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逆さまの月明かり

そこに光がある。

それが分かる写真をみるだけで泣きたい気持ちになる。

本当に涙の粒が出るような綺麗な気持ちではなくて、エモーショナルというか、懐かしいというか、
こういうものを美しいというんだみたいな。

写真を撮る意味みたいなことを感じたときに
泣きたい気持ちになる。なぜ。

自分がカメラを持つとき、レンズは光のある方を追っているが光全体を追いすぎて、説明しすぎてしまう気がする。
一筋の光、そしてそれを示すもの、みたいな写真が撮れるようになりたい。

なんとなく光が好きな過去写真を集めてみた。

夜8時、いつもより早めの時間だったが
プラネタリウムをセッティングすると、
昼寝してない息子はグースカ寝てくれた。

風の音が外から聞こえてくる割に部屋の中は空気がこもっていて長袖だと地味に暑い。

カーテンを少し開くと網戸からふわ〜っと夜風が入ってきた。
そして月明かりが逆さまにわたしに届く。

チ。と文字入れしたくなる写真が撮れた。
まぶしくないけど明るい月の光って落ち着く。

フィルムでエモい写真を撮れるようになりたいヨ。

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