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まっキラな未来と覚悟のお話

アンジュルム上國料萌衣さんの卒業発表をうけて。

色々と思うところがあるので全部吐き出します。


■率直な思い

一番に思ったのは「行かないで」だよ。
年末のこの時期恒例の忘年会。社会人2年生のペーペーオタクくんは幹事側としてせっせこ働いていました。司会務める予定だった後輩(同い年)が急遽欠席で今年も下っ端の私に回ってきました。ほんとにこれが一番苦手。(ここまでただの愚痴)
そんな日の帰りにブログ更新されてるかな〜とアメブロ開いたら飛び込んできたのがこれ。

卒業の2文字を見て、時が止まったよ本当に。
1年ちょっと前にもこんなことあったなあ。植村さん。2度目の泣きながら帰る夜です。事故るかと思ったよ本当に。

この秋の川村さんの卒業を通して、これからのアンジュルムはどうなるんだろうと考える時間が少しずつ増えていた。それはすなわち、上國料萌衣さんの卒業と向き合う時間でもあった。
今のアンジュルムに上國料萌衣は必要だと思う。彼女抜きにアンジュルムとして戦うには、正直まだ弱い。だけど、いつまでも彼女にすがっているままではいられないとそう思っていた。
だから準備する時間を用意してほしい。今のアンジュルムにおける絶対的支柱がいなくなるまでの準備をする時間を。
そんな思いも込めて、卒業するなら早くても1年後の秋かなと最近は考えていた。
上國料自身のためというよりかは、アンジュルムのため。アンジュルムというグループを育てていくためには、上國料という支柱から卒業する必要があると思ったから。

だから上國料さんの卒業発表自体はそこまで意外ではなくて。「早い」というような感情はそこまでなかった、と思う。
卒業の発表を知ってすぐはさすがに整理がつかなくて、嫌だと思ってしまった自分はいたけれど。でもタイムリミットを決めていたというのがすごく上國料さんらしいと思ったし諸々のことを考えれば来年というタイミング自体は正解だと私は思っているので。納得だってしているしね。
それでもやっぱり寂しさはすごくあって、行ってしまうんだなあという思いはある。でもそれ以上に、報いたいという思いの方が今は強い。



■アンジュルムと私

出会いと今の話をしていこうと思う。
私がアンジュルムと出会ったのはいつだったか。明確に覚えてはいない。
私がハロプロと出会ったのはコロナ禍のことで、始まりはJuice=Juiceと植村あかりさんだったんですよね。
そこからまあ色々と漁っていくうちに上國料萌衣さんという人を知った。なぜか惹かれたんですよね、彼女に。そのことはすごく覚えています。
私の中のアンジュルムというルーツを辿っていったときに行き着く先は、どう足掻いても上國料萌衣さんなんです。

そこから特に進展があったわけではないです。結局アンジュ現場にちゃんと行くようになったのは最近。後藤花ちゃんを好きになってからです。

でも本当に不思議だなあと思うわけですよ。私、興味ないものは本当に興味ない人間なので、例えそれがハロプロという村の中のものであっても興味がなければ触れないんです。ハロプロというブランドが好きなわけではない。ただ好きな人のことを好きなだけ。だから、無条件でハロープロジェクトを愛せる人やハロープロジェクトに関わる人ものグループ全てを愛せる人が羨ましくもあります。別に嫌いなわけじゃないし、まあそれなりに好きなんだけど、そこまで全てに情熱を注げるわけではないので。

アンジュルムのことも、好きではあったけど愛せるだけの熱量はなかった、と思います。

私の中で今すごく大きな存在として支えになっているのが、アンジュルムの後藤花ちゃんです。
理屈じゃないなにかに突き動かされて、後藤花ちゃんの今を私なりの全力で追いかけています。
でも私の中の好きの対象はあくまで後藤花ちゃんなんです。アンジュルムではなかったんです。花ちゃんのことは大好きだけれど、グループとしてのアンジュルムのことを愛せるようになるのは難しい。難しかったんです。
今、あえて「なかった」や「難しかった」という過去形にしました。それは現在進行系で、少しずつ私の中で変わっていってることがあるからです。

ぶっちゃけたことをいうと、今までは後藤花ちゃんが好きだからアンジュ現場に通っているくらいの感覚でした。アンジュルムが好きだから、というのではなくて、後藤花ちゃんがそこにいるから。
あくまで私の目当ては花ちゃんであってアンジュルムではない。それくらいのことを思ってました。
アンジュルムのことは好きです。だけど全力で頑張れるほどの好きではない。あればいいなくらいの好きでした。ライブも楽しいけれど、なんとなく肌に合わない。どうしてもそう思ってしまうことが多かったです。花ちゃんに対して全力にはなれても、アンジュルムに対して全力になることはなかなかできませんでした。

