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【転載】 世界史が動いた。上海経済協力機構に、何と、トルコ と インド と イラン が加わった by 副島隆彦

*モバイル画面で判読しづらいため重たい掲示板より転載


投稿日:2022-09-23 09:52:45

副島隆彦です。今日は、2022年9月23日(金)です。

 9月18日の金融セミナーは、盛況のうちに無事、終わりました。
私の話を熱心に聴いてくれた参加者に感謝します。 台風雨(たいふうあめ)のため、九州、四国からの参加者が30名ぐらいが、会場に、来れなかった。飛行機と新幹線が停まったためだ。全員、オンライン配信に、切り替えて下さった、ようだ。

 2020年2月からの、コロナウイルス騒ぎの影響で、オンライン配信が始まって、今では、これが定着した。会場に来る人よりも、オンライン(インターネットの機能のひとつ)での講演の視聴者の方が、ずっと増えている。この傾向は、今後も変わらないだろう。
 
 私は、技術(テクノロジー)の進歩に、あれこれ文句を言わない。民衆への世界支配の道具が、どんどん発達して、巧妙になってゆくのだが、それを、拒否しては、私たちの生活が成りたたない。 
「 技術の進歩に対しては、私たちは、憮然(ぶぜん)とした、不愉快な顔をしながら、
それを受け入れる」と、私の先生の吉本隆明(よしもとりゅうめい)が、言っていた。

 昨日、政府(財務省)と日銀が、円安(阻止)介入をした。午後5時ぐらいだったようだ。それで、1ドル=145円台だったのが、140円92銭まで、円高に、5円、動いた。今朝は、142円ぐらいで動いている。 

(転載貼り付け始め)

 
〇 「 政府・日銀、24年ぶり円買い介入 円一時140円台に上昇 」
2022年9月22日 17:16    日経新聞 

 1ドル=140円台の円相場を示すモニター(22日午後5時44分、東京・東新橋の外為どっとコム)=共同
 政府・日銀は22日、1998年6月以来、約24年ぶりとなる円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った。日銀が金融政策決定会合で大規模な金融緩和を維持することを決め、利上げを進める米国との金融政策の違いから円安・ドル高に拍車がかかっていた。輸入物価の高騰で家計の負担増につながる円安を阻止する姿勢を示した。
  これで、NYの、ガラの悪い外国人投機筋(とうきすじ)ども からの、円売り、日本国債売りの、攻撃を、第一段階で、打ち破った。筆頭だった、カイル・バスは、すでに、大損して投機家として、沈没した。・・・・

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦です。 日本政府は、全く動揺していない。「今の金融緩和を、このまま続ける。金利も上げない」の政策で、一致団結している。
 来年(2023年)の終わりごろに、アメリカの景気と金融市場が大崩れするだろうから、それに、いつでも対応出来るように、金融緩和の手段 (刀だ)を、手元に置いて置く考えだ。日本は、無暗(むやみ)とアメリカの政策に引き摺(ず)られ、追随する必要はない。

 来年の3月20日に、黒田東彦(はるひこ)日銀総裁が、10年前の、2013年4月に就任して「異次元緩和」を実行して以来の、公約だった「2%のインフレ目標値」=「物価上昇率2%」 )を、4月に(原油高のために)達成した。ということで、5年とさらに5年の任期を、来年、終了するときに、花道を飾るだろう。黒田東彦は、我慢に、我慢の人であり、偉かった。 

 黒田は、アメリカとヨーロッパに言うことを聞かないで、日本独自の政策をずっと粘り強く模索した。黒田が敷いた、中国、ロシア、そして開発途上国とも協調して、仲良くやって行く(  ADB。アジア開発銀行 の思想。黒田はここの総裁だった。マニラが本部。ここが、BRICS=ブリックス=銀行に、国際金融の手法を教えた )を貫いた。 

