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Wonder Together 2024年5月
Wonder Together 2024年5月
2年目のWonder Together。
この活動で大切にしたいことは初期から変わらず、
「自然、畑、料理の時間を通して、
・自分の感覚をのびのび使いながら、
ワンダー(未知なことを知ろうとしたり、感じたり、考えたり、驚いたり)を体験すること。
・“多様なものごと”を体験しながら、
まずは自分の感じる/考えることを、
そして他の人が感じる/考えることを、
尊重しあえ安心できる環境を作っていくこと
そして今シーズンはもう一つ、
畑の時間でお邪魔させていただいている
ソヤ畦畑さんが自家採種をしながら大切にされている、
「命のめぐり」。
「これは何だと思いますか?」「ポップコーン!」
ソヤさんが種として大切に残していたとうもろこしを手に取ってもらい始まった会話。
皆んなが食べたことがある一粒一粒は
ポップコーンにもなるし、
実はとうもろこしの種(翌年へ命を繋いでいく)
でもあるということ。
今日はこの「種たち」を蒔かせてもらおう!
と伝え、みんなで畦畑へ歩きました。
「ポップコーン?」「この一粒一粒が種?」
ハテナ?の気持ちを持ちながら、
ソヤ畦畑の悠己くんに教えてもらい
さやから一粒一粒ほぐしボウルに入れ始める。
色とりどりの種を見て
ビーズのようだと表現する人もいたり。
ボウルに集まったひと粒ひと粒の種をポットにいれ、
そっと土をかぶせ、下から水を吸わせる。
残った色とりどりの種たちは、
各自持ち帰りポップコーンにすることに。
今シーズンはとうもろこしの種から始まった畑の時間。
とうもろこしの一生を追いながら、
毎月どんな発見、驚き、ワンダー体験が待っているのか、「命のめぐり」をどんな風にとらえて感じていくのか、とても楽しみです。
畑の帰り道には、
料理で使う野草のイタドリを探し収穫。
別名スカンポというこの植物。
「スカンポ!」と(聞こえるような)気持ちがいい音がするところで折った部分が、
茎も柔らかく皮もむきやすく料理に向いているよ!
じゃあこれはどうかな?
ここで折るといいかな?と、
2本、3本、どんどん収穫。
最初はどうやって収穫すればいいか戸惑っていた人も、「あ!いい音なった!」と音に夢中になって収穫。
公民館へ戻った後、
私も毎回1人でヒーヒー言いながらやる
イタドリの皮むき。
でもみんなでやると早い!
大人の手もかりながら時に休憩しながら、
最後まで皮をむききってくれました。
イタドリジャムをぐつぐつ煮詰めている間、
クレープ作り。
もちっという食感、かりっという食感を目指す人。
すこし焦げ目をつけたい人。
今日はみさちゃんに作ってほしいので作って!いう人も。
Wonder に来ている人
みんなが食べれるようにと、
何枚もクレープを焼いてくれた人も。
できあがったクレープに
イタドリジャムとバターを塗って。
「このジャムめっちゃ美味しい!」という人もいれば、
収穫・皮むき・調理まで関わってくれたけど
未知のものを食べることにあまり気が進まない人も。
じゃあクレープにバターときび砂糖ちょっとつけてみて、「あ!めっちゃ美味しい!」。
余ったジャムはそれぞれ家に持って帰ってもらったので、気に入った人も、Wonderでは食べなかった人も、
お家で楽しんでもらっていますように。
2年目のメンバーの成長や変化を
とても嬉しく見受けながら、
またこうやって今シーズンのWonder Together を
スタートできたことに
とても嬉しくなりました。