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WAC(女性自衛隊員)こぼれ話〜入隊に至るまで編☆


Q.なぜ?自衛隊に入ったの?
A.昔から一生に一度は体験してみたかったから。
大学生の時に、バイト先にWAC(女性隊員)だった人がいて、「年齢ギリギリまで本当にやりたいなら、入ればいいよ」と言われ、様々な仕事をした後、27歳未満枠の任期制隊員として入隊しました!

Q.ご両親は反対しなかったの?
A.特に。びっくりはしていた。

他の仕事と同様、親に相談することもなく入隊試験に申し込んだら、地連(近くの自衛隊の広報隊員)の50代くらいのおじさまが、私が不在の時に自宅を訪ねに来たようで、何も知らない母が出てすごく驚いたようだ。
電話がかかってきて
「あんた、本当に入るの?」と聞かれ、
「うん」と。
特に、反対はされなかったけど、隊服来た人(親戚にもいないから免疫なし)に突如訪問されたらそりゃ驚くよね。

Q.筆記試験で覚えてることは?
A.大学生の時に幹部候補生(海自)を受けたら筆記などあり、難しかったが、任期制の試験は世に出ている攻略本を1冊やれば、大体の方がクリア出来ると思う。
同期を見ると、女性は、身体能力より筆記が評価されてると思う。
また、女性隊員は倍率が高く(2010年入隊、千葉では倍率100だったそうだ。ホントかな?)災害派遣の活躍などで支持が高まる年は、倍率も上がります。

Q.身体検査は?
スポーツインストラクターだったので肺活量や柔軟性など問題なく。
視力は、近視だったので、入隊前の冬にレーシック手術を受けました。
レーシックすっごぉ〜く痛かったです…
(レーシック手術が入隊後、活きることがありましたが、デメリットもありました。その話はまたどこかで)

Q.面接は?
A.面接官に続けられそうか聞かれ、
「やってみて自分に合えば続けたい」
と素直に答えたような。

心配ごとはあるか聞かれて、
「金属アレルギーなので制服とかに金属あると、ちょっと」
と減点覚悟で伝えました。
すると、「ドッグタグ(認識票)があるけど、つけなくても大丈夫だよね」と面接官同士で確認し、教えてくれました。
(認識番号が彫られたドッグタグは、隊員生活中、一度も首にかけることはなかった)

無事に試験をクリアし、「入隊までにすることのしおり」をもらい準備。

Q.地連の方とは?
A.同期は、地連の方とかなり親密になってる印象で、入隊式でも交流が続いてる印象でした。私は試験前の訪問と、合格通知を知らせてもらったくらいで、名前も覚えられなかったなぁ。

Q.入隊式までどのように過ごしたか?
A.朝霞で基本的な生活の仕方を教えてもらい、隊服に名前を縫い付けたりして過ごした。
入隊前に、みんな髪は短くしていたが、もっと短く!と言われた子は再度がっつり短くしていた(耳上)。自分である程度短くしておいた方がマシと思った。

Q.入隊式はどんな感じ?
A.両親を呼べるので、私も招いたが、26歳(任期制では最高齢)で入学式のように親に来てもらうのは後から考えて恥ずかしかった。自衛隊は過保護な面がある。隊服も着こなせて無く、当時の写真は違和感が(笑)
彼氏(警察官希望)を呼んでる子もいて、色んな人がいるなあと思いました。

入隊式までで覚えてることはこれくらいです。
入隊式後のガラッと変わる生活は、また別のトピックで…
もし!!
この記事を読む中で、これから入隊という方がいらしたら、私服用の長袖パーカーは1枚持ってくのをオススメします!
入隊後、2週間くらいで初外出できるのですが、4月に都内で雪が降る異例の寒さの中、筆者は前日熱でダウンしていたので、「営内に残っていいですか?」と聞きましたが「行ってくれ!」と強制的に出されました。
防寒着を持って無く、しんどかったです。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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