【イベントレポート】【E&Eコミュニティ × Spiral Capitalコラボ企画】超リアルなClimate Tech業界の話 - キャリア/転職 編
2024年7月30日、CIC Tokyoにて 【E&Eコミュニティ × Spiral Capitalコラボ企画】超リアルなClimate Tech業界の話 - キャリア/転職 編 が開催され、現地とオンラインを合わせて65名ほどの皆様にご参加いただきました。
本レポートでは、イベントの様子・概要を写真を交えてご紹介いたします。
本イベントでは、Climate Techスタートアップで活躍するゲストをお招きし、“超リアルな話“を複数回に渡ってテーマごとに深堀します。今回は、株式会社エナーバンクの桑原祥平氏、株式会社エマルションフローテクノロジーズの江達氏を登壇者にお呼びし、本音のトークが交わされました。
冒頭、Spiral Capital株式会社の直井聡友氏より、Climate Techの技術や参画する人々のバックグラウンドが多様化し、ますます機会が開かれてきている旨が紹介されました。企業、スタートアップ、VC、政府関係者、学生の方など、Climate Tech領域に関心のある多くの方にご参加いただきたいとのご挨拶をいただき、イベントがスタートしました。
Input Session: 事業 & 取り組み紹介
Input Sessionでは、桑原氏、江氏より、株式会社エナーバンク、株式会社エマルションフローテクノロジーズの事業内容や取り組みについてご紹介いただきました。
Panel Discussion: 起業家のライフストーリー
Panel Discussionでは、直井氏をモデレーターに据え、桑原氏と江氏の今までの歩みや現在考えていることなどについて"超リアルな話"をざっくばらんにお話しいただきました。
▶︎トレンドの変化
両者とも、近年のClimate Tech業界は本気度が増しているとの見解で一致し、東京オリンピックに向けた機運の醸成や2020年に出されたカーボンニュートラル宣言に伴う国の中での合意形成の影響も大きかったのではないかとの指摘がありました。
▶︎キャリア戦略・転職先を選んだポイント
転職を経て現在はClimate Techに関わっている両者。桑原氏より、コンサルで様々なクライアントの課題解決に関わってきた中、第三者的な関わりではなく、当事者としてスタートアップにチャレンジしたいと思ったこと、また転職先を選ぶ際には、会社と自身の成長性を考慮し納得した上で決断したとお話しいただきました。江氏は、「基本的に誰もやっていないことに挑戦するのがモットー。技術者集団の中で経営の人間として腕試しにやってみたいと思った。」と述べ、転職先の決定には自身のそれまでの経験が活かせそうであったことや会社の雰囲気に惹かれたことがカギになったとご紹介いただきました。
▶︎職場の雰囲気・今感じていること
大企業を経験したお二人に、現在の職場環境についてお話を伺いました。桑原氏からは、すべてのことを自分で調べて進めていかなければならない辛さがありつつも多くの人との繋がりを実感し楽しさを感じていること、また段々と会社の体制が整い働きやすくなっているとの旨をご紹介いただきました。さらに、江氏より、会社の体制はまだ完全に整ってはいないが「会社を良くしたい、技術を世の中に広めたいという気持ちでやっている」と意気込みをお話しいただきました。
スタートアップへ転職することに不安もありつつも、自身の意欲と熟慮の末Climate Tech業界での挑戦を選んだ桑原氏と江氏の"超リアルな話"を通して、Climate Tech業界におけるキャリアに対する理解が深まりました。参加者の皆様にとって、ヒントとなる視点やアイディアを一つでもお届けできれば幸いです。
今回初めてE&Eコミュニティのことを知っていただいた皆様へ
CIC TokyoとU3イノベーションズが立ち上げた環境エネルギーイノベーションコミュニティ(E&Eコミュニティ)は、昨今のサステイナビリティやカーボンニュートラルへの関心の高まり、イノベーションによる社会課題解決の期待を背景として、イノベーション・エコシステムのステークホルダーが集い年間を通じて多様な活動をすることによるスタートアップの成長やスタートアップ・大企業・研究機関・行政機関等の協業を通じたイノベーション創出を行っています。
【コミュニティメンバーを募集中です!】
現在コミュニティメンバー(スタートアップや起業家、研究者や企業の個人会員は参加無料!)と協賛企業を募集中ですので、本コミュニティのプログラムについて詳しく知りたい方は、環境エネルギーイノベーションコミュニティ運営事務局(env-startups@cic.com)までご連絡ください。
コミュニティへの参加申込はこちら↓
https://forms.gle/v97kx8FB9aM1QGMM7
X(Twitter)アカウントも開設しました! @eande_community : フォローしていただくことでイベントやコミュニティアナウンスメントをご覧いただけます。
(レポート執筆:E&E事務局)