【#KIRAKIRAアンジュルム】夢と今とアイドルと永遠
ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆に参加して。
卒コン感想と見せかけたオタクくんの所信表明です。あしからず。
■自己紹介
川村さんのオタクではありません。他メンバーのオタクです。(ここでは便宜上好きな人と表記します)
新参です。アンジュ現場通うようになってから1年も経っていません。オタク1年生もいいところです。
私が川村さんについて語れることは何もないと思っています。川村文乃という人間を、川村文乃というアイドルを語るには、私は何も知らなすぎる。
それでも今日この日の出来事を、今日この日の感情を、ちゃんと記しておかなければいけない。そう思うのでこのnoteを書きます。
冒頭でも述べたように、これは川村さんの卒業に充てた謝辞ではありません。私のためのnoteです。私が、所信表明をするだけのnoteです。今の私の覚悟を詰め込んだnoteです。何卒よろしくお願いします。
■卒コン感想
泣いたよ。こんなに泣くつもりなかったよ。卒業を見届けるよりも好きな人の大箱でのステージを見届けるのほうが比重高かったはずなのにボロボロに打ちのめされたよ。私の敗北です。
印象的だったところの感想をぼちぼち。
・ROOTS
ツアーテーマが既にすごいよね。この時点で私はこのツアーに勝てない。
私がアンジュルムと過ごしてきた時間はミジンコくらいの時間なんだけど、それでも感じるものがあるツアーだった。
いつか、このROOTSというツアーそのものが私のルーツになるんだろうなあと。そう感じるツアーでした。ありがとうございました。
・交差点
アンジュの卒コンといえば、なんだけど普通に泣いてしまった。勝手に涙が込み上げてくる。私はこの感情を知らない。なんなんだ一体。
6月、初めて好きな人(ここでは植村あかりさんを指す)の卒業を経験した。あの時の感情とは全く違う、知らない感情がこみ上げてきた。だからなんなんだよこれ。
歌い出しの松本わかなさん、ダメだって。
・卒業スピーチ
あまりにも素敵すぎるスピーチだった。何も飾らない、川村文乃さんそのままの言葉だった。私は彼女の紡ぐ言葉が好きです。
お金なんかじゃ買えない愛をいっぱいもらった、その言葉に涙が溢れた。
ああ、その通りだよ。
・夢見た15年
ダメだろそれ。イントロで天を仰いだ。座った。まじでグロすぎて泣いてしまった。涙止まらなかった。
前を向いて、今と地続きの明日を行きていこうとする川村文乃にこれ以上にぴったりな曲あるんか?
全ての歌詞が川村文乃の卒業を体現していて涙が止まらなかった。
「ずっとずっとここでもっと
夢みたいけど
もう行かなくちゃ、時間だわ」
好きな人の卒業でこんなの歌われたら私は一生立ち直れない。
卒業するのが誰であっても、たぶん私は行かないでと思ってしまう。まだいてほしいと、そんな未練を押し付けてしまう。縋りたい、そんな気持ちをぐっとこらえて卒業という区切りを迎えている。
好きな人(ここでは植村あかりさんを指す)の卒業のときもそうだった。行かないでほしいし、まだいてほしいし、ずっと見ていたいし。でも、いつだって笑顔でメンバーを送り出してきた好きな人(植村あかりさん)だから、私も笑顔で送り出したい。そう思って縋りたくなる気持ちをぐっとこらえてた。(こらえきれないものは当然あったけれど)
川村さんに対してだってそれは同じだった。
見てきた時間は決して長くなくて、過ごしてきた時間は決して多くなくて、それでもアンジュルムの川村文乃が好きだった。川村文乃のいるアンジュルムが好きだった。
まだ行かないでほしい、そんな想いをぐっとこらえて今日この場にいるというのに、目の前のアイドルは「ずっとずっとここでもっと夢みたい」なんて歌うんだよ。つらすぎるよ。そんなの、こっちだって同じ思いだよ。
