「科学という人間の営み」がすべての現象を説明する思うのは傲慢な考えかもしれない

転載

現代科学至上主義の屈伏

2023-06-20 22:00:00

著作『 奇跡の実現 』

~ 欲望を捨てれば、不可能が可能になる ~

政木和三

第1部 現代に奇跡が起こった

1 精神エネルギーによって奇跡が次々と起こる

【 現代科学至上主義の屈伏 】

 私は一生のほとんどを科学に関する研究、実験、試作に捧げてきた科学者である。

 私は長い間、現代の科学は絶対のものであり、科学で説明のつかないことは幻想か錯覚だと考えていた。

 ましてや神や仏の存在など信じない、まったくの無神論者だったのである。

 ところが、ある時期から私の周りには、常識では説明できない奇跡が次々と起こり始めたのである。

 空のビンから果実酒がこんこんと一年半にもわたり湧出し続けたり、我が家のみかんやいちごから真珠が出たり、何もないところに大黒像や恵比寿像、観音像が出現したりした。

 この他にも、新潟で忘れた物が瞬時に大阪にいる私のカバンの中に戻ってきたり、習ったこともないピアノを即興でスラスラ弾けたりと、不思議な現象は枚挙に暇がない。

 これらの現象は私以外の多くの人も直接、目の当りにし、写真にも残されている。

 こうした現象が起こるためには、現代科学ではまだ未知の存在である精神エネルギーというものがあると考えなければ説明がつかない。

 この歴然たる事実を否定するというなら、それこそその方が非科学的と言わなければならないだろう。

 現代科学で説明できない事実が発生している以上、それを究明していくことが真の科学者としてとるべき道だと、私は考えたのである。

 わずか数百年前までは天動説が

 『真理』

 であった。

 地動説が唱えられた時、古い概念にとらわれたままの科学者達は、それをまっこうから否定し、葬り去ろうとした。

 しかし、時代が移り、現代の我々にとって地動説はまがうかたなき

 『真理』

 である。

 今は奇跡と思われている精神エネルギーの力によって起こった現象も、近い将来には真理と認められる日が必ず来るに違いない。

初版発行:1994年11月25日
10版発行:1995年11月20日
著者:政木和三
発行者:松元淳
発行所:産能大学出版部
    東京都世田谷区等々力 6-39-15
印刷:倉敷印刷
製本:豊文社
ISBN 4-382-05260-2
© 1994 Printed in Japan

以上