【逆転の発想】 叶ったと思ったら叶う
*人生まさかということがあるもんだ。突拍子もない話も多いが、政木さんからは学ぶことは多い。🦐
すべてに感謝の念を持つ
著書名『 奇跡の実現 』~ 欲望を捨てれば、不可能が可能になる ~
政木和三著
プロローグ
幸福になる道、
それは 『 自分が幸福になった 』 と思うことから
【 すべてに感謝の念を持つ 】
椎間板ヘルニアになった時のことである。
腕を上げてもかがんでも、痛くてゴルフも思うようにできなくなってしまった。
そこで宮本武蔵の剣法をヒントに、力を抜いた状態で、ハガキで植物の葉をスパッと切る訓練をした。
この要領でゴルフをしてみると、ものすごく飛んだ。
しかも、まっすぐにしか飛ばない。
この打法を獲得できたのは、まさしく神経痛のおかげと感謝した。
また、神経痛が治ってから、真夏の炎天下で重い荷物を持たなければならないことがあった。
汗がダラダラ出る。
しかし、神経痛だった時は、こんなに荷物を持てなかったが、今は持てる。
神様ありがとうと思った。
病気になったからこそ、荷物を持てるありがたさがわかったのである。
わざわいをもって福となす。
この世のことは何でもありがとうと思えば苦しくなくなるのである。
私は毎日夫婦で一万歩の散歩をしている。
その散歩の時、口ぐせのように
『私達ほど幸福な者はいない』
と言っている。
私の勤める会社の社長のお宅の前に来ると最敬礼をして、
『社長様、本当にありがとうございます』
と申し上げ、感謝の気持ち一杯のお礼を心の中で申し上げている。
『私ほど幸福な者はない』
とすべての人々が思えば、すべての人々が幸福になる。
人間が心配すると、自分のエネルギーで、運命が心配する方向にひきずり込まれていく。
つまり、人は自分ほど不幸な者はいないと思ったら本当に不幸になってしまうのであり、反対に自分ほど幸福な者はいないと思うと、本当に幸福になるのである。
不幸に遭ったら、私は不幸なことを体験したおかげで、こんないいことがあった、ありがとう、と感謝するのである。
神は人間の願いはいっさい受けつけないが、願いたいことがあれば、過去完了形で思えばよい。
欲望を捨て、頭の中ででき上がったことを実行すれば、すべての人々は、最高の幸福の道を辿(たど)ることになるのである。
初版発行:1994年11月25日
10版発行:1995年11月20日
著者:政木和三
発行者:松元淳
発行所:産能大学出版部
東京都世田谷区等々力 6-39-15
印刷:倉敷印刷
製本:豊文社
ISBN 4-382-05260-2
© 1994 Printed in Japan
以上