貧乏人は早めに老後を諦めた方が幸せになれるかもしれないという話
今回のコラムはかなりネガティブです。
苦手な方もいらっしゃると思いますので、ネガティブな文章が嫌いという方は強く読まないことをお勧めします。
最近貧乏で辛い的なコラムをよく見る。
私も貧乏生活が長く、自殺も考えた事があるのでつらさはよくわかるし、頑張れなんていう安っぽい言葉をかけるつもりもない。
頑張って貧乏から這い上がれるような人は一握りで、殆どの人は夢を見てもすぐに絶望へと変わる。
成功した人達は「こうしたらいい」とか「ああしたらいい」とか言ってくるが、彼らは自分の能力と環境が恵まれているという事実をすっかり忘れており、自分のやっている事が他人もできると思っている。
出来るわけがない。
能力や環境に恵まれなかった人は大抵の事が上手く行かない。
「能力は伸びる!」とか適当な事を言う人もいるが、大人になってから伸びるのは「知識量」が殆どであり能力ではない。
能力は親から引き継いだ遺伝子と子供の頃の環境でほぼ決まるので、そこで差がつけばいくら知識量を増やしたところで「マシな貧乏人」になることくらいしかできない。
多くの貧乏人は貧乏人としての人生を全うするしかないのだ。
さて、いきなり陰鬱な事ばかり書いたので気を悪くした人もいると思う。
申し訳ない。
しかしこれは大事な話なのである。
貧乏人はまずここを受け入れた方がいい。
貧乏人は特別な事をしない限り貧乏なままだという事を早く理解する事だ。
そうすれば無駄な「夢」が邪魔をしてあなたの人生を不幸にすることはないだろう。
これからする話は貧乏人が貧乏人のまま幸せになるか、金持ちになるために人生を賭けるかという非常に退屈な話である。
金を持っている、或いは高額所得者の方は全く参考にならず、時間の無駄になる為ここから先を読まないことを強くお勧めする。
■小さな欲を叶えよう
貧乏な人で「老後が心配です」とか言っている人がいる。
かなりの自信家である。
何故老後まで無事にたどり着けると思っているのだろうか?
そう、貧乏人は自分の事が見えていないのである。
老後なんて心配しなくていいです。
解決する力なんてないし、老後は金がない。
ストレスがたまるだけなので、明日やる事を考えよう。
明日を良くしたければ、もっと金になる仕事を探したり、ダブルワークしたり、勉強したり、少額からでも運用をはじめたりすればいい。
その次の日も明日を良くしたければ、繰り返せばいい。
今日と同じでいいというならそのままでいればいい。
今日は昨日よりもおいしいものが食べられた。
今日はゲームを買ったのでコレで数カ月は遊べるとかそんなのでいい。
小さな「欲」を叶えていこう。
老後なんて考えるよりも、そちらの方が幸せだ。
もしかしたら積み上げた明日が良いものになっていればいつの間にか良い人生になっているかもしれない。
老後の安定なんて欲張りすぎる。
長生きさえ考えなければ今の自分に割けるリソースが増え、逆転の可能性が残るし、「小さな欲」を叶えることが出来る。
■他人の幸せと不幸を無視しよう
貧乏人のストレスの源泉は金が自由に使えないことにあります。
金を自由に使っている人の情報を見るとストレスを感じてしまいます。
どうせ彼らは何もしてくれません。
ストレスだけを与えてきます。
百害あって一利なしです。
遮断しましょう。
もう一つ遮断した方が良いものがあります。
それは他人の不幸話です。
貧乏になると心が荒むので他人の不幸を見て幸せを感じてしまうこともあるでしょう。
それはとても悲しく、むなしい。
百害あって一利なしです。
他人の幸不幸に興味を持つくらいなら明日のゴハンでも考えておきましょう。
■どうしても金持ちになりたいなら普通の手段で挑むのは止めよう
貧乏人の多くは能力にも環境にも恵まれていない。
そんな条件で「普通の戦い」を挑んでもリターンが小さく成功したとしても貧乏であることは変わらない。
どうしても金持ちになりたいなら「死ぬ気」でやるしかない。
ハイリスク・ハイリターンだ。
インターネットで得られるような情報は「普通」かそれ以下の情報しかないので採用しても貧乏が確定してしまう。
「普通」ではない方法は一見怪しい。
ただ、見分ける方法はある。
自分でやるか、他人に任せるかだ。
貧乏人が引っ掛かる詐欺の多くは「他人に任せる」ものだ。
例えば「100万円預けたら年間10%の配当を約束する」だとか。
「元本保証で年間5%の利払いを行う」とか。
「20年間積み立てたらお金が1.5倍になる」とか。
そういうのは大体詐欺若しくは効率の悪い投資先だ。
基本投資というものは自分で考えてやるもので他人にやってもらうものではない。
特に貧乏人の場合、大きなリターンが欲しいので、他人に任せている場合ではない。
今の日本は社会主義化が進み、貧乏人は貧乏人で終わる事が当たり前なので、勝負に出なければ負ける。
もし貧乏でいる事が嫌ならば力をつけて(知識をつけて)自分で戦う事だ。
そういう戦う姿勢を見せているといつの間にか手を差し伸べてくれる人がやってきたり、同じ志を持った仲間が得られるかもしれない。
もし来なくても努力が実って成果を得ることが出来るかもしれない。
私が知る限り貧乏から脱出した人は少なくない。
共通している事は「賭けに出た」ことだ。
老後を気にしていると守りに入ってしまうので、賭けに出る事が出来ず結局貧乏であることを固定化してしまうというのが共通認識のようだ。
■良い金持ちは謙虚で出しゃばらない
貧乏人がお金を持つと気が大きくなるという「伝説」を聞いたことがある人もいるだろう。
そういう人は存在しているし目立つが、努力して成り上がった元貧乏人の多くは謙虚である。
気が大きくなっているのは「運」だけで成り上がった人だろう。
そういう人は声がでかいのでYouTubeやったり本かいたりしがちだ。
多くの貧乏人はそういう人に憧れ、そして失敗する。
私から言えることは、努力した元貧乏人はYouTubeも本もやってないので中々出会うことが出来ず、彼らの行った本当に貧乏人がお金を手に入れる事が出来るようなメソッドは中々外に出てこないという事である。
ではでは・・・・