最後の晩餐は何だろう
人生最後の日に、何を食べたいか?
今まで幾度となく問いかけられてきた。
その度に、答えは違っていた。
その時々で、大切にしていることが影響しているのだと思う。
まだ若く格好をつけることを優先していた頃は、
どこの誰だかのセリフをマネて、
「あれ食べたいこれ食べたいとか考えるけど、結局メロンパンでも齧ってるんだろうな」なんて言ってた気がする。
書いてて恥ずかしくなるこんなエピソードも、若かったなと流せるまで大人になった。
そんな今、「さいごに何食べたい?」と問われたら、なんと答えるだろうと考えてみる。
悩むことも迷うこともなく、頭に浮かんだのは、
妻さんのつくる料理だった。
お味噌汁に、白米。
おかずは、妻さんにお任せしよう。
妻さんと結婚した決め手は、胃袋を掴まれたから。
だからこそ、最後の晩餐は、妻さんの手料理。
そう思ってから気づいた。
手料理だけじゃなくて、誰と食べるか。
が重要なんだ。
叶うことならば、最後の晩餐は、
家族みんなで妻さんの手料理をお願いしたい。
そんな想像をしながら、妻さんと娘と
鍋を囲んだ今日の夕飯。
◇
くまさんの初企画に、参加させていただきました。
くまさん、こんな感じでどうでしょう?