 これからの世界は、いよいよ、「 15 対  85」の世界だ。これは、遠藤誉(えんどうほまれ)女史が、日本ではいち早く言い出した世界の指導理念だ。 

 これまでの、西側(ザ・ウエスト)の G7(先進国7カ国)中心の体制 に対抗して、大きく、「エマージング(新興国)G8(ジー・エイト)」の態勢が、出来つつある。
後(あと)の方に載せる記事の 、中央アジア5カ国の中の、古い中心国である、ウズベキスタンの、サマルカンドで開かれた、上海協力機構(SCO、エス・シー・オウ  Shanhai Cooperation  Organization )の首脳会議(=総会)(9月15,16日)に結集した15カ国の首脳たちの団結が、これからの世界を主導(しゅどう)する。

 今回、トルコと、インドと、イランが、このSCO に 正式に参加した。このことの意義は大きい。この首脳会議に、トルコのエルドアン首相が、突然、と言ってもいいぐらいに出現した。そして、がっしりとプーチンと、腕組みをして歩いている映像(動画)が、公表された。トルコのメディアで9月19日に。

これは物凄いことだ。この時、世界史が動いた、と言っても過言ではない。「 G7 (西側同盟)  対  エマージングG8 (非西側) 」の、大きな対立構造が、これで完成した。

 G7の側の西洋白人同盟( the West ザ・ウエスト、35カ国ぐらい。日本はこっち )の、人口と国土面積の合計は、地球全体の15%である。それに対して、貧乏“資源”大国の 非白人の、残りの85%の、人口と土地から成る、非西洋の 世界同盟が、9月17日に、サマルカンドで出来あがったのである。この事の意義は計り知れなく大きい。

西側のメディアは、今や、茫然として、コトバを失っている。日本では、このSCOのサマルカンド会議のことは、ほとんど報道しない。もう、コワくて出来ない。

 アフリカ諸国54か国( AU アフリカ同盟)が、すべて漏れなく、非白人の「エマージングG8」側 についた。 中南米諸国(ラテンアメリカ)も同じだ。東南アジア諸国も同じだ。これで非白人側が、150か国ぐらいになった。 

 と言うことは、今の連合諸国( The U.N  ×「国連」。NYが本部 )は、これで歴史的な使命を終えて終わってゆく。アメリカ中心の ×国連 は消滅する。 これから、数年かけて、新しい世界体制が、徐々に出来上がってゆく。それは、まさしく、「ユーラシア同盟」Urasian Alliance だ。北アメリカ中心の世界が終わる。

 中央アジア5か国 のどこかに、新しい世界体制の首都を置くことを、習近平とプーチンは、2人だけで密かに話したはずだ。ここに、世界中の資金の決済機関となる、新しい世界銀行も設置される。

 サマルカンドは、ここを首都にした英雄チムール(西暦1370年に登場)が、たった1代だけの大帝国だったが、中東アラブ世界まで支配した大帝国を築いた。チムールは、南下してバグダッドに入城して(1393年)、それから、今のシリアのアレッポと、ダマスカスを取った。そのあと、オスマントルコ帝国の都アンカラを一時、陥落させた(1402年)。そして1405年に死んだ。

 かつ、サマルカンドは、それよりももっと古く、紀元前328年ごろ年に、アレキサンダー(アレクサンドロス)大王が、攻略しに行ったところだ。 世界史上の重要な都市だ。アレキサンダーは、イッソスの戦い(BC333年)で大勝利したあと、331年に、アケメネス朝ペルシア(当時の、世界帝国)の帝都のバビロン(のちのバグダッド)に入場して、ペルシアの王女と結婚したあと、東方に遠征に出て、北上してサマルカンドに到達した。このあとインダス川沿いに、南下して、マウリア朝インド帝国の象の軍団と戦った。インドの疫病を怖れて、それ以上は進撃しなかった。このあとバビロンに戻った。大遠征にうんざりした部下たちに暗殺された。遠征から10年後の紀元前323年に死んだ。

