
10-day Challenge レポート#5 人にも環境にも優しいオーガニックを選んでみた!
こんにちは!Earth Companyの藤本亜子です。
「Earthly October」の人と環境と社会に優しい「Earthlyなアクション」をみんなでチャレンジする「10-day {Earthly} Challenge~いつもより地球のことを想う10日間~」企画、チャレンジ 5日目のお題は「人にも環境にも優しい、オーガニックのものを食べよう。使おう。」です!
私はいま、バリ島ウブドに住んでいます。今日はバリ島ウブドから、オーガニックなチャレンジレポートをお送りします!
バリ島ウブドのオーガニックマーケット!
ウブド は美しい田園風景が有名な農村地域です。日々、うっとりとする景色の中に、早朝から農作業をする人をみかけます。
日本に住んでいた頃、職場が東京・表参道だったこともあり、オーガニック食品といえば「高級品」の印象が強い私です。高価であるがゆえ、家の近所の庶民的なスーパーではオーガニックコーナーは小さく、商品の種類も少なかったです。とにかく、頻繁には手に入れられなかったように覚えています。
ところで、「オーガニック農作物・畜産物」ってなんだろう?
・化学合成農薬、化学合成肥料、あるいは遺伝子組み換え生物を使用せずに育てられた農産物
・肉類は、自然に近い環境の中で育てられ、抗生物質やホルモンを摂取せず、100%有機食材の飼料を食べて育った家畜の肉
ふむふむ。自然の恵みで育てられた作物やお肉なのですね。どう考えても「からだにいい」ことは間違いない。
というわけで、今日はバリ島ウブドの有機農家さんが集う、Mana Earthly Paradiseのオーガニックマーケットをご紹介します!
ウブドではオーガニックなものが気軽に手に入る!
私がウブドに来て驚いたのは、オーガニック野菜がとっても気軽に買えること!
Manaでは毎週水・日曜にオーガニックマーケットが開かれています。朝、トラクターに沢山の野菜や果物を積んだ農家さんが到着。南国の農作物は本当に色とりどりで、私は毎週とってもこのマーケットを楽しみにしています!
馴染みのある野菜もあれば、みたことのない果物もたくさんあってとにかく楽しい(笑)。
エシカルホテルのManaでは、もちろんプラスチックの袋なし。商品だけではなく運営もとってもエコで、マイバックを持ったお客さんが続々到着します。
食べ方をきいたり、味見をさせてもらったりしながら、欲しいものを竹のかごに選んで入れていきます。
私がかじっているのは「ギャバ」。甘酸っぱくて、朝のスムージーにいいよ〜とのこと!
私のある日の買い物はこちら↓
バリ島に来てから、お肉をほとんど食べなくなったので数日で食べ切ってしまうのですが、無農薬ということで体へも罪悪感なく、たっぷりの野菜と果物を食べています。
おすすめは、甘〜いにんじんと枝豆。枝豆は手掴みで好きな量買えます。
注目は、野菜の梱包。もやしやベビーコーンなどバラバラしてしまうものは、バナナの皮で包んであります。
これも、マーケットの好きなところ!野菜のクズもバナナの葉っぱもコンポストへ。無農薬なので、果物も皮ごとジュースにできる 「バイタミックス」 が今一番欲しいです(笑)そしたら何のごみも出ないじゃん!
「オーガニック」について、改めて考えてみる
ところで、「オーガニック」のメリットを調べてみると、こんな意味があるそうです。
・化学農薬や化学肥料を使わずに環境を汚染から守り、そこに生息する生物を守る。
・保存料や着色料などの添加物を低減し、食品の安全性を確保する。
・適地適作・地産地消で、地域の文化を大切にする。
・児童労働の禁止、植民地栽培の排除、南北格差の解消など、人を大切にする社会を実現する。
食の安全だけではなく、環境や地域を大切にし、人権を含め社会全体に関わる考え方なのですね。
とはいえ、手間隙かかるオーガニック。農薬を使えば、害虫被害も少なく育てられるので収穫量も高く、作物の見た目もいいので購買意欲もそそる、保存もきく。生産性と経済的メリットだけを考えれば、農薬を使った生産が選ばれるようです。
大量生産・長期保存を食に求めると、オーガニックではことゆかないのですね。
でも、それを求めてきたというか、私も含め、大量生産の裏側をよく知らないまま今に至るという感じでしょうか…。
これからの「新しい当たり前」を
このブログを書いていて思い出す、Mana Earthly Paradiseに滞在された方の言葉があります。
「私は主婦で、人として環境に負荷を与えることはしたくないのに、日々忙しく経済的なセーブもある中で、“安いからしょうがない “ ”普段通りだから楽“と、深く考えないようにしてきました。だけど、Manaに宿泊しているとき、無意識に『罪悪感』をもっていた日常から解放された気持ちになりました。ここでの『当たり前』は『オーガニックな食事をとること、ごみを出さないこと、二酸化炭素を極力ださないこと』。つまり地球に優しい生き方が普通であることにホッとしているのです」
だれも地球を壊したいわけではなく、これまでの習慣に従ってきただけ。
でもこれからは、オーガニックであることが当たり前の社会になるように、「選択する」という形でも意思を表現していきたいと思っています。