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「長期配当株投資」についての大切なこと(保存版:雑記部分など随時加筆修正予定𓂃◌𓈒𓐍🍀)

私が長期保有株を売却する時は、その企業の株を二度と買うことはない ”永遠のさようなら” の時です。

 皆さん、こんにちは。あらためて株式投資歴23年の「超長期高配当株投資家紫宝と申します。現時点での個別株の保有銘柄数は約200です。投資資金にゆとりが出来て以降は、配当金再投資の範囲内で中小型成長株への投資も精力的に行なってきたため、少し前までは230銘柄ほど保有していたのですが、2022年末にX(旧Twitter)で株アカウントを開設し、他の力ある投資家さんたちと情報交換をしてきた結果、改めて私の投資の主軸である「大型高配当株」に集中しポートフォリオを強化していきたいという気持ちが強くなりました。

 ということで、昨年からさらに強まった東証による「PBR1倍政策」や、「バフェット効果」「円安(今は若干の円高回帰傾向)」による海外投資家の日本株買い、AI・半導体ブーム」等による日本株爆上げのおかげで計画以上に大きく含み益が出て恩株化済みの低配当成長銘柄を中心に一部整理利確し、三菱商事三井物産東京海上三菱HCCJTや5月の決算報告以降急落していたNTT、その他ホンダなどの大型主力株に再度集中投資している状況です。

 今日は普段同様、あちこちに脱線しつつも、リアルトークのようにお話をしていくことになるかと思いますが(ごめんなさい🙇‍♂️)、お伝えようとしている「投資の肝」の部分を少しでも感じていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

【超長期配当株投資のすすめ(フルマラソン投資)】

 さて、私は投機的な瞬発力優秀なトレード脳を持ち合わせていないことは常々自覚しているため、株式投資に関してはスタート初期から、原則、短期で勝ち負けを決しない「超長期配当株投資」の手法・スタンスで臨んでいます。
 つまり、「最低でも10年以上の長期保有」を前提としており、その視点で主力・準主力銘柄を選んでいます。
 イメージとしては、短中距離走ではなく、42.195kmのフルマラソンです。50m走や100m走で勝つ能力が無くても全く構いません。逆に非常に長いレースとはなりますが、欲や煩悩に負けず、周囲の雑音にも惑わされずに完走することができれば、それなりの確度で不就労所得的にも資産的にも大きく成功することが出来ます。

 フルマラソン投資では、自分自身で用意した周到な資金計画による買い増しプラン(時間軸分散セクター・銘柄分散)と、適時メンテナンス(四半期決算ベースでの業績・方向性の把握)を大切にしつつ、マイペースでゴールまで走り抜けます。もちろんマイペースとは言っても、ただの楽観主義や行き当たりばったりの運任せ投資ではなく、十分に納得のいく規模と確率で最終的に大きく儲けていく必要があるため、インカムゲイン(最終的には平均簿価利回り10%超をキープしつつゴール)と、後からついてくるキャピタルゲイン(ポートフォリオ全体での(〇倍~)恩株化を狙う)の両方を味方につける必要があります。

 そして、その為には当然ですが、長期で業績・財務が良好、成長可能性もあり、万が一の際の短期復活力もある企業でポートフォリオの土台を固めていく必要があります。つまり、投資先企業の深掘り、企業やその業界を取り巻く環境や歴史の勉強、将来的展望の把握が必要です。
 もちろんいっぺんにでなくて構いませんし、S株(1株)で試し買いをして、現実的に銘柄に深く興味を持てる状態にしてから、企業の過去と未来、その両方をバランスよく、自分の中で消化できるまでゆっくり繰り返し見ていくのでも大丈夫です。
 特に将来の部分については、今の時点では上手くイメージできなくても構いません。今は時間のある時に決算報告や企業HPをチラッと読むなどの小さな努力を積み重ねていくだけでも、銘柄の保有動機となるベースの知識だけでなく、長期保有する上での覚悟や自信がつき、暴落時にも良い意味で粘着性や落ち着きが出てきますので、十二分に価値があります😌
 例えばですが、NTTに関して言えば、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)事業の内容や進捗、成長可能性や将来の業績への寄与度についてどの程度理解していますか?全て企業の大切な未来に繋がることです🍀

【PERやPBR、EPS、ROE、ミックス係数等の基本指標について】

 まず、これはベテラン投資家も含めて多くの人が行なっていることと思いますが、基本指標(PER・PBR、EPS・BPS、ROE・ROA、配当性向、自己資本比率)を見て、現時点での収益面・資産面での割安度企業の財務安定性収益力配当余力上振れ下振れ可能性などを確認しますよね。
 これらの基準については多くの基本書籍やインターネット、X、YouTube等でも取り上げられているので詳しくは説明しませんが、PBRであれば1倍~1.5倍以下(私は原則0.7倍以下)を基準に、PERであれば業種平均にもよりますが10倍~15倍以下(私は原則10倍以下)を基準に、簡易的に割安かどうかの判断、スクリーニングをしている人が多いと思います。

 最近ではPER×PBRミックス係数を合わせて使用し、よりバランス重視で見る人も多いですよね。ミックス係数とは、純資産と当期純利益の両方で株価の割安性を測定する 指標です。 計算式は「ミックス係数 = PBR × PER 」であり、全業種の中央値(目安)はおよそ11.6です。平均的なPERを15倍、PBRを1.5倍程度であると考えると、22.5あたりが目安とも言われていますが、日本株はやはり元々低めに出ていますので、私はそこよりもずっと低い7~10くらいを一つの基準、目安としています。
 もちろんそれだけでなく、低PBRの際のROEの確認やそれらの指標の大元となっている業績の確認などやることは沢山あります。また、基本指標をざっと把握できるようになったのであれば、事業ステージごとのキャッシュ・フローの動きを見て、今は「導入期・成長期・成熟期・衰退期」のどこに位置し、今後どのようなスパンで企業が変化していくのかを予測していくことも大事です(私たちが投資している大型優良企業は、既に成熟期に入っているものが多いですが、その中でも細かい事業分野では未だ成長段階にある、あるいは新規事業(新規地域含む)への投資などで新陳代謝を図っている最中のものもあるので、少し余裕が出てきた人はそのような細かい部分にもアンテナを張っていくと分析の精度が上がってくるかと思います。

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