副島隆彦です。 この9月16日の、このアゼルバイジャン国の サマルカンドでの SCO (上海協力機構)は、ユーラシア大陸の、中ロ 中心の 軍事=安全保障=同盟である。  西洋白人のNATOと対決するべく、大成長した。 この総会(首脳会議) で、世界史が動いた。以下に、いい写真が、3枚あって、それを採集できてよかった。

 トルコがこれに加盟したことの、地政学(ちせいがく。地理政治学。ジオポリティックス。ドイツ語で ゲオポリティーク)上の意味は、物凄く、大きい。

 オスマントルコ帝国 800年( 西暦1100年代から、中東アラブ世界までも支配下)の歴史的な重みが加わる。これで、NATOがトルコを除名、追放出来なかったら、お笑い劇場だ。NATO の最大の軍事力は、トルコ(国家名称を改名してチュルキア Tourkia になった )だ。トルコ軍は70万人ぐらいいて、NATO軍で最大だ。 

 エルドアンが、プーチンの肩と腕をしっかり捕まえて、歩いている。それからイランの最高指導者とも。そして、インドのモディ首相も。習近平とプーチン、エルドアンの3人が笑みを浮かべながら中央に並んだ集合写真が1枚目だ。ここで、遂に世界が動いた。

3枚目の写真(画像)が、極めて印象深い。 首脳たちが、まるで、私たちの、日本の居酒屋の野菜料理と、串焼き(これは、羊の肉のシシカバブ)を並べて、皆で、車座になって、ゆったり、冗談を言い合っている。エルドアンとプーチンが、中心だ。

この写真は、極めて印象深い。そうなのだ。私たち日本人も、本当は、モンゴル人(今は、
学者たちは、チュルク人という。トルコ系という意味)なのだ。私たち日本民族の
顔の一番、典型的な顔は、エルドアンとそっくりだ。 モンゴル系の顔だ。

これまで、日本人は、南方のポリネシアン系の種族だ、と、ばかり教えられたが、本当は、日本人は、モンゴル系(チュルク人)なのだ。私、副島隆彦自身が、そうだ、と自分に向かて言う。私たちも、居酒屋で、こんな感じで、料理を食べている。この感じに、日本人は、深い、遠い、大きな郷愁(きょうしゅう)を感じる。

私たち、日本人も、今の欧米白人どもの同盟(敗戦による支配)から、脱出して、急いで、このユーラシア、アジア大陸の同族の人々である、このユーラシア同盟に入る準備をしなければいけない。

 以下に、その記念碑となる重要な記事を載せる。ただし、この記事は、原文(げんぶん)が、ロシア語であり、それを、自動翻訳機に掛けたものだ。だから、読みにくい。その行間から、大きな真実を、各自、読み取ってください。

(転載貼り付け始め)

〇 「 今世紀最大の地政学的激変 トルコが上海協力機構(SCO)に加盟 - ついに西側とNATOに! 」   ウォーニュース247 (warnews247.gr)

https://warnews247.gr/ektakto-i-megalyteri-geopolitiki-anatropi-tou-aiona-i-tourkia-entassetai-ston-organismo-synergasias-tis-sagkais-sco-telos-to-nato/

( 副島隆彦から。ここに、重要な3枚の写真を、該当箇所に、1枚ずつ、貼ってください)

「 エルドアン自身もそう言った - 合意後のプーチンとのアガセ 」
19/09/2022   
 地政学的なメガトン爆弾は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が、トルコが上海協力機構(SCO)に加わることを望んでいると明言したというトルコ・マスコミの報道だ。
WarNews247がすでに指摘しているように、この組織は「アジアのNATO」に進化するだろう。

 この情報は今日、トルコのテレビ局NTVや他のトルコのメディアによって公開された。
エルドアンは、彼のパートナーであり、政府のパートナーであるN・バチェリが、開発の"野ウサギ"として行動していることを確認することで、トルコの進路と運命を封印するためにやってくる。私たちは彼自身が数ヶ月前に言ったことを思い出します。

