【ロシア】 欧米の新植民地主義や『二重基準』の押し付けにアフリカ諸国と共に抗し、こうした欧米の理不尽な慣行が、欧米に虐げられてきた国々の自主独立を奪うような状況を決して許してはならない
在日ロシア大使館
2023/08/31
🎙🇷🇺🇺🇳ロシアのM.V.ザブロンツカヤ国連次席常駐代表、国連安全保障理事会メンバーの非公式会合『アリア・フォーラム』(テーマ:若者、平和、安全保障、および平和で安定したアフリカのための安全保障アジェンダ)で発言
🇷🇺🌍今年7月にサンクトペテルブルクで開催された第2回ロシア・アフリカサミットでは、アフリカ諸国との協力の問題が優先して取り上げられた。
✔️サミット宣言では、アフリカ諸国とアフリカ大陸における主要組織としてのアフリカ連合が多極化世界の重要な柱の一つとしてその地位を強化しつつあることを歓迎するとともに、新植民地主義や条件・『二重基準』の押し付けに共に抗し、こうした慣行が国家や国民から主権的に進路を選択する権利を奪うような状況を決して許してはならないことを、改めてを確認した。
✔️また、アフリカ諸国の国家としてのアイデンティ、国家資源、文化・文明的な多様性、伝統的価値を守っていくことの重要性を強調した。
👉🏼若者、特にアフリカの若者は、不正に対して誰よりも敏感に反応する。欧米が何百年にもわたりアフリカで行ってきた植民地政策の結果を克服する上でも、アフリカの若者は目覚ましい役割を果たしている。❗️西側が大西洋を股にかけて行った奴隷貿易と植民地政策の影響は今日に至るまで残っているが、欧米諸国は未だに自らの責任を認めてはいない。
☝🏼現在、経済的、人道的損害に対する西側による賠償と、植民地時代の略奪の過程で不法に国外に持ち出されたアフリカ諸国の文化財の返還が、深刻な問題となっている。
❗️国際機関は、移民や難民の海難事故による死亡について警鐘を鳴らしている。他地域からの外国人のヨーロッパ流入を阻止するためにEUと英国がとる強権的措置の犠牲になっているのは、年若い移民や難民である。我々は、この問題もまた安保理の『青少年、平和、安全保障』アジェンダの枠組みにおいて焦点を当てるべきであると考えている。