【出エジプトならぬ出アメリカ】 米選挙後に米国を去る富裕層が過去最多に

2024年11月2日

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選挙後に米国を去る富裕層が過去最多に

CNBCによると、米大統領選の結果にかかわらず、政治的・社会的不安を恐れたアメリカの富裕層が、セカンド・パスポートや海外での長期滞在先を探すため、出国計画を立てているという。

「CNBCは、ヘンリー・アンド・パートナーズ（Henley & Partners）の国際移住に関する富裕層アドバイザー、ドミニク・ヴォレック（Dominic Volek）氏のコメントを引用している。

ヴォレック氏によると、初めてアメリカ人富裕層が顧客の20％を占め、他のどの国籍よりも多くなったという。 海外移住を計画しているアメリカ人の数は、昨年を少なくとも30％上回っているという。

この傾向は、国際税務・移民事務所であるLesperance and Associatesのマネージング・パートナーであるデビッド・レスペランス氏も同様である。 同氏によれば、海外移住の可能性があるとして同氏を雇うアメリカ人の数は、昨年のおよそ3倍になっているという。

その理由として、カマラ・ハリスが純資産1億ドル超の未実現キャピタルゲインへの課税を計画していることや、トランプのMAGA政策などが挙げられている。

また、学校での銃乱射事件、政治的暴力の可能性、反ユダヤ主義、イスラム恐怖症、政府の高騰する負債なども挙げられている。