『パイオニア環境解説』 【5cニヴ】(2024/5/29〜)
『はじめに』
多色カードは単色カードに比べて唱え辛いことからカードパワーが高く設計されており、5色も使うとなるとそのパワーは凄まじい。5cニヴでは「白日の下に」を使うことで相手に合わせたピン刺しのメタカードを投げるシルバーバレット戦術が可能となり、あらゆるデッキを対象できる。まさに黎明期から現代に残る玄人好みなミッドレンジデッキだ。
https://article.hareruyamtg.com/article/80122/(晴れる屋の5cニヴ記事。絶対こっちの方が参考になるよ…)
『デッキリスト(例)』
『デッキ解説』
イゼット団の団長ことニヴ=ミゼット様。デッキの名を冠する再誕ニヴは色の組み合わせ毎に1つずつ手札に加える効果で大量のリソース確保ができる強力な1枚。飛行6/6のスタッツも優秀で、このカードを着地させることが出来れば一気に盤石だろう。
5cを使う上で外せないのがこのカード。あらゆるパーマネントをこれ1枚で対処できる。序盤から終盤まで腐らない。
5マナ以下のカードをサーチして唱えるカード。盤面に余裕があれば「再誕ニヴ」、〆に行くなら「ティボルト」の裏面、墓地対策なら「クローティス」や「土建屋魔除け」などなどあらゆる不利をひっくり返す重要な1枚。
アグロ対策の決定打。最近増えてきた赤単を見るためにも3〜4枚は採用したい。
単色にしか撃てないが、触れる範囲がかなり広い1枚。「無駄省き」のようなさわり辛いカードを除去できるが、無色カードは除去できない点に注意。
何故かキャントリップがついてるドロソ。序盤に余裕があれば置こう。ヨーリオンでブリンクしても美味しい。
何故か伝説が付いてないマナファクト。何枚も並べると回復が染みる。このカードがあれば森の女人像要らないです。
サンダージャンクションで追加された1枚。実質第2の白日かも?
除去、アド、墓地追放をこなす器用なカード。色拘束が激しいのでそこだけ注意。
とりあえず入れてけ枠。
なぜか全追放、おまけで培養トークンというフィニッシャー生成。白日でブッパしましょう。
定着すると勝ち。以上
なぜかキャントリップ。土地を置けばライフゲインなのですぐに削られたライフを取り戻すことができる。3回土地を置くのは無理です。
ドローが付いてるので腐らない二面カード。オルゾフカラーのデッキが流行ったら高騰するか?
墓地対策しながらライフ詰めたり回復したりマナ出したり。
ビートダウンで除去耐性を上げるために採用するカード。序盤の優秀なブロッカーとしても使える。
相手のクリーチャーかファクトを除去、それを唱えることで奪うこともできる。デッキの対応力を上げつつアドも取れる良カード
定着すればフィニッシャー性能が非常に高い1枚。相手の墓地にあるシェオルをゾンビとしてリアニしたり、自分の墓地にあるETB持ち(特に再誕ニヴ)をリアニしたりと追加効果も狙える。
盤面に余裕があって詰めていきたい時や5/5を置いて盤石にしたい時に持って来よう。
落魂できれば2枚除去できるハイコスパのカード。フェッチランドに乏しいパイオニア環境では簡単に達成できないものの除去できる範囲が広いので便利。プレインズウォーカーを破壊できるので天敵であるアショクを見れるのもポイント
2ドローもしくは2ルーティング&全除去として使えるカード。高コストのカードが多いので全除去はちゃんと機能しやすい。ただのドローソースを入れるより圧倒的に強い。
フラッシュバックを持ち、強力なバフを与えるソーサリー。インスタントでは無いので破壊不能による防御的な使い方はできないものの、絆魂のおかげでライフレースをひっくり返すことができる。赤単を泣かせる1枚
『サイドボード』
シルバーバレット戦略が取れる以上メインがサイドボードとも言えるデッキだが、プレイヤーの思想によって様々なサイドボードが使われている。ただし、苦手なコンボやコントロールに対して強く見るためのサイドはよく練られているのでその点は意識すべきだろう。
2枚以上必ず採用されているプッシュだが、このデッキの除去が全て2マナ以上の重いものであるという理由でこのような採用されている。赤単など速度の早いデッキを見るためにはテンポ負けしないためにも必須だろう。
『立ち位置』
文頭に載せた晴れる屋記事の通り、現在の立ち位置はかなり良い。苦手なデッキがほとんど環境から追い出されているので戦いやすいのだろう。
『終わりに』
シルバーバレット戦術が可能なデッキは5cニヴの他にもエニグマファイアーズなどがありますが、ミッドレンジ気質の強いこのデッキは自由枠が多く、様々なカードを試す余地があるので回していて本当に楽しいです。土地が高いものの他のフォーマットに流用できるカードが多いのでコスパ最高です!組みましょう!