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間違いのないプレゼント

私は、割と人に贈り物をするのが好きな方だ。
基本、贈り先の人のことが好きなので、その人の好みや生活スタイルなどを加味して、数ヶ月かけて贈り物を選ぶ。
選ぶ時間も楽しい。

それとは別に、「1,500円のプレゼント交換で、○○ をもらってガッカリした」 というネットの記事を見ていた。

プレゼント交換 (誰のものが誰に当たるか分からないもの) なんて、小学校のときにやったっきりでとんと縁がないもので、今更考える必要もなかったのだが、たしかに誰に当たっても当たりだのハズレだのをピタリと合わせることは難しい。

難しいのでプレゼント交換をする予定はないものの、予算 1,500 円という枠の中で何が外れないかを色々と考えてみた。
仲良くなくても老若男女関係なくあげられて、当たりではなくても大きくハズレもしないもの……。

ナゾナゾのように正解を見つけにくいものであるが、一旦私なりの答えが出たので共有してみたいと思う。

「こんなのもあるよ!」 とか 「それはハズレだよ!」 というご意見があれば教えていただけると幸いだ。

さて、現時点での私の解は下記である。


↑ これは 6 缶セットだが、予算 1,500 円なら 3 缶 (各味 1 缶) で。

多分、多少かさばるけれどそんなに重くもないはずだ。

普段、パンを食べない人でも災害時には 「私パン食べないから😅✋」 などとは言っていられないはずだ。
どうやら最近はこのような 「おいしい保存食」 界がかなり賑わっているようなのだ。

さすが、美味しいもの大好き日本人 + 災害大国日本で、生まれるべくして生まれた商品とでも言うべきだと思う。

実は私は気になっているものの食べたことはない。
カロリーメイトのチョコ味がおいしいため、保存食として母親が購入してきたものの、兄弟間でおやつにしてしまってなくなってしまうというのは卑近なエピソードだが、このパンでもそんなことが起こりそうだ。

普段パンを食べ慣れない人でも、災害時なら食べるかもしれないと受け入れられる可能性が高い。とりあえず取っておく、と。
食べる人なら、「(自分でさらに買うかどうかを判断するために) どんなものか試しに食べてみる」 という試食にもなっていいのではないか。

お菓子だのバスボムだのハンドクリームだのタオルだの、やっぱりそれは 「平常時」 だから当たりだのハズレだのと贅沢を言うわけで。

非常事態に食べ物があって、さらにそれがおいしいものなら嬉しいではないか。
多分携帯トイレとか長期保存可能な水とかもある意味喜ばれるだろうがプレゼントとしてはふさわしくない。

その点、「おいしい缶パン」 はかなりいい線を行っている。

「ん? 缶パン?😳😳」 って最初思うかもしれないけれど、ジワジワと 「おお~!😲👍」 みたいな気分になってくるのではないか。


ただ、「プレゼント交換」 自体が 「わー、こんなん当たって嬉しい!😆😆」 ってなるより、「??😳😳」 みたいになる確率が高そうな気がする。
なぜならより 「汎用性」 を重視して、無難なものを選ぶからだ。

引越しの挨拶の時と似ているが、私とパートナーが今の家に越してくる時は (私の推薦で) きのとやの札幌農学校のクッキーにした。
個人的にめちゃくちゃ美味しいと思っているので。
価格も手頃だし、それなりに量も入っている。賞味期限もそこそこあるはずだ。

そうしたら (もう転出されてしまったが) たまたま下の階の方が北大卒業生だったらしく (凄い!)、「北大なんですか!?」 と訊かれたが、滅相もない🤯 とお答えした。

きのとやのクッキーでそんな誤解を招くことはまれだと思うが、「クッキー、食べないんだよねぇ……」 という人もいると思う。
ちなみに (この方も転居されたが) 上階に越してきた方も、現在の隣の方もクッキーをくださったような気がする……。

やっぱり今はタオルじゃなくて消えものが主流なのかもしれない。
うちはクッキー食べるのでありがたくいただいたが、食べないおうちは人にあげるのかな🤔🤔


最近、北海道の方から (自分で育てた?) 野菜をいただいて、そのお返しに悩んでいる。

私は神奈川出身なのだが、神奈川県の自慢といえば個人的には鳩サブレーだ。私は鎌倉出身ではないがかわいい & おいしいのでいいだろう。
最近はクルミッ子も人気らしい。

