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2024立秋 獅子座の季節(7/23~8/22)

夏の土用が始まり梅作業。
日がな梅を干し、ひっくり返し、夕方前には取り込んで。
そんなことを数日続け、ふっくらするまで乾かします。

こんな一見のんびりする作業も根気が必要。
獅子座はいったん始まったことを続けていくのは得意です。
燃え盛る灼熱の太陽を梅に閉じ込めていく。

最も暑い季節を牽引し、活力と熱量を与えるにふさわしい。
決して弱音を吐かない王の中の王と言えるでしょう。

大暑から始まる獅子座は夏を維持していくパワーに溢れています。
一般的に言われている獅子座というのは
チームのエースであり、高いプライド、自信家、派手好き、
ヒーロー・ヒロインのようなドラマティックな人生、
陽気で頑固、そんなイメージでしょうか。

常にセンターに立ち、支配者側が似合うはずなのに、
そんな獅子座に出会ったことは一度もありません。

比較的、男性の方が太陽星座を生かしやすいため
らしさを醸し出す人はいますが、
女性でいわゆる女王様のような人はあまり見かけません。

これは日本人が奥ゆかしさや謙虚さを美徳にしてきた背景もあるように
文化的な違いは大いにあると考えています。

日常の中に非日常のまま生きようとすると
齟齬が生まれるのは想像に難くありません。
獅子座らしさというものは、「特別な私」、という点で散見されたら
太陽を生きている感じがつかめるでしょう。

そのサインらしさは、とくに前半生まれの人に出ると言われます。
後半は対向サイン(獅子座であれば水瓶座)の影響や
次のサイン(獅子座なら乙女座)に向かう勢いも影響します。

その占星術とリンクしてくるのが暦だと感じています。
獅子座16度で立秋。
この暑くてたまらない夏休み真っただ中で秋が立つとはこれいかに。

一つ目の季節の節目、牡牛座がキープしてきた立夏の熱は
ふたつ目の四立である獅子座のど真ん中で秋へと移行し始めます。

銀河系の中心でめらめらと燃え、
全ての惑星を従えている太陽は獅子座の守護星。
実りの秋、豊饒な大自然からの恵みこそ
全ての命を養う源泉なのだと
獅子座は存在で示しているのではないでしょうか。

今年は8月7日に立秋を迎えます。
今までの暑さとは違う空気を感じてみてください。

獅子座の七十二候を見ていきましょう。

二十四節気「大暑(たいしょ)」

・桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)7月23日頃
桐の花が実を結び始める頃。青桐(アオイ科)と区別するために普通の桐を白桐(キリ科)と呼びました。初夏に藤色の花がさき、この頃に実を結んでゆく。桐は箪笥や下駄など暮らしの道具に欠かせないものです。切れば早く成長し割れや狂いが少なく軽い、日本においては特用樹だそうです。

・土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)7月28日頃
土がじっとりとして蒸し暑くなる頃。蒸し暑いことを「溽暑(じょくしょ)」と言います。このにわか雨、夕立のことを「驟雨」(しゅうう)と呼び、馬の歩数が多い、馬が速く走ることの意、にも当てはめたそうです。確かに強烈な雨粒の音は馬脚に聞こえなくもないかな‥。

・大雨時行(たいうときどきふる)8月2日頃
ときどき大雨が降る頃。むくむくと湧き上がる入道雲が夕立になり、乾いた大地を潤します。この雨があってこそ夏野菜が育つ。めぐみですね。

これら雨をぬって土用干しをしてきました。
四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前18日間のことを指します。
大暑の時期がすべてそうですね。

梅干しだけでなく、衣類にも当てはまります。湿気を祓う意味もあり。
土用の鰻、土用餅、土用蜆(しじみ)など夏バテ予防の食事がお勧めです。う、のつくものを食べると良いとされていました。

それが理由か、この時期の「丑湯」も推奨されており、桃の葉、蓬、どくだみ、など薬草を入れて病気を予防したそうです。


太陽、夏の異称に「朱炎」(しゅえん)という呼び名があります。
朱色は朱砂(しゅさ)という鉱物から。草木染よりも長持ち、色あせない、ことから永遠の象徴になり、太陽をあらわす言葉になったそうです。
獅子座にぴったりですね。

二十四節気「立秋(りっしゅう)」、今日の秋

・涼風至(すずかぜいたる)8月7日頃
涼しい風が吹き始める頃。まだ暑いからこそ、ふとした瞬間に涼を感じることができます。この頃は夏休みでもあり花火が各地で開催されています。もともとは秋の季語だった花火。涼風のもとで見上げたいですね。

・寒蝉鳴(ひぐらしなく)8月12日頃
カナカナと甲高くひぐらしが鳴き始める頃。日暮れに響く虫の声は、一服の清涼剤。寒い蝉、ふわりと秋風を感じ切なく聞こえるのかもしれません。
この時期はお盆にも重なり、奉公人が帰省する言葉があてがわれていました。「藪入り」、旧暦の7月16日ごろがこの頃にあたるのでしょう。

・蒙霧升降(ふかききりまとう)8月17日頃
深い霧がまとわりつくように立ち込める頃。秋の「霧」に対して、春は「霞」と呼びます。霧立ち人(霧のように心に隔てがあるひとのこと。いつかは晴れる可能性を残している言葉。霧の帳とばり、霧の幕、霧の籬(まがき)、、何かに遮られている様子)など、秋の気配を感じる言葉ですね。

五行で秋は西・白、だとか。
西方を支配する五帝の一人、白帝。
白帝は秋を現す言葉にもなりました。
春は青帝、夏は赤帝、冬は黒帝、と言われています。

五行と占星術を絡めて考察するのも面白そうです。

繋がっていないものはないのかな、と。



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