「スウェーデンとフィンランドをNATOに持ち込んで、彼らが望むように使わせよう。
ロシアに対する新たな戦線を開かせよう。
トルコ、トルコ世界、57のイスラム諸国が参加する新しい安全保障機関を創設することは可能です。

おそらくそれが最善のことです。
 例えば、安全保障機関は『アジア・中東安全保障機構』と呼ばれ、世界におけるNATOの存在感のバランスをとるだろう」
24時間前、イギリス・マスコミは、エルドアンの進路変更を確認し、今やトルコ大統領自身が、WarNews247が2年間書いてきたことを告白するようになった。トルコはNATOを離脱している...

また読む。 バチェリはエルドアンの計画を「釘付けにした」。
 NATOからの脱退と「アジア・中東安全保障機関」への加盟(ビデオ)

エルドアン、トルコはSCOに加わります!
 この情報は、トルコのテレビ局NTVや他のメディアによって今日公開され、米国に出発する前にウズベキスタンでのSCOサミットに出席した後、ジャーナリストへの声明を引用した。

 «このステップにより、これらの国々との関係はまったく異なる立場になるだろう」とエルドアンは飛行機で記者団に語った。
トルコが正式にグループに加わりたいかどうか尋ねられたとき、大統領は肯定的に答えた。
「もちろん、それが目標です」と彼は言った。


トルコは現在SCO交渉国であり、中国、ロシア、インド、パキスタン、イラン、キルギスタン、タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタンが加盟している。
アフガニスタン、モンゴル、ベラルーシ、イランの4つのオブザーバー国もブロックの正式メンバーになりたいと考えており、他の2カ国はすでに参加の過程にあります。
トルコは、アルメニア、アゼルバイジャン、カンボジア、ネパール、スリランカとともに、

現在、グループの特別な「対話パートナー」として認められています。
SCOはまた、早ければ2021年9月にエジプト、カタール、サウジアラビアにこの地位を付与するプロセスを開始しました。

 エルドアンはすでにプーチンに同意している。全ては、エルドアンが既にV・プーチンに同意し、決定がなされたことを示している。ウズベキスタンで開催された上海協力機構サミットの画像は偶然ではありません。
エルドアンとプーチンは"抱擁"を捕らえられ、目に見えてリラックスした気分と笑顔で前進していた。

 実際、レジェップ・タイイップ・エルドアンは、ウラジーミル・プーチンを抱きしめた - より熱狂的 - 一方、彼のロシアのカウンターパートはより中立的だ。
同時に、同じ気分で2人を描いた写真もあり、これも議論の的となっています。
ビデオの再生

 以前、プーチンとエルドアンは、ロシア・ガスの処分だけでなく、他の多くの問題についても合意し、ロシア大統領は、エルドアンは、ゼレンスキーとの会談を絶えず提案しているが、ウクライナ大統領が説明したように、"彼は和平交渉に参加する準備ができていない"と述べた。

 また読む。近年の最も重要なサミットが始まった:プーチン、ハメネイ&エルドアンは、トルコの未来を決定する - 西またはBRICS+...

 最後に、「フレーム」は、プーチン、エルドアン、ルカシェンカや他の指導者たちがテーブルを囲んで座っていたという解説の対象でもあった。前菜とリラックスしたチャット。

しかし、トルコ・メディアによれば、トルコ大統領はウクライナでの戦争に立場をとった。彼は、戦争は外交ルートを通じて終わらなければならないと述べた。実際、彼は人権問題に特に敏感であるように見え、同時にトルコはその地理的位置のために、アジアとヨーロッパの架け橋であると指摘した。


P.T.エルドアンは、それをすべて言った。
また読む。トルコは上海の「中露'NATO'」に入ることを検討!- 目的は、中東で米国を封じ込めることです!

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