【イベントレポート】建設技術フォーラム2022inちゅうごく 顧客の建設DXを実現させる頼れるパートナーたち
みなさん、こんにちは。スマコンタイムズです。
年の瀬も押し迫ってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私たちEARTHBRAIN(アースブレーン)が、2022年10月13日(木)、14日(金)に広島県広島市で行われた『建設技術フォーラム2022inちゅうごく』に出展しましたことを記事に残しておこうと思います。
建設技術フォーラム2022 in ちゅうごく
コロナ禍での開催となりましたが、会場にはたくさんの方が集まり、関心の高さがうかがえました。
今回のテーマは「防災・減災、国土強靭化とインフラDX~建設現場を支える未来の技術~」。
〇防災・減災
本展示会が開催された広島県では近年、豪雨による水害にたびたび襲われています。そのため、その復旧作業と流域の治水事業が喫緊の課題となっています。
〇国土強靭化
また、全国の自治体同様に老朽化したインフラの再整備も課題に。現在、広島では港湾と空港の機能強化や広島駅周辺の再開発など、様々なインフラ整備が並行して進められており、人々の暮らしを守るとともに中四国地域の活性化をめざしています。
〇インフラDX
これら事業の効率化や完成後の機能の高度化・維持管理の簡便化などは、従来の工法やシステムでは実現が難しいことも。そのため県では、「建設分野の革新技術活用制度」を新設するなど、ICTを活用した建設DXの実現を積極的に推進しています。
株式会社EARTHBRAIN 緒方正剛による基調講演
本展示会の基調講演は、EARTHBRAINの緒方正剛が務めさせていただきました。講演内容は以下のとおりです。
コロナ禍ということもあり、配信形式での実施となった本講演では、これまでの記事でもご紹介している、Smart Constructionが建設現場にもたらすデジタル革命の概要や、各ソリューションの詳細を映像や実際の事例などを交えて配信。建設現場が変わることで地域の建設業界とその周辺に、どのような価値を生み出すことができるかをお話しいたしました。
ご視聴くださった多くの方々に、この場で改めて御礼申し上げます。
基調講演のアーカイブ配信
また、基調講演の内容はアーカイブ配信されています。
以下のURLでご視聴できますので是非ご覧いただければと思います。
建設DXの頼もしいパートナー「ランドログ」
本展示会ではEARTHBRAINの中でも「ランドログカンパニー」の活動やサービスを中心に展示いたしました。
ランドログカンパニーは建設DX化推進を強力にサポートするコンサルティング集団。みなさまのニーズにあわせたカスタマイズで、建設にかかわるすべての方々の業務効率化をめざしています。
ランドログのコンセプト動画
ランドログには、大きく2つの特徴があります。
展示の様子
ブースでは、上でご紹介した全国でのパートナーとの協創案件に加え、Landlogカンパニーが提供するソリューションの展示も行いました。
中でも「ランドログビューア」は、
・現場で取得された膨大なデータを手軽に一元管理できる
・マップ上で直感的に操作できる
・プラットフォーム連携だから自動的にデータを集約できる
・豊富なカスタマイズメニューで様々なニーズに対応できる
ことから、多くの方々にご注目いただきました。
ランドログパートナー様も出展
ランドログパートナーには約60社もの企業様が参加されています。本展示会でもランドログパートナー企業様が出展されていましたのでご紹介します。
大成建設株式会社様
映像・IoTデータを活用した現場管理システム「T‐iDigital Field」や、資源の有効利用と脱炭素化を実現するカーボンリサイクル・コンクリート「T-eConcrete®シリーズ」、建設現場でのロボット活用などを、ダムやトンネルといった大規模工事現場での事例を中心に展示されていました。
また、トンネル工事で最後の発破で貫通した際に出る石「貫通石」を、縁起物のノベルティとして配られているのも関心を惹きました。
飛島建設株式会社様
音を可視化することで、現場の騒音による近隣への影響に対して迅速な対策立案や検証を可能にする「OTOMIRU」や「丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック(LP-SoC)工法」など、主に環境への配慮を意識した展示をされていました。
中でも驚いたのは、杭として撃ち込まれた丸太は地下の水位より深い場所では腐らず、中には100年以上も前の建設現場から当時の状態のまま発見されることもあるそう。これらの木材を地盤強化に大量に使用することで、地中にCO2を固定でき、林業も活性化していくという、カーボンニュートラルに貢献できるサイクルを生み出せるそうです。
西松建設株式会社様
様々な分野で監視・管理業務を省力化できる「OKIPPA」シリーズを展示されていました。用途に合わせたセンサーボックスを“置くだけ”で始められる、まさに“小回りの利く建設DX”。LPWAを利用した通信や2年間電池交換不要の省電力などの特長に加えて、低コストなので気軽に導入できるのも魅力。企業・自治体はもちろん、町内会など小規模な組織にも導入されていて、防災対策にも役立てられているそうです。
また、自社名をモジったお菓子をノベルティで配るなど、遊び心にもあふれた楽しいブースでした。
福井コンピュータ株式会社様
建設、測量、調査士業向けに特化したCAD・ソフトウェアで業界をリードする福井コンピュータ様。中でも需要の高い3D点群処理システム「TREND-POINT」を前面に出展されていました。
このシステムを導入して測量から施工までをつないでいるのは大手企業が多く、感度も高いためBIM/CIMコミュニケーションシステム「TREND-CORE」まで導入するケースが多いそう。今後は導入していただいた企業が内製で使いこなせるようにすることが課題であると、強みを磨き続けるご担当者の姿勢が頼もしく感じました。
裏話で、実は事務所が会場の上の階にあるそうです。近すぎて展示物を手で運ばなければならないのも大変だ…とのことです。^^
ライト工業株式会社様
こちらは同時開催の「ひろしま建設イノベーション2022」に出展されていました。道路わきののり面に吹き付けられたモルタルも、劣化が進むとモルタルと背面地山の間に空洞ができたり、背面の斜面に緩みが生じたりしてしまいます。
この補修で実績のある工法が「リフレッシュ工法」。「広島県のリフレッシュ工法協会」正会員のライト工業様では、実際に使用される部材や施工事例とともに紹介されていました。まさに、今回の展示会のテーマである「インフラDX」に合致した展示内容でした。
まとめ
いかがでしたか?
建設DXの実現、といっても一言で言っても、ボンヤリとしていてなかなか明確に想像するのが難しいかもしれません。事業の規模も違えば、目的も予算も違うでしょう。課題を感じながらも、自社に何が必要か?どうすればいいのかお悩みの事業者様は、ぜひ一度、私たちランドログにご相談ください。
私たちはもちろん、数多くのパートナー様とともに、みなさまの事業を全力でサポートします!