(9069)センコーグループHD、決算振り返り、バリュエーション、決算時の株価変動についての所感

お疲れさまです。今日はおそらく多くの方がご存じの、今期で「22期連続増収✨16期連続経常増益✨14期連続過去最高益✨を更新予定！」「10年以上非減配！」と絶好調の総合物流企業、「センコーグループHD」(時価総額約1700億円)について、決算のおさらいをしながら、適時、その他必要データを織り交ぜて、所感を述べていきたいと思います。それでは行ってみましょう🍀(※念のため、銘柄購入を実際にご検討される際には、ご自身の目で企業IRや四季報等のデータをご確認ください)

【企業概要(四季報より抜粋・加筆)】

【決算】3月【設立】1946.7【上場】 1961.10
【特色】 3PL（物流一括受託）大手。商事、フィットネス関連、包装容器製造など展開。M&A積極的。
【続伸】3PLは既存客の物量鈍いが前期開設センター寄与。新規開拓進み、冷凍・冷蔵堅調。商事貿易とライフサポート、ビジネスサポートでも買収会社貢献。中央化学も着実。償却費増こなす。連続増配。
【拡大】量販、ディスカウント、菓子メーカー向けなどセンター稼働予定。25年度の拠点開発も進捗。M&Aは物流・非物流領域とも小規模案件を軸に進める方針
【大株主(2024.6.17時点)】には、旭化成(7.4％)、いすゞ自動車(2.5%)、積水化学工業(2.1%)、東京海上日動火災(1.7%)、積水ハウス(1.4%)など。
<外国人持株比率>21.9%、<浮動株数比率>6.0%、<投資信託持株数比率>9.8%、＜少数特定者持株数比率>47.0%

四季報

センコーグループは、企業向け物流を主力とする総合物流企業です。積極的なM&Aで事業を拡大、そのグローバルな展開力も魅力の一つですよね。新型コロナの影響からは脱したと言って良いと思いますが、他業界同様、燃料費の急騰などは懸念点として残ります。全体的には事業環境も良好で、中期経営5ヵ年計画の2期目も増収増益、今後も楽しみにしたい企業です。

◎２０２４年３月期決算の概要

✅2024年3月期決算のポイント

・対前年比では、820億円増収(＋11.8%)、43.7億円営業増益(＋17.1%)、6.0億円当期純増益(+3.9%)！
・公表対比では、16億円減収(-0.2%)、2.1億円営業増益(＋0.7%)、10.6億円当期純減益(－6.2%)
・期末配当は19円で、年間配当は38円(2023年3月期は34円)

✅セグメント別の概況と増減要因