そんな思いが少しだけ、でも大きく変わったのが今年のロッキンでのステージでした。
花ちゃんに会いたい、そんな一心で臨んだロッキンでのステージ。私を震わせたのは上國料さんの言葉だった。
第一声、「PARK STAGE遊ぼうぜ〜!」でめちゃくちゃ高まったし、「私達が信頼してるファンの方たちが引っ張ってくれるので!」でさすがに心がめちゃくちゃ燃えた。
私は自分のことをアンジュヲタだとは言えないと思う。そう言えるほどアンジュルムのことをまだ愛せていない。だけど、この日かみちゃんが放ってくれたこの言葉は確実に私の心を奮い立たせた。
ライブが終わった後、今までにないほどすっきりとした気持ちで「アンジュルムとの時間」を終えることができたなと思った。本当に楽しかったんだ。
当たり前に後藤花ちゃんしか見てないし、そういうオタクなんだけど、でも始めてアンジュルムのファンに一歩近づけたと思ったよ、私は。
楽しかったなあという余韻に浸りながらみんなのブログを読んで、アンジュルムのこともみんなのことも好きだなあと思うことができた日だった。まだまだ小さな火種だけど、確実に私の中で火がついた日だった。ようやくこの場所で頑張れそうだと、そう思えた日だったんだよな。
そう思わせてくれたのは上國料萌衣さん、あなたなんです。アンジュルムというグループを私が愛せるようになってきたのは、あなたなんです。
あの日ついた火種はまだまだ弱い火で、だけど確かな温もりをもつ消えない灯火。そんな情熱と熱量と好きをあなたがくれました。きっかけをくれました。

だってさ、好きになりたいよそりゃ。大好きな人がいるグループのこと、好きになりたいに決まってるじゃん。でもなぜか愛せなくて。愛せるほどではなくて。しばらくの間そこがすごく苦しかったんです。だけど、そこを救ってくれたのは実は上國料さん。アンジュルムのことを誰よりも愛して、でっかいでっかい愛を叫び続けた上國料萌衣さん。あなたが私とアンジュルムを繋いでくれたと、そう思います。

まだまだ少しずつ、私のペースではあるけれどアンジュルムというグループを確実に愛していけてる気はするんです。それはあなたがいたから。上國料萌衣さんが、いてくれるから。


■恩返し

そんな上國料さんの卒業発表。悲しくないわけないし、寂しくないわけない。ようやくこの場所も居場所だと思えるようになってきたのに。
でも思っているより今の自分は前向きで。とにかく思っているのは、「返したい、報いたい、応えたい」なんです。

でっかすぎる愛をたくさんくれるかみちゃんだからこそ、この想いを返したいなと思います。報いたいんですよ、彼女の愛と頑張りに。

私が人生の選択に悩んでたとき、救ってくれた人の一人に実は上國料さんがいます。
「お先はまっキラ」
愛すべきべきHuman Lifeのその歌詞にすごく救われたんです。こんなに明るくて楽しい曲なのに、なぜだか泣きそうで。すごく勇気と元気を貰えた。
自分は自分、自分らしさを大切に、私のHuman Lifeを楽しみ尽くしてやろうと、そう思えた。
それ以来ずっと私の心の真ん中にいる言葉であり曲です。だからその恩を返したいな、と強く思うんです。私にこの言葉と曲を届けてくれたのはアンジュルムもあるんだけど、でもやっぱり上國料さんだと思っているので。

誰よりもライブが好きなかみちゃんだからこそ最高の景色をたくさん見せてあげたいんです。報いたいんですよ、とにかく。

どこまでできるかは分からないけど、かみちゃんがアンジュルムで叶えたい夢をできる限り叶えてあげたいと本当に思うんです。この人の愛に報いたいんです。本当に。

私にできる恩返しがなにかは正直分かっていない。でも、後悔のないように残りの半年を、かみちゃんのいるアンジュルムを愛していきたいと思うんです。きっとそれも、恩返しの一つになるはずだから。


■これからのアンジュルム

気が早いけれど、上國料さんが卒業した後のアンジュルムはどうなるんだろう?という思いはそれなりにあります。後藤花ちゃんのオタクをやっている以上、気にならないわけがない。

私は正直楽しみです。だってここからアンジュルムは這い上がるしかないからです。

結構ぶっちゃけたことを言うよ?竹内さんが卒業してからのアンジュルム、正直苦しいよね。その苦しさに拍車をかけるように佐々木さんが卒業をし、川村さんが卒業をし、その上更に上國料さんまでもが卒業するのかと。

