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【イベントレポート】建設DX現場体験会@三豊|建設DXが導く未来の現場とは?

みなさん、こんにちは。
スマコンタイムズ編集部です。

さて、先日はこちらのイベントレポートをご紹介いたしました。

今回は、上記イベントと同時開催した「建設DX現場体験会@三豊」にて、私たちEARTHBRAIN(アースブレーン)の展示したエリアについてご紹介したいと思います。

このイベントで展示した主なDX製品
■ Smart Construction Retrofit(スマートコンストラクション・レトロフィット)試乗体験
■ Smart Construction Quick3D(スマートコンストラクション・クイック3D)操作体験

ぜひ最後までご覧ください。

Smart Construction Retrofit試乗体験コーナー

Smart Construction Retrofitとは

まずは「Smart Construction Retrofit」について製品の特長をおさらいします。

Smart Construction Retrofit の特長
■市場価格の約1/10という圧倒的な低コストを実現
メーカーを選ばず、世界中どのメーカーの建機にも対応可能
i-Constructionに対応した、充実の機能と豊富な拡張性

現在、日本国内におけるICT建機の普及率は全体の約2%と言われ、残りの98%は従来型の建機が活躍していると言われています。ICT建機の導入が進まない理由の多くは「投資コスト(費用)」。
ICT施工を推進していきたい思いと裏腹に、初期投資コストが足枷となり、ICT活用へ踏み切れない障壁の1つとなっているのです。

そこで、従来の建機に後付けして、最新のICT建機の品質を再現できる製品が「Smart Construction Retrofit」。高性能3Dマシンガイダンスを搭載しコスト障壁を解消しました。
メーカーや機種クラスを問わず、お手持ちの油圧ショベルをICT建機同等の機能で利用できるため、建設現場DX推進の第一歩として多くのお客様から選ばれています。

実際の施工現場を再現して、実機を操縦

それでは体験会の中身をご紹介していきましょう。
まず建機にSmart Construction Retrofitを装着して、会場に来ていただいたお客様に実際に操縦していただきました。
Smart Construction Retrofitの構成品は非常にシンプルで、ミリメートルの精度で位置情報を把握するためのGNSSアンテナ、建設機械を制御するためのIMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)などを建設機械に設置することで、マシンガイダンス機能(要は建機のナビゲーション機能です)を利用することができるのです。

従来の建機のアームにIMUセンサーを装着しています

実際のマシンガイダンスのデータは、操縦席に設置するタブレット端末で確認することができます。タブレットに表示されるガイダンスは非常にシンプルで視認性が良いのです。現場の3D設計図面に対する建機の刃先の位置を、作業をしながら確認することができるのです。

操縦席タブレットから掘削の情報がすぐにわかります

これまでは細かい微調整を行うために操縦席から一度降りて現場を確認したり、ベテランドライバーの感覚を元に作業を行っていた工程が「Smart Construction Retrofit」を使うことで、わざわざ乗り降りをせずに作業することができます。

操縦席からは施工現場の建機の位置、向きなどをタブレットから確認ができます

これによって業務生産性を大きく改善することができるのです。

ご来場いただいたお客さまのお声

今まではかなり大きい声で会話をする必要があったけど、これなら操縦席からも判断がつくので、かなり作業がラクにスムーズに行えるイメージを持つことが出来た。

うちで今使っている建機にそのまま装着ができるという点が有難いですね。何より投資コストもそうだし、建機に愛着や慣れもあるので、作業環境が大きく変わらずにICT建機に進化できるという点はかなりありがたいことです。

マシンガイダンス機能は、若いオペレータが使うより、熟練のオペレータが使った方が、効率が上がる割合は大きいかもしれない。熟練のオペレータの作業効率があがれば、現場の生産性は絶対に改善するし、その姿を見て若手のオペレータが学んでくれたら、更に現場が良くなる気がする。

上記お声は以前からも多くのお客様に反響いただき、選ばれる理由となっていましたが、今回の体験会の中でも、実際の操作性や取得できるデータ精度に関心を示していただきました。

Smart Construction Quick3D操作体験コーナー

続いては、
今年の7月にリリースした新製品「Smart Construction Quick3D」。
こちらも多くのお客様が興味を示し、実際に出来形計測の操作体験をされていました。

Smart Construction Quick3Dとは

まずは「Smart Construction Quick3D」について製品の特徴をおさらいします。詳しくは以下のページでもご紹介しています。

Smart Construction Quick3D の特長
スマートフォンタブレットで簡単に高精度な3次元計測が可能。
■ ドローンやレーザースキャナでの測量よりも簡単かつ安価に利用。
■ 国土交通省が定める出来形計測の測定精度基準±50mmにも対応し、小規模土工現場の出来形管理に利用すると、工事成績に1点加点が適用される。

※さらに、EARTHBRAINが提供する測量機「Smart Construction Rover」や、現場の状況を3D Viewerで可視化するサービス「Smart Construction Dashboard」などと連携することで、施工検討から出来形検査、工事完了までのICT化が実現可能となる。

実際の現場をスマホでかざして3次元計測をしてみよう

この体験会では、実際にSmart Construction Retrofit搭載の建機で掘削したエリアを専用のスマートフォンから読み取り、精度を確認しました。

まずは、計測するエリアを囲うように標定点を4点設定しています。
イメージとしてはこんな感じです。

計測するエリアを4点、標定点を設定します

標定点は正確な座標を計測するために、Smart Construction Roverなどの測量機を使って計測します。

計測エリアなど撮影に向けた準備が整いました。
それでは、専用アプリを入れたタブレットで撮影をしていきます。

計測エリアにタブレットをかざして、地形データを3次元点群しています。

実際に撮影して撮れたデータがこちらです!
タブレットやスマートフォンをかざすだけで、カンタンに3次元の点群データを作成することができました。

エリア以外の背景が黒のため、写真では伝わりにくいですが、高精度・高精細のデータが完成します。

ご来場いただいたお客さまのお声

これで良いんだ、かなり楽ですね。
スマホはみんなが使い慣れているから現場で操作に対して不安がないですね。動画を撮ってクラウドに上げるだけなんだ。


準備も楽になりそうだね。
レーザースキャナーと変わらない性能で半日工程が数分になるというのは、インパクトが大きいね。

今回のイベント現場では、平面の土地を用意させていただきましたが、Smart Construction Quick 3Dが本領発揮するのは、むしろ電線下、橋脚下などの障害物や斜面が多いまさに実際の建設現場に強い特長を持っています。

一度操作してみると、未来が変わるイメージをお持ちいただけるはずです。

この記事を読んで、興味を持っていただいた方はぜひ、弊社担当営業やSNS DM、記事コメントなどからご連絡いただければ嬉しいです。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございました。
本イベントは少し郊外のイベント会場ということもあり、駐車場から無料送迎バスなどを走らせていたのですが、バス乗車まで1時間半待ちと、かなり多くのお客様に足を運んでいただき、大盛況の中で無事に終了することができました。改めまして、ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。

このような建設DX現場体験会は、今後も可能な限り多くの皆さまに新たな発見と気づきを与えられるように開催ができたらと考えておりますので、DX化の検討をされている方はぜひ次回もご参加いただけますと幸いです。

それではまたお会いしましょう*