#029 金持ち父さん貧乏父さん 実践その1:まず5つの障害を乗り越えよう (#1 恐怖心)
(※この記事は2021/3/16に投稿されたものとなります(https://earth76.com/029-%e9%87%91%e6%8c%81%e3%81%a1%e7%88%b6%e3%81%95%e3%82%93%e8%b2%a7%e4%b9%8f%e7%88%b6%e3%81%95%e3%82%93-%e5%ae%9f%e8%b7%b5%e3%81%9d%e3%81%ae1%e3%81%be%e3%81%9a5%e3%81%a4%e3%81%ae%e9%9a%9c%e5%ae%b3/))
昨日までは第一の教え~第六の教えについて記載してきた。
・第一の教え:金持ちはお金のためには働かない(→#013)
・第二の教え:お金の流れの読み方を学ぶ(→#014)
・第三の教え:自分のビジネスを持つ(→#018)
・第四の教え:会社を作って節税する(→#021)
・第五の教え:金持ちはお金を作り出す(→#025)
・第六の教え:お金のためではなく学ぶために働く(→#028)
本日からは、実践その1~その3まで記載し、私の解釈も含めて解説して行きたいと思う。
・実践その1:まず五つの障害を乗り越えよう ←【本日】
・実践その2:スタートを切る為の十のステップ
・実践その3:具体的な行動を始めるためのヒント
■こんな人におすすめ
・損をすることが怖いと思う人
・お金持ちのマインドがどんなものか興味がある人
・卵を複数のかごに入れることが定石と考えている人
■実践その1:まず五つの障害を乗り越えよう
まず、以下の五つの障害を乗り越えるべきだと述べている
・1.恐怖心 ←【本日】
・2.臆病風
・3.怠け心
・4.悪い習慣
・5.傲慢さ
■五つの障害ー1.恐怖心
まず、前提として
・お金を失うこと、損することが楽しくて仕方がない人は存在しない
と述べている。つまり
・損をするのが怖いのは当たり前
で
・その恐怖は誰もが持っている
とのこと。これには「金持ちも含む」とのこと。
では、何が問題かというと
・恐怖を持つことではなく、それに対する対処のしかた
だとのこと。つまり
・損をしたときにそれにどう対応するか
が問題であり、
・失敗に対する対処の仕方が人生に違いを生み出すと言っても良い
とのこと。
金持ちと貧乏にの間の大きな違いは、この
・恐怖をどのように処理するか
であるとのこと。
■失敗をばねにする
金持ち父さんの経験上、
・勝利は敗北の後にやってくる
とのこと。自転車やゴルフ、恋愛の例を引き合いにだして
・自転車に乗れるようになるまでには、何度も転ばなければならなかった
・ボールを一個もなくしたことのないゴルファーはいないであろう
・失恋の経験が一度もなくて大恋愛を実らせたひともなかなかいないであろう
と述べ、
・同じように、一度も損をせずに金持ちになったという人もいない
と述べている。
確かに、お金以外のことに対しては皆上達をする為に努力したり、失敗したりするけれども、お金のことになるととたんに上達をする為の努力を辞めてしまう、というのは一理ある。
なぜだろう、と思ったところに以下のような分析を提示している
・たいていの場合、人が金銭的な成功を手に入れられない最大の原因は、金持ちになる喜びよりも損をする苦しみの方を考えてばかりいるからだ
うん、その通りである。
・世の中の大部分の人が金持ちになることを夢見ているが、損をするのを恐れるあまり何もしない
というのは真理であると思う。
■負けを受入れ、勝利に変える
金持ち父さんは
・たとえ損をしても、いずれはそれを得に変えることができる
・失敗しても、それが自分をより強く、より賢くしてくれる
というマインドを持ち、
・損失に対しどのような態度をとることが出来るかを知っていた
これこそが、
・金持ち父さんと他の人との間の勝敗を分けた鍵
とのことだ。このやり方を知っていたから、
・ほかの人が尻込みしてしまうところでも前に進むだけの勇気を持てた
とのこと。
■アラモ砦の例
テキサスにアラモ砦という砦があるそうで、ここはテキサスがまだメキシコ領だった時代があり、そこから独立しアメリカに編入を希望していた部隊が、メキシコ軍に全滅させられた場所として、観光名所になっているそうだ。
