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いとむつかし。

(これは先週の土曜日に電車乗りながら書いてたやつ。やっぱり、電車移動の時に本読むのと書くのが私には向いてるんだろうな。)

※お仕事で聞いてきたはなし
※後味は良くないかもしれない
※そんな、本気で悩んじゃないので適当に読んでね


『自分が傷つきたくないと思うのは、利己的です。職場のためとは言いませんが、我々の理念のために、自己犠牲を払ってでも利他的な人であらねばなりません。』



昨日聞いてきた言葉です。
色んな人を刺してそうですよね。わたしも刺されました。
悪く思わないでね、わたしが刺されたんですよ。しんどかった。



おはようございます。
実は電車移動している時が書き物がいちばん捗るかもしれない。
というわけで、電車で移動するいちにちでした。


職場への通勤は車です。
電車は土日とか、数少ない外回りの時に使います。

いちばん初めに勤めた職場は、電車通勤でした。
本読みながら移動できるって素晴らしいですよね。
もちろん、時間によりますし、携帯触って終了の日も多くありましたが……。

最近その時間がなくなって、もっぱら音楽とラジオを聴いています。

多分、わたしの強みでもあり弱みなのがこの耳だと思ってて。
耳の良さって「受け取る力」と「聞き分ける力」の2種類があるんじゃないかと勝手に思っているのですが、わたしは多分前者が強い人。良くも悪くも、「聞こえること」に意識を掴まれたら、抜け出せなくなるんですよね。

近くでよく通る声の方が話されていたら、自分が話している相手の話よりもそっちに気を取られてしまうこと。店内のオルゴールアレンジのBGMのタイトルが思い出せなくて、他のことが手につかないくらい悶々としてしまうこと。
どちらも、わたしの特性です。誰に言われたわけでもないですが、わたしがここまでわたしと付き合ってきて、みつけてきたこと。
わたしの、経験則。わたしにしか生きないけどね。

何度だって思う。自分の強みと弱みを知ること。
自分を、嘆くでなく、過小評価するでなく、きちんと正当に評価すること。
それって大事よなって、思うのです。

時々自分のことが、すごく人ごとに思える時があるのです。よく言えば「神の視点に立つ」ってあれですよね。三人称で過去をリプレイしてるかんじ。
同じタイプの人いないのかな、幽体離脱みたいな気持ちで自分の過去を見るやつ。
字書き故なのか、これもわたしのつよみでありよわみなのか……。まあ、わからないよりもわかってる方がいいかなって思ってます。
……そして、わかってないよりも、わかってるつもりの方がもっと怖いよな、って、同時に思ってもいます。他人事じゃないよ、ねえ。



なんだっけ、昨日聞いてきたおはなし。

時々、新しい視点を持ちなさいって、外に放り出される日があります。
去年は、もっと、いっぱい放り出してもらってたんですが、今年はちょっぴり控えめでして、すごく自分のやっていることにフォーカスしてしまいがちなので、気をつけなくてはいけないなあと思います。

ぎゅっと、焦点絞ったら、ピント外すのも一苦労でして。
このね、自分の意思で調整できない思考のフォーカス機能、やっかい。

そんななかで、ぐっさり刺されてきました。
その方も、おっしゃってました。

「真剣は、時として、相手を追い詰める武器となりますからね」
その言葉に、また、ぐっと言葉に詰まりまして。

「一生懸命は、逃げ場を無くしますから」
なるほどなあ。「一生懸命であること」を褒め続けると、そこから抜け出せなくなるんだよって。……その祝福と重石、きっと両面の呪い。

いつか、誰かの首をしめるものであってはいけないなあ。
そんなもののために、わたしは、言葉を使いたくはない。



でも、昨日の方はおっしゃったのです。
「誰かに嫌な顔をされても、言わなければならないことは言わなければならない」と。……むつかしいはなしだね。
わたしには向いてないから、どなたかわたしの代わりにこのはなし考えてくださいませんか。



秋の、大きな山を二つ越えていく中で。
色んな人が、気を利かせて助けてくださったことを知っています。
色んな人が、納得できないまま力を貸してくださったことを知っています。

来年は、わたしがやらなきゃだから、立てた目標は
「みんなに、気持ちよくお仕事してもらいたい」でした。

嫌われたくないんだよ。
文句言われたくないんだよ。
……そこを見ずに仕方ないって突っ込めるだけの、勇気は、先輩たちほどないのも事実。

年齢的にも、生まれ持った素質でもね。

人に、積極的に嫌われようと思う人はいなくても。
その時に「言わない」を選択する理由に、少しでも保身が入っているのなら、それは利己的なのだと、言われました。

……誰かが割りを食って、お仕事したくないなって思うのは、いけないことなんやろうか。……もしかして、それは、わたしが「割りを食いたくない」の保身なんやろうか。

いやですね、考えてるだけで気が滅入るわ。
正規2年目の割に、フレッシュさが足りない新人でごめんなさいね。
かといって、同年代の人よりも、できることは少ない。


わたしはわたしのやり方でって、思うけど。
つよみもよわみも、ぜんぶ持っていくけど。

そういう「器用さ」は苦手分野やのに、そう振る舞おうとするから難しいんよね。がんばります、修行あるのみ。

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