の一例】
①バリ島最大のゴミ山で学ぶ、ゴミ問題の本質
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広さ30ヘクタールのバリ島最大のゴミ山、そしてそのスラム街でスカベンジャーとして暮らす人々のコミュニティがあります。
②外国資本に8割の土地が購入されてしまった村で体験する、社会課題の最前線
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クレチュン村では過度な観光業による深刻な水不足により、農業が立ち行かなくなった農民が、海岸の土地の8割以上を外国人に売却。村が海外資本に購入されつくしてしまう危機に気づいた村の環境リーダーのアニークが、村を守るために始めたリジェネラティブツーリズムの現場で、現地の人たちの暮らしを体験します。
③24時間365日無償医療を提供する助産院で学ぶ、社会課題の構造の複雑さとその解決策
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貧しい妊産婦や赤ちゃんに24時間365日無償医療を提供するために、25年以上も世界中からの寄付だけで運営しているブミセハット国際助産院。「現代のマザーテレサ」とも言われる、Earth Companyが支援したImpact Hero 2016 ロビン・リムが運営する奇跡の助産院です。
参加者の声
社会課題とその解決に取り組む最前線で、日本では体験できない濃厚なインドネシアでの8日間を経験した直後の参加者からは、この研修から得た体験・学びとして、大きくは下記の4つの声を聞くことができました。
1.自己内省と自己成長の機会
内省を通じて自分自身を見つめ直し、自己の弱さを受容することで成長し、「自分の可能性に気づく」など、自己の内面と向き合う貴重な機会になった。
2.新たな価値観との出会い
様々な人々の価値観や世界観に触れることで、新しい視点や価値観が芽生え、これまでとは異なる考え方やアプローチを得ることができた。
3.社会課題への意識向上
現地で直面した環境問題や社会課題を「自分ごと」として捉えることで、課題意識が高まり、行動に移す意欲が生まれた。
4.行動への意欲と影響力の拡大
環境意識やキャリアに対する考え方が変わり、自分の部署や周囲にポジティブな影響を与える行動を起こそうとする意欲が高まった。
これらの声から、参加者にとってプログラムが内面の変化だけでなく、行動のきっかけとなる実り多い体験だったことがわかります。Earth Companyはこれからも、サステナビリティの本質に向き合うことを通じて、今の環境のリソースを活かしてできることの可能性と自分の仕事の意義を再認識できる学びの機会を提供していきます。