男芸者「幇間」鳳川伎連総上げ！京都島原太夫・末廣屋と岐阜へ見にいってみた！
東京と岐阜にしかいない男芸者「幇間（ほうかん）」さん。
日本全国で10人くらいしかいないという超・希少な芸者さんです。
そんなに珍しいのなら一度見てみたいというのが人間の性。
そこで「岐阜の幇間さんを見に行こう！」と行って来ました。
いったいどんな芸を見せていただけるのかとワクワクが止まりません。
今回は「鳳川伎連（ほうせんぎれん）」総上げでのお座敷遊び。
しかも京都島原の最高位の芸妓、島原太夫と一緒という奇跡のコラボをレポートいたします！
まず最初は島原太夫から。
島原太夫とは、天皇に謁見が許された最高位の官位「正五位（しょうごい）」を持ち、公家や大名などに芸事を披露する女性のこと。宮中で舞や琴、茶道などを披露する芸に秀でた傾城(けいせい)に与えられた称号が「太夫」です。（※花魁ではありません。花魁は島原太夫のファッションだけを真似ています）
お席に出るかどうかは太夫が決める権利があり、最初に必ず行われる儀式が「かしの式」です。
次に太夫だけが舞う「いにしえ」が披露されます。
これでお座敷スタートとなります。
現在、島原太夫は4名だけ。
超・貴重な儀式と舞が披露されました。
なかなか見ることのできない太夫さん。んー、もっと見たい！
続きましては岐阜の皆様の芸が披露されます。
トップバッターは舞妓の喜久すゞ（きくすず）ちゃんから。
まだデビューして半年くらいだという可愛らしさが見える舞。
お席でも一生懸命に対応してくださり、見つめられると吸い込まれそうでした。（※カメラマン佐々木は女性です）
続いて芸妓の多満次(たまじ)さん。
舞妓さんの経験はなく、芸妓さんからスタートされたとのこと。
舞台経験がある方で将来を見据えて芸妓さんという職業を選んだそうです。
チャレンジするというのが素晴らしい！
いよいよボスの登場！
喜久次さんと弟分の辰次さんによる舞です。
最後のポーズはなんと、シャチホコ！！！！
は、初めてみた。。。。扇子を足に挟んで尻尾が出来てました。
実は舞妓ちゃんがシャチホコをした方が、帯がコルセットのように支えてくれるので楽なのだとか。
男性によるシャチホコはなかなかハードルが高いそうですが、二人でバッチリ魅せてくれました。
普段であれば4月下旬に桜が咲いているけれど、2022年は早く散ってしまったとのことで「見えない桜をお見せします」と舞ってくださった「夜ざくら」。舞の最後には花吹雪。
美しく儚い桜を見ることができました。
最後は「さのさ」という曲。1番目は表芸、2番目は裏芸というもの。
衝立代わりの襖が用意され、お客さまからスーツを借りての舞はなんと一人芝居のような舞！
わー、面白い！日本人なのに日本の伝統芸能、全然知らないなぁ。。。
日本全国を巡り、その花街ならではの曲や芸を見て回りたい。もっと色々見てみたい！と感じた夜でした。
このときの動画をYoutube「京都散歩の旅」にて公開いたしました。
島原太夫と幇間さんという希少な芸をぜひ見てみてください！
とっても気になる花代についてもお伺いしましたので大公開✨
🌸お座敷基本料金🌸
ひと席(2時間)28,000円(税込)
以降、追加一本(30分)につき5,000円(税込)
鵜飼い観覧 屋形船の場合 乗船より下船まで (17時30分より出船可能。下船20時40分頃。) 30,000円(税込)
いずれも幇間・芸妓・舞妓1名の料金で同額です。
記事を見ていただきありがとうございます。
このブログを書いているカメラマン佐々木よりお知らせです。
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