見出し画像

アロハシャツのお手入れ方法(アイロン編)

【はじめに】※方法をすぐに知りたい方はとばしてください!

こんにちは。

来期デザインのラフ画が集まり始めてテンションが上がっているアロハおじさんです。

今回はアロハシャツのお手入れ記事第2弾!前回のアロハシャツの洗い方に続き、「アイロンがけの方法」を紹介します。

前回の記事「洗い方編」はこちら

洗い方の時と同様、以前Eanbeのインスタでアロハシャツのアイロンがけに関するアンケートを行ったのですが、45.4%の方が「かけない」という結果に。約半数もの方がアイロンをかけていなかったんですよね。

Instagram ストーリー – 2

自分としてはピシッとしたアロハを着る気持ち良さを皆さんに体感して欲しいので、なるべく自分でできるようになってほしいなと。

ただ恥ずかしながらワタクシ、「アロハおじさん」と名乗りつつも正しいアイロンがけの仕方は人に教えられるほどではなく、もう一度しっかり学ばねばと思っておりました。

そこで、Eanbeアロハの製造&生産管理を沖縄でやってくれている琢磨さん(年に何千枚とアイロンをかけている)にコツを丁寧に教えてもらえたので、この記事で共有します!※これももっと早く出すべきでしたm(_ _)m

早速やっていこうと思うのですが、まずは取り掛かる前に押さえておくべきポイントを3つほどお伝えします!

【アロハシャツ アイロンがけのポイント3つ】

①アイロンの設定温度は中温!
レーヨン(リヨセル)は水や熱に弱く、長く当てすぎるなどの失敗をすると表面がテカテカになってしまったり、焦げてしまいます。なので「ドライアイロンの中温」がベスト。もしドライアイロンがなくスチームアイロンを使う場合、設定は必ず中温以下かつ短めにかけるようにしてください。

②面積の狭いところからかける!
アロハシャツのアイロンがけは様々な箇所を細かくやる必要があります。面積が大きい箇所からやると、細かい箇所をかける際にシワがまたできて「う”〜っ!」ってなります。面積の小さい「襟周り」、「袖周り」、「身頃」のように、面積小→大の順でアイロンをかけていきましょう。

③裏面からかける!
これは僕も初めて知ったのですが、①でも書いたように表面からかけると強く当たりすぎて生地の繊維を傷つけてしまうので、裏からかけるのがおすすめ。裏側ならば当て布はしなくてもOKです。

以上を頭に入れて、実践開始です!
このしわしわの銭湯柄のアロハ、かっこよく仕上げまっせ〜。

画像20

<具体的手順>

⓪必要な道具

まずはアイロンがけに必要な道具。今回は半袖ではなく、かける範囲の多い長袖を使用します。基本的にはご自宅にあるものでOKです!

アイロン準備1

<用意するもの>
・しわしわのアロハシャツ(今回は難しい長袖を使用。)
・アイロン(ドライアイロンが望ましいけどスチームでも○)
・アイロン台(スタンド型でも一般的なものでも◯)
・当て布(ハンカチやスカーフ、バンダナなどでも◯)

①襟・台襟

アイロン襟

・まずは面積の一番小さい襟から。もう片方の手で襟をしっかり伸ばしながら当てていきます。

アイロン台襟[修正]

・そのまま同じように、台襟の部分もかけていきます。
 ※台襟は、襟と身頃を繋いでいる部分です。
 ※表面をやる際は当て布を使ってください
・アイロンは、同一方向に丁寧に数回かけていくと綺麗になります。

②袖周り

アイロン袖裏1

・襟、台襟が終わったらシャツを裏返し、袖をしっかり揃え、強い織りジワができないよう注意しながらかけていきます。

画像7

・裏返しながらシワがとれているか確認して、まだ目立つところは表にして当て布の上からかけると綺麗に仕上がります。

アイロン袖表1

③-a 身頃(右)

アイロン身頃左1

・袖を終えたら一番面積の広い身頃へ。裏にして、生地をしっかり伸ばし、左右どちらかの身頃を台に置きます。
ポケットのない右身頃からやるのが個人的におすすめです。

画像10

画像11

・ボタン周りもアイロンの先を入れてかけてあげます。

③-b 身頃(中)

アイロン身頃中直

・メインディッシュの身頃へ。シャツの真ん中を伸ばしながら置きます。

画像13

・中身頃は面積が広く、綺麗になっていくのが一目でわかるのでめちゃめちゃ気持ちいいです。正直、アイロンがけはこの気持ち良さを味わうためにやってるといっても過言ではありません。

③-c 身頃(左) ※ポケットがある方

画像14

・楽しい中身頃が終わったら左身頃へ。裏のまま台に置きます。

アイロン身頃右で

④仕上げ

画像16

・シャツを表にして、当て布をしながらポケットまわりにかけていきます。

アイロン仕上げ修正

・最後に、ボタン周りや襟など、前から当て布をして軽くかけてあげます。
・襟は上から軽くプレスしてあげるように当てるとピシッとします。
・その他、目立つ部分があれば当て布をしながら微調整してください。

これで完成!どん!

アイロンアフター

かなり綺麗になったのではないでしょうか?
ビフォーアフターで見てみましょう。

【before】

アイロンビフォー

【after】

アイロンアフター

アロハ特有のドレープ感もしっかり出て、高級感のある仕上がりになっていますね!一応、おさらいをさせていただきます。

【ポイント3つおさらい+a】

【アロハシャツ アイロンがけのポイント3つ】
①アイロンの設定温度は中温!

②面積の狭いところからかける!
③裏面からかける!

ここまでやって、最後に一番大事なことを伝えます。

それは、「完璧にやろうとしない」ということ。

アロハはそもそも生地の特性上どうしてもシワになりやすく、アイロンがけしている時でさえ気づけばどこかにシワができてしまうんですよね。

それを気にしすぎていると時間も手間もかかりすぎて次第に嫌になってくるので、「少しのシワは気にしない」という気持ちは意外と大事。お気に入りの音楽をかけて酒でも飲みながらいいあんべぇにやってみてください!

【まとめ】

長々と簡潔にまとめられていない文章をここまで読んでいただきありがとうございました!

自分でやる洗濯もアイロンも、正直言って他の洋服に比べてかなり手間がかかりますが、綺麗でピシッと仕上がったアロハシャツは着るのはもちろん、仕上がりを見るだけで気持ちが良くてテンションも上がります。

洗いは年末の大掃除のタイミングでもいいですし、長袖を持っている方は年明け以降最初に着る時にアイロンをかけてみてくださいね。

今回の2記事を読み、自分でアロハシャツの手入れをすることで愛着が湧き、長く着てくれる方が1人でも増えることを願っています!

それではまた!

【INFO】
Eanbe official site
https://eanbe.jp
Instagram
https://www.instagram.com/eanbe_official/?hl=ja





いいなと思ったら応援しよう!