それなのにさ、あなたはさ、「もう行かなくちゃ、時間だわ」なんて言うんだ。「思いきり背中押してよ」なんて言うんだ。
無理だよ。私には押せないよ。行かないでと、そう思ってしまっている私では押せない。
最後の最後で、未練を見せられてしまったら、それでも前を向くあなたの姿を見せられてしまったら、私はもう立ち直れる気がしないよ。
・友よ
そうやってグズグズと縋りつく私にあなたは言う。
「友よ、約束しよう」と。
「友よ、遠慮するなよ」と。
「急がなきゃ、置いてくぞ」と。
ああ、なんて素晴らしいんだろう。
置いていかれたと思ったよ。正直。卒業という門出を、本当の意味での人生のスタートを祝福できない、背中を押せない、置いていかれる、そんな自分でと、ある種絶望のような気持ちを抱いていたのに。
目の前のあなたはもう一度言う。
「急がなきゃ、置いてくぞ」と。
どこまでも一緒なんだと。会えなくなっても、声が届かなくなっても、側にいるんだと。早くしないと置いてくぞって。おいでよって。そう声をかけてくれるんだ。
ダメです。誰ですかこのセトリ考えた人。ダメです。本当に。
今回に関しては卒業というものの当事者でないからこの程度で済んでるけど、自分が当事者だったらって考えると本当に恐ろしい。忘れることなんか到底できない。心の深くの深くの深くまで、川村文乃というアイドルを刻み込んで来てた。怖いよもう。なんなんだよこれ。本当にすごい人です。川村文乃さん。
・挨拶
橋迫鈴ちゃんで爆泣き。短いメッセージに込められたたくさんの想い。この感情をどう処理すればいい。分からない。無理。橋迫鈴さん。
上國料萌衣さん。私はゆめ組が大好きです。アンジュルムにおける私のルーツの一つ。「ゆめ」という言葉に、涙が止まらなかったよ。
・46億年LOVE
「夢に見てた自分じゃなくてもまっとうに暮らしていく今どき」
アンジュルムの川村文乃として、アイドルの川村文乃として、最後のソロパートがこれなのほんとに泣くって。ゆめ組なんだよまじで。なあ。もう無理です。私の負け。
■川村さんが教えてくれたこと
今という時間は永遠じゃないからこそ美しいんだと、アイドルは永遠じゃないからこそ美しいんだとそう教えてくれた。
なぜか、好きな人(植村あかりさん)の卒コンの時よりもそれを強く感じるツアーだった。
今は永遠じゃないこと。アイドルは永遠じゃないこと。私は絶対に忘れてはいけない。
だからこそ、覚悟をした。
■所信表明
アイドルというものには、いつか終わりが来る。それがいつかは分からない。誰にだって分かりやしない。
私の好きな人にも、いつかその日は来るんだ。きっとそれはまだまだ先で、でもきっとあっという間な出来事なんだと思う。
ありがたいことに、卒業までの時間はまだまだある、と思う。加入したのも最近のことだし、年齢的にも当然まだまだこれから。
なのに、なぜか卒業の時のことを考えてしまう自分がいる。
2024年6月。大好きな人(植村あかりさん)(もう植村あかりさんって直接書けよ)の卒業を当事者として迎えたこともあるんだと思う。だけど、それだけじゃないなにか。川村文乃さんが、突きつけてきたなにかが今私を動かしている。
今という時間は永遠じゃない。いつか終わりが来る。だからこそ、今を全力で生きていきたいと思う。今の姿は、今しか見れない。後になって今に出会うことはできないんだ。伝えたいことは、ちゃんと今伝えておかないと。見届けたい姿は、ちゃんと今焼き付けておかないと。
駆け抜けていきたい。いつか来る、バイバイの日を笑顔で迎えるためにも。そのためには、今を全力で、後悔のないように生きるしかないのだと思う。だから私は通い続ける。行きたいと思った現場に通い続ける。会いたいと思った時に会いに行き続ける。私のための、所信表明。
いつか、アイドルには、終わりが来る。
だからこそ今を全力で生きる。そんな覚悟の話。
■川村文乃さんへ
ゆめをありがとう。
ばいばい。