この戦士たちはある意味戦死した為、「負け」たわけだが、その後「アラモ砦を忘れるな!」というキャッチフレーズが出来上がり、そのフレーズに奮い立たされた民衆が蜂起し、最終的には独立を「勝ち」取り、アメリカに編入された、という歴史があるそうだ。
■真珠湾の例
また、日本が太平洋戦争において真珠湾を奇襲攻撃したことは、アメリカにとって「負け」であったが、「リメンバー・パールハーバー」というキャッチフレーズを作り、結果日本軍をねじ伏せ、世界の覇権を握った、という事例もある
■敗北によってやる気を奮い立たせる
アラモ砦も真珠湾も、当初は「敗北」であったが、それによって人々が「奮い立たされ」、結果より大きな「勝利」を勝ち取ったという例である。
このように、
・失敗をこやしにしてやる気を起こすものが勝者
となり、
・失敗によって打ち負かされるものが敗者となる
というのが、大きなターニングポイントになる、という考え方である。
すなわち
・負ける事を「嫌う」
ことと、
・負けることを「恐れる」
ことの間には、大きな違いがあるとのこと。
この言葉はその通りだと思われる。
・負ける事を「嫌う」
人の行動は、
・負けた原因をきちんと研究し、
・次の試合で負けないように努力をする
し、
・負けることを「恐れる」
人の行動は
・負けた原因を研究せず
・次の試合でも負け続けるか、そもそも試合をしなくなる
といった違いがあるであろう。
■バランスではなく焦点を絞る
投資行動についても言及しており
手持ちの金は少ししかないが金持ちになりたいという人にとって必要なのは、
・バランスをとること
ではなく
・焦点を絞る事
だと述べている。理由は
・バランスを大切にする人間がお金を貯めるには時間がかかり
・且つ、いくらかの危険は伴っている
からとのことだ。
そうではなく
・わずかな卵をいくつものかごに分けて入れるというのではだめ
で
・沢山の卵をごく少ないかごに入れて、フォーカス(FOCUS: Follow One Course Until Successful 成功するまで一つの道を進む)すべきだ
とのこと
これには正直驚いた。
私も教科書では「リスク分散」「ポートフォリオ戦略」「一つのかごにいれるな」と学んだ。
その為、この逆を提示しているのはとても斬新であった。
恐らく、「程度」の問題なのではないかと推察する。
自転車から「転ぶ」のは良いが、「トラックにひかれる」だと再起不能になってしまう
ゴルフボールを「なくす」のは良いが、「人にぶつけて後遺症を与える」だと、恐らく二度とゴルフはやりたくなくなるだろう
恋愛で「失恋」程度なら良いが、「結婚詐欺に会い借金返済に一生かかる」だと、恋愛どころではないだろう
お金も「転ぶ」程度の失敗を繰り返し、お金の「乗り方」を徐々に覚えていく、ということを筆者は言いたいのではないかと推察する。
決して、「ゴルフを辞めて」しまってはダメで、それでは「ゴルフがうまくなることはない」ということだと考える。
実際筆者は、最後に
・対した才能もいらない、ちょっとしたゲームに過ぎない
・教育だってそれほどいらない。小学校5年生の算数で十分だ
と述べている。但し、特別な才能はいらない代わりに、
・「心構え」が肝腎
だと述べている。つまり
・やる気、忍耐
が必要で、
・失敗に対して堂々たる姿勢を取れる必要がある
とのことである。
■まとめ
以下、本日のまとめです。
・実践その1:五つの障害の一つ目は「1.恐怖心」
・損をするのが怖いのは当たり前
・問題は恐怖への対処のしかた
・一度も損をせずに金持ちになったという人はいない
・自転車に乗れるようになるまでには、何度も転ばなければならないのと同じ
・失敗をこやしにしてやる気を起こすものが勝者
・失敗によって打ち負かされるものが敗者
・負ける事を「嫌う」ことと負けることを「恐れる」ことは異なる
・勝つためには負けることを「嫌い」、原因を研究し、次に勝てるように努力を繰り返すべき
・投資行動はバランスをとるのではなく、焦点を絞るべき
・但し大負けし、再起不能にならないよう、少額でかすり傷程度で学習を繰り返すべき
・お金持ちになる為には対した才能もいらず、ちょっとしたゲームに過ぎない
・但し「心構え」が肝腎で、やる気、忍耐、失敗に対して堂々たる姿勢を取れる必要がある
以上となります。
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