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2024.2.17(土)晴れ 本焼きNo.49 Total No.83

焼成開始時気温:9.9℃
焼成開始時湿度:48%
温かい一週間でした。
狭い工房の棚で場所をとっている丸壺と季節外れのカボチャを焼いてしまいたいと思い、なんとか中身の帳尻を合わせた感じです。窯入れ時に1点、テスト用の皿を割ってしまい、結局テストは出来ずじまい…。
<中身>
丸壺x1
カボチャx1
お茶碗x2
絵付けカップ&ソーサー x 1
箸置きx16
※カップ&ソーサーは京白土:もぐさ土=1:1のブレンド。その他は色々な粘土が混じった再生粘土。

<時間>
5:49 電源ON 昇温は温度調節なしで、いっきに1,225℃まで
11:06 1,225℃ ※20分間、1,225℃でキープ
11:27 1,215℃ ※20分間、1,215℃でキープ
11:48 1,205℃ ※20分間、1,205℃でキープ
12:09 1,195℃ ※20分間、1,195℃でキープ
12:30 1,185℃ ※20分間、1,185℃でキープ
12:51 1,175℃ ※20分間、1,175℃でキープ
13:12 1,165℃ ※20分間、1,165℃でキープ
13:33 1,155℃ ※20分間、1,155℃でキープ
13:53 焼成終了
翌15:03 86℃ Open

<特記事項>
良くも悪くも、想定通りの焼成結果でした。

丸壺:(感想)のっぺり…

大きい(と言ってもさほど大きくはないのですが…)ものは施釉が難しいですね…。今回は珍しく事前にテストしていて、小さなテストピースでは気に入った組み合わせだったのですが…。

こういう雰囲気になるつもりでした

もちろん、のっぺり施釉してしまったからのっぺりしてしまったのですが、ある程度大きさ(重さ)があると、微妙なコントロールが出来ないですね。片手でホールドしていることが難しく、どうしても釉薬の中にドボンと落とす感じになっちゃいます。
もう少し、無釉の部分を広くとったほうが良かったのかも、とか、下のほうを厚くしたら良かったのかも、とか、改善するアイディアはあるので、次回以降、工夫してみようと思います。
轆轤で大き目の壺をひくのは大好きなので、施釉が今後の課題です。

早いのか、遅いのか…季節はずれのパンプキン

こちらは定番商品のパンプキン君です。ハロウィン時期にしか販売しませんが、手間がかかるので、丁度良いあまりの粘土が出たら時期を問わずに作っている感じです。
このパンプキン君が、わかりやすく私のやりたいことを表現していますね。
ハロウィンと言う西洋文化のものをうまく日本風にアレンジしたい。そのために、和の柄と和の釉薬(織部)を使っています。
中に蝋燭など、灯りをともすことを想定しているので、内部が黒っぽい色にならないように、中は釉薬をかけないようにしています。これが一苦労で💦
中で風船を膨らませて、目鼻の穴をふさいだ状態で釉薬をかけています。(作業中の写真を撮っておけば良かった。)

こちら今回のメインの絵付けカップ&ソーサー

メインとは言え、焼成としては、あまり特筆すべきことはないですね。3号透明釉をかけて焼くだけです。出来は絵付けの段階でほぼ決まっている感じなので…。
素地は粗めのもぐさ土と京白土を半々で混ぜています。絵付けと言うと磁器にするのが一般的なのかもしれませんが、どうしても土っぽい感じが好きなのですよね。でも、地は出来るだけ白にしたい、と言う想いで現在はこのブレンドになっています。
柄が思いつかず、たぶん半年くらいも棚に置かれていたカップ&ソーサーですが、作業の遅いわたくしですので、5月の鯉のぼりのことを思って鯉にしました。
まわりの柄は、青の呉須にすると、あまりにも『遠山の金さん』になってしまうので、黒の下絵の具にに少しだけ白を混ぜてグレーっぽく。
鯉は鉛筆で下書きしましたが、あとは勢い重視でフリーハンドです!( ・`д・´)

小さめのお茶碗を2個。
こちらも再生粘土に淡水乳濁釉と言う購入した釉薬です。良い雰囲気の釉薬なんですけどね、、、もう少し良さを活かしたい。
(書くの疲れてきました…💦)

で最後、ご購入頂いた際のオマケにする箸置きです。
何気に、今回、この子たちが一番上手く焼けたかな!w

お読み頂き有難うございます。引き続き頑張ります💦

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