下の子たち、私は大好きです。だけど大好きだけじゃやってはいけない。周りを引き込む圧倒的な力は、正直不足していると思います。ないわけじゃない、ないわけじゃないんだけど初見で人を引き込む力というか。
これって引力なんですよ、正直。抗えない。好きになるときって、人って抗えないんです。そういう見えない引力のある人に、人は自然と惹かれてゆく。
メンバーはみんな、選ばれてアイドルになっているわけですからその力がない子なんていません。だけど、その力に大きい小さいは少なからずあるのではないかと思います。その大きさに本質はないです。大きいから偉いとか、大きいから凄いとか、そういうのではない。オタクにとっては、たった一人の大切な人でしかないのだから。
でも大衆を引き込むこと、すなわち知名度を得ることやある程度のファン数を確保することにおいてはやっぱり必要な力なんですよね。それがないと、やっていけない部分はあるんですよね。爆発力ってやつがないと、生き残ることはできなかったりする。
時々流れてくる愚痴垢のチクチクツイート、あながち間違ってはないんですよ。というか正しい部分もあるはある。(ただ発信しなくてもよくね?ということではあるし言い方もよくないのだけれど)
目を背けたいけど目を背けられない問題ではあるんですよね。

私の中でのアンジュルムに対する問題意識として、下の子たちがあまり育ってないというのがありました。それはパフォーマンス面で、という話ではなくて、リーダー性という話においてです。
少しずつ周りが見えてきているようにはなってるし、自覚も確実に芽生えてきてると思います。
だけど圧倒的にスキルが足りていない。リーダーとまではいかなくても、グループを引っ張っていくような技術力。
それって難しいよね。実際にやってみないと身につかない力だったりするからさ。かといってそう簡単に回ってくる機会でもないしね。

上國料さんが卒業した後、だれがリーダーを務めることになっても未経験のリーダーになる。(それはそう)
私が運営側だったら、佐々木さん卒くらいでリーダー上國料のサブ川村伊勢にしてた。んで川村さん卒でリーダー上國料のサブ伊勢松本。せっかくサブリーダーというシステムがあるんだから、そこを活用して下のリーダーズを育てていった方がよくね?って思ってたから。まあこれあくまで一オタクの意見でしかない。私の視点、かなり偏ってはいると思うし。

上國料さんが卒業した後、アンジュルムは正直苦しいと思うんですよ。
それは人気という面でもそうだし、リーダーという面でもそう。
竹内さん佐々木さん上國料さん川村さんという頼れる先輩が、頼りになりすぎる先輩たちがずっと支えてくれていた。だけどほんとに一気に、特に後者3人はわずか1年のうちでみんな卒業していくわけじゃないですか。後輩リーダーズを育成するだけの時間も正直ないじゃないですか。必死ですよ、必死。
でもこういうときが、人を成長させるんだと思います。アンジュルムというグループを、成長させるんだと思います。

私個人の意見としては、上國料さんの卒業発表から卒コンまで1年くらいは欲しかっなという気持ちです。じゃないと、下の子たちに引き継ぐ準備が整わないと思ったから。
でも実際に用意された時間は6ヶ月くらい。半年です。半年ってほんとあっという間ですよ。だって冬ハロが終わったら、もうすぐ上國料さんのラストツアーです。あっという間すぎる。
でもあっという間だからこそやるしかないのかなとも思うんです。
じっくりゆっくり準備することも大切。だけどあえて締め切りを早くすることで、そこに間に合わせるように、引き上げるように進んでいくことも時には必要。アンジュルムは今きっとその時。2025年は、試練の1年です。

アンジュルムとして、前に進んでいかなくてはいけない1年です。そんな未来が、私は楽しみでもある。一体どんな姿を見せてくれるんだろうと。楽しみに思えるくらい、アンジュルムのことを愛せるようになってきてることが嬉しかったりもするんだ。


■夢と覚悟と明日と今

今はやっぱり永遠ではなくて。それを突きつけられる度に、私の心はぎゅっとなる。分かっている、分かっているはずの事実が心を締め付けるんです。
いつかだった未来が確実な期限に変わってしまうその瞬間ってほんとにつらくて、そのいつかがいつ来るのかなんて誰にもわからないのに、いざ来るときってほんの一瞬だったりする。残酷なくらいにね。

だから私はやっぱり今を全力で生きる。川村さんの卒コンでも誓ったこと。

あの日決意した覚悟は、今日のこの日の覚悟に繋がっている。アンジュルムは私に、今という時間の尊さと儚さを何度も何度も突きつけてくる。だからこそ今を全力で生きようと思える。

次がある保証なんでどこにもなくて、明日も明日である保証はどこにもないから。だから今を後悔しないように生きていきたい。

次の夢に向かって羽ばたこうとするかみちゃんの背中をちゃんと押してあげられる自分でいられるように。頑張ってみます。やるしかないのだから。

試練と成長の春。全力で挑みます。