ハーバーや崎陽軒のシウマイは実はハマっ子ですらほぼ食べない (と思っている) ので、お土産にするにはちと違う。
中華街の月餅がいいだろうか。

しかし、しかしである。
相手は誰でもなく、北海道 「様」 出身なのである。


私は、永らく、六花亭の偉大さを分っていなかった。

大袈裟に言うが、本当にそのくらい六花亭は歴史もコンセプトも背景もしっかりした企業だったのである。
何も分っていなかった。無知にも程がある。

ひとつは、六花亭のお菓子のネーミングとパッケージにある。
「バターサンド」 は有名だが、「万作や」 とか 「いつか来た道」 や 「雪やこんこ」 では分らないではないか。
ちなみに私のイチオシは 「ひろびろ」 と 「大平原」 だ。

食べなれていない人には何がなにやら分らないと思う。
しかしこれが六花亭の世界観である。

甘いものが得意でない私は、六花亭の食べ物をほとんど食べたことがなかった。
しかし、数年前に散々迷った挙句ふるさと納税で六花亭の詰め合わせをもらってみたのである。

何もかもおいしかった。

ホワイト チョコレートも、栗もあまり好きではないのだが、六花亭のホワイト チョコは練乳みたいな味でしっかりミルク味がしておいしいし、チョコ マロンは濃厚でおいしい。なんとか食べ切れるサイズ感で、ちょうどいい塩梅なのだ。

六花亭のお菓子の価格は、このご時世でもまだまだ 100 円台前半のものが多々ある。
そして何もかもおいしい。チョコ マロンなんて 230 円くらいでもおかしくないのに確か 200 円切っているはず。

北海道でしか売っていない、ブルーベリーとクリーム チーズ? のスフレ サンド的なものも、フレッシュなブルーベリーがゴロゴロ挟まっていて大変おいしい。

あ、前置き長くなってしまったとにかく六花亭は間違いなくおいしいし、きのとや、北菓楼、ロイズ、ルタオ、もりもと、ホリなど、数えあげればキリがない。

鳩サブレーは神奈川の誇りだけれど、北海道生まれ北海道育ちの人に 「六花亭よりおいしいでしょう!😁」 と言う自信はない。


そんな私が次に頼りたくなるのはお隣の県の桔梗屋信玄餅だけれど、どうかな山梨県だからやっぱなんかあげるの違うかな。
めちゃくちゃおいしいし子供の頃からずっと変らずおいしいと思っているのだけれど。

でもなるべく出身地で勝負 (?) したい……。

と思ったら、三浦のアジの開きかなぁ…… と思ってるんだけどどうなんだろ。
マグロじゃ適わなそうだし。留萌でアジはとれるらしいのだが、多分そんなに開き文化はなさそうな気がする (勝手なイメージ)。

しかし私もここ数年間のうちに、生まれて初めて三浦に行ったくらいなので、おいしいひもの屋さんに詳しいわけではない。
箱根の寄木細工も素敵だが、やっぱり消えものの方がいいし、クルミッ子も六花亭のバターケーキと比べられたら勝てるか分らない。

しかし、アジの開きなら静岡の方が有名らしいのだ。
一体全体北海道に勝てるものはあるのか、神奈川!
というか、北海道に勝てる県なんてあるのか!? という気もするが。

あーでも京都・鹿児島のお茶とか佐賀・三重あたりの海苔もいい。
四国の鯛とか北陸のブリなんかもいいのだろうか。
北海道にないものを狙っていくのがよいのか。


とまぁこんな感じて贈り物には結構悩んでしまう。
あぁ、私が北海道出身なら逆に選びたい放題なのに!
(多分 「カプセルモンスター」 というところのお菓子を贈る。めちゃくちゃおいしい!)


また話は戻るが、プレゼント交換のときの基準を、金額だけでなく 「自分がいちばんおいしいと思うお菓子 500 円分」 とかにして、誰がそれを選んだか分るようにしたら面白そうだ。
そしてそれに参加したい人だけが参加する。

私がこれに参加するとして、もし時間や交通費諸々の都合がつくのならば彦根銘菓 「埋れ木」 を持っていきたいところだが、多分無理なので可能な範囲で用意するとしたら桔梗屋信玄餅にすると思う。


スーパーで買えるお菓子限定なら、多分じゃがりこにしてしまう。
普通すぎてプレゼント交換の意味なさそうだけれど。

でも、「○○ さんはこのお菓子をいちばんおいしいと思っているんだ!😄」 というコミュニケーションの機会を持てて、親交が深まるきっかけになりそうで 「無難なもの」 を選んだり、ネタに走る人が減る分 「自分は高いの用意したのに 100 均のハゲカツラが当たった!😭 (ネットで見た)」 とかいう悲しみを減らせるかもなぁと思う。

「これが一番おいしい!」 っていうもの & 500 円なら、多分ケチったりしないと思うし (じゃがりこならたくさん買える!🤩)。

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