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【イベントレポート】建設技術フェア2022in中部 「建設現場DX」の現在地は?
こんにちは、スマコンタイムズです!
気がつけばもう11月、めっきり寒くなってきましたね。
みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
私たちEARTHBRAIN(アースブレーン)は、10月4日(月)、5日(火)に愛知県の名古屋市で行われた『建設技術フェア2022 in 中部』に出展しました。
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そのイベントを通して私たちが感じたこと、得た学びをレポート形式でお届けします。
ぜひ最後までご覧ください!
建設技術フェア2022in中部
本展示会は「建設現場のDXが未来を造る」をテーマに、326社もの企業が出展。「防災・安全安心」や「維持管理・予防保全」など、5つの分野でカテゴリが分かれるなか、私たちEARTHBRAINは「i-Construction」の分野で出展しました。
i-Constructionとは
国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、もって魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています。
中部地方で行われる規模では最大級の建設系ビジネスイベントだけあって、来場者は初日だけで10,000名に迫る勢い、会場は多くの人で賑わいました。
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EARTHBRAINの展示内容
EARTHBRAINのブースでは、Smart Construction、ランドログカンパニー関連のソリューションを展示しました。
◎展示したソリューション
・Smart Construction Dashboard
・Smart Construction Quick 3D
・Smart Construction Retrofit
・Smart Construction Simulation
・Smart Construction Fleet
・Landlog Viewer
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また、ブース内にはミニセミナーコーナーを設置。
Smart Constructionのサービス全体像を伝えるプログラムや、ランドログカンパニーパートナーとの連携事例など、多様な視点からEARTHBRAINのソリューションをご紹介しました。
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他にも会場内に特設されたプレゼンテーションコーナーにて「小規模土工にも建設DX ~EARTHBRAINが提案する小規模土工への取組」と題した講演を実施。
建設現場DXへの取り組みの第一歩として、Smart Construction Quick 3Dの活用を提案する中で、実際に3次元点群データが生成される様子を紹介すると、聴講者の方々は興味津々の様子でした。
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展示会会場の外ではEARTHBRAINのパートナー企業である重機と共にレトロフィットを展示しました。
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建設現場DXを実現する課題と、期待
EARTHBRAINのブースやセミナー会場など、多様な来場者の方々とのお話しで、これまでの展示会出展の機会では聞かれなかった、現場の方々ならではの様々な課題をお聞きすることができました。
しかし、今回感じたものは課題の如何というよりも、むしろ現場で働く方々が抱いている、建設現場DXやICT施工の実現に向けた熱意や希望でした。
現場の「もっとこうしたい」の声に応えていく
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これまでのEARTHBRAINの出展ブースは、Smart Constructionのサービス全体像をメインに展示することで、建設現場においてSmart Constructionが実現する未来を概念的に表現していました。
それに対し、今回は以下の具体的な3つの課題をブースで視覚的に分かりやすく掲示。
これらの課題に対して、Smart Constructionの多様なソリューションが解決する、という見せ方に変更しました。
課題:「ダンプトラックの最適台数を把握したい」
⇨Smart Construction Simulation
⇨Smart Construction Fleet
課題:「小規模の現場を簡単にデジタル化してみたい」
⇨Smart Construction Dashboard
⇨Smart Construction Quick 3D
⇨Smart Construction Retrofit
課題:「現場のシステム関連は誰に相談したらいい?」
⇨Landlog Viewer
そうしたところ、課題を目に留めて共感いただき、ブースに立ち寄って話を聞いていただけたのですが、こちらが想定していた課題よりも、もっとたくさんの具体的な質問を来場者の方々からいただくことができました。
ブース来場者の方にお話いただけたこと
・自分たちが課題と思っていることとブースに書かれている課題が合致していたので立ち寄った。DXを難しく感じてしまうが、何が解決できるのかを分かりやすく説明してもらえたのは助かった。
・デジタルツインに力を入れていきたいと思っているが、官民連携で進めていくことがカギと考えている。建設業に関わる方々への呼びかけを広く実施していく必要性を感じた。
・Smart Construction の商材は、建設業の土木分野だけではなく、他の業種にも活用(応用)できると思った。(実際、Smart Construction Fleetは、説明を始めると具体的な商談になることが多いです)
現場の方々は自分達の働き方をICT化したい、労働環境を改善したい、など、より良いポジティブな未来を本気で描いているからこそ、今まさにその実現に苦心し、それぞれの立場や環境に応じたあらゆる課題に直面しているのだと感じることができました。
私たちEARTHBRAINとしても今回伺った数々のご意見を踏まえ、みなさんが抱く課題の解決策となるようなソリューションやサービスを開発していきたいと考えております。
*
今後のイベント・展示会への出展予定
最後までお読みいただきありがとうございました。
2022年10月は、今回の「建設技術フェア2022in中部」をはじめとして、引き続き全国各地のイベントや展示会に参加しました。
10月11日(火)、12日(水) 九州建設技術フォーラム2022
(会場:福岡国際会議場)
10月13日(火)、14日(水) 建設技術フォーラム2022inちゅうごく
(会場:広島産業会館西展示館)
10月19日(火)〜21日(水) Japan Robot Week 2022
(会場:東京ビッグサイト 西ホール)
ぜひ今後も開催レポートを楽しみにしていてください。
また、このようなイベントは、EATHBRAINのホームページで周知いたしますので、お近くのかたは是非ご来場いただければ嬉しく思います。