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【戦評】 終盤まで0-0を演じた雨中の互角勝負~2月28日●楽天0-3ソフトバンク

雨中の宮崎、若鷹軍団と終盤まで互角勝負

冷たい雨が断続的に降り続いた2月の最終日。
宮崎・生目の杜運動公園のアイビースタジアムでは、楽天とソフトバンクの練習試合がおこなわれた。

スコアは0-3、今対外戦初の零敗だ。

終盤8回に四番手・西宮が制球難で崩れた。
先頭打者四球を含む2四球4安打に適時捕逸も飛び出して3失点。
連日みどころ多かった味方打線も、この日は今シーズン最少2安打に終わった。

これで対外戦成績を4勝4敗1分の五分とし、NPB球団との対戦では2勝4敗の黒星先行に。

それでも、中盤4回以降は毎回ピンチの連続ながらも粘りをみせたイヌワシ投手陣。
最大ライバルの若鷹軍団を相手に、7回終了時まで『0-0のスコアレス』に持ち込み、3点は奪われたものの『7戦連続5失点以上』の不名誉記録に終止符を打ったことは、評価したい。

◎今年も“東北”に恋したい! 2018年、あなたの野球観、変わります

(下記につづく)

両軍のスタメン

楽天のスタメン=1番・島内(中)、2番・岡島(左)、3番・銀次(二)、4番・ウィーラー(指)、5番・内田(三)、6番・今江(一)、7番・山下(捕)、8番・三好(遊)、9番・田中(中)、先発・池田(右投)

ソフトバンク=1番・今宮(遊)、2番・西田(二)、3番・柳田(中)、4番・内川(一)、5番・中村(左)、6番・松田(三)、7番・上林(右)、8番・グラシアル(指)、9番・甲斐(捕)、先発・中田(右投)

池田、緩急交えた3回無失点

魅せたのは、テンポの良さが光った池田である。

「池田は面白い。かなり成長したと思う」と梨田監督が評したのは、3回無失点に抑えた前回23日の日本ハム戦。
あのときと同様に、柳田、内川ら主戦級が並ぶ鷹打線を3回無失点に退けた。

1回は1死後、元犬鷲戦士の西田に三遊間への内野安打を許した。
しかし、許したヒットはこの内野安打のみ。

後続の柳田には、前回登板時に近藤、レアードらを退けた「速球勝負」を果敢に挑み6-6-3の併殺ゴロに斬っている。

2回以降は2イニング連続のワンツースリーだ。
銀次、内田の堅い1,2塁間の好守支援を受けながら、アウト9個全てを内野で獲得している。

マスクをかぶった山下の好リードも印象に残った。

5球勝負になった上林との対戦ではカーブを混ぜながら緩急を作り出すと、、、

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