ウクライナ紛争で纏りのつかなくなったAPEC 早晩G7とBRICSに分裂する可能性も
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共同声明また見送り 中ロが反対、APEC貿易相会合
時事
5/27(土) 5:30配信
アジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合の閉幕後に記者会見する西村康稔経済産業相=26日、米ミシガン州デトロイト
【デトロイト時事】日米中ロなど21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)貿易相会合は26日、米デトロイトで2日間の討議を終え、閉幕した。
昨年5月のバンコクでの貿易相会合に続き、共同声明は見送りとなった。ロシアのウクライナ侵攻を巡る文言に中ロが反対したためだ。
ロシアへの経済制裁強化や、中国依存の低減を念頭に置いたサプライチェーン(供給網)構築を打ち出す日米など先進国と、中ロの対立は深まるばかり。APECの機能不全を改めて露呈した。
議長国の米国が共同声明に代わり、議長声明を公表。声明は「多くのメンバーがロシアを非難した」とする一方、「他の見解や異なる評価もあった」と指摘した。昨年11月のAPEC首脳宣言を踏襲した。
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