驚くべきことに"男系天皇擁護派"の論客はみな統一教会系集会で講演(新田均、櫻井よしこ、八木秀次、中西輝政、大原康男、竹内久美子、小川榮太郎、渡部昇一、そしてもちろん、竹田恒泰) 小林よしのり
小林よしのりメルマガ再掲
よーしゃなき【論破祭り】男系固執派の保守層は統一協会と関係か?
皇統の男系派に対する「論破祭り」が、ものすごい盛り上がりとなっている。
8月12日、『男系固執派の「論破祭り」をせよ!』と題してわしが書いたブログがその出発点で、ここにその理念が凝縮されているので、改めて全文掲載しておこう。
男系派はどんな人間であろうと、どんなデタラメな意見だろうと発言をしているから、全体としては「マイノリティー」にすぎないはずなのに、非常に「ノイジー」な存在となっている。
それに対して我々は、皇室に関わることなのだから節度をもって行動しようという意識があったものだから、「マジョリティー」であるにもかかわらず、「サイレント」な状態になっていた。
それでゴー宣道場では高森明勅氏が「サイレント・マジョリティー」から「ボーカル・マジョリティー」になろうと呼びかけ、昨年の衆院選や先月の参院選の選挙期間中には、候補者に対して「愛子天皇をお願いします!」と陳情する運動が、前例のない規模で行われた。
それは確かに意義があっただろうが、しかしこれもまた非常に節度を保った範囲内の運動であり、しかも今後2年以上は国政選挙も行われない。
ノイジー・マイノリティーの男系派に打ち勝つには、ここでもうひとつ殻を破る必要があったのである。
これまで女系公認派は、表立って発言して男系派と戦う人が高森明勅氏とわしくらいしかいない。「多勢に無勢」という思いをしていた。
だからこそ、「オドレら正気か?」の小規模の「巡業」を増やして、論客として戦える人材を発掘していくしかないとわしは考えていた。
この記事の著者・小林よしのりさんのメルマガ
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ところが、「狂気」を解放して男系派を論破せよとブログで呼びかけただけで、これほどの動きが起こるとは思ってもみなかった。
みんな常識と節度を保って発言を控えていただけで、本当は男系派の暴論・珍論の数々に反論したくてうずうずしていたようだ。
そしていざ反論を開始してみたら、みんなそれぞれに勉強していたから、たちまち男系派を圧倒し始めてしまったのだ。
男系固執派は数がいるように見えても、誰も自分の頭では考えておらず、同じ紋切り型の言葉を全員で繰り返しているだけなのに対して、女系公認派はそれぞれが自分の頭で考え、それぞれ自分の言葉で論破している。
わしは一夜にして幾万の味方を得たような気分だった。
そしてもうひとつ、「論破祭り」によって男系派の驚くべき実態が次々と晒されるようになったのも、非常に意義のあることだ。
中でも特に重大な問題が「統一教会」との関係で、驚くべきことに、男系派の主な論客はみんな統一教会系の団体で講演をしていたことが明らかにされた。新田均、櫻井よしこ、八木秀次、中西輝政、大原康男、竹内久美子、小川榮太郎、渡部昇一、そしてもちろん、竹田恒泰もだ。そして、保守系と言われる論壇誌も揃って統一協会の広告塔になっていた。
それだったら「保守派」がみんな男尊女卑になっていたのは当然だといえる。統一協会の教義が男尊女卑そのものなのだから。
統一協会の教義では、韓国が「アダム国」、日本が「エバ国」で、エバの日本はひたすらアダム・韓国に仕え、お金を貢がなければならないことになっている。
そして「合同結婚式」では、日本人の女は韓国人の一番劣等な男に嫁がされて、奴隷のような扱いをされているのだ。
一方、統一協会と戦ってきたジャーナリスト・有田芳生氏と、わしのツーショット写真を、アンチがツイッターで拡散しているという情報も入ってきた。
沖縄の米軍基地に反対している有田氏と並んで写っているということで、「小林は有田と同じ、反基地の左翼だ!」とか言ってるらしい。
ところが、実は「反基地」への攻撃も統一協会の主張なのだ。(注:安倍信者で独立系ジャーナリストの我那覇真子さんもまさにこれ eb)
統一協会系の政治団体「国際勝共連合」の機関紙「思想新聞」では1996年には、沖縄の反基地運動に「過激派や県外からの左翼運動家が暗躍」しているという、現在のネトウヨの定番となっている主張を書き立てている。
同様に、「脱原発」も「思想新聞」は攻撃の対象としており、1989年の紙面には反原発運動を誹謗する記事が載り、福島第一原発事故以降は原発推進の主張を繰り返しているという。
その他、「夫婦別姓反対」だの「LGBTの権利拡大反対」だの、意味のわからない「伝統的家族観」だの、自民党・ネトウヨが主張していることは、統一協会が言っていることばっかりなのである。
ソース
https://www.mag2.com/p/news/549456
以上