──東北は日の出を待っている── shibakawaが作る犬鷲選手名鑑2016(7)

安楽智大、石橋良太、オコエ瑠偉、堀内謙吾、足立祐一、吉持亮汰、八百板卓丸、大坂谷啓生の8選手

現在、書店の店頭で各社一斉発売されるプロ野球選手名鑑。その数は合計10数冊以上にも及びます。当ブログでは過去に10冊以上を大人買いし、名鑑比較を実施するというおバカな企画もやりました。

当方のお気に入り選手名鑑は『日本プロ野球オール写真選手名鑑』。我が国唯一のMLB専門誌『Slugger』編集部が製作する各種データ満載の名鑑です。

このお気に入り名鑑を眺めているうち、実際に中に入って選手名鑑作りをしてみたいなあ!と思う気持ちが強まってきた近年。何度かTwitterで思いの丈を叫んでみたりしましたが、オファーが来る訳もございません(泣)(来年こそ来ればいいなあー)

そこで、勝手に作成してしまおう!という企画です。

作成に当たり、ルールを2つ設けました。

◎主力選手/注目選手の寸評は本文500字以内。その他の選手は250字以内のテキストを厳守する。自分が読んでも楽しく、納得できる寸評を目指す。基本、当該選手への愛情こもったテキストにする。ただし、気持ち悪くなるほどのあからさまな贔屓の引き倒しはしない。

◎市販の選手名鑑に記載されている略歴や主要成績等は省略する(今やネットですぐに見ることができますしね)。その代わりに、鷲ファンで楽天選手のデータを最も多く眺め、ここ数年、楽天戦全試合を1球集計してきたshibakawaならではの珍しいデータ、注目して欲しい数字、チェックポイントを適宜ご用意して、解説する。

今回は安楽智大、石橋良太、オコエ瑠偉、堀内謙吾、足立祐一、吉持亮汰、八百板卓丸、大坂谷啓生の8選手をお送りします。


安楽智大・・・スピードボール復活の兆しも、山積する課題点

昨年10月5日に球団史上初の高卒新人プロ初登板初勝利を挙げた安楽は目下、みきゃんグラブと共に開幕ローテを目指して戦っている。

世間を驚かせた自慢のファストボールは昨秋のフェニックスリーグでは大半が130km台だったが、2月16日阪神戦と3月3日西武戦でプロ入り後の最速151kmを計測するまでに成長。年末年始、地元・愛媛で取り組んだウエートや走り込みの成果が表れたのだろう。

「140km台中盤から後半の直球で、ピンチになれば150kmを超える直球で勝負、というのを目指してやっていきたい」という本人が思い描く理想に一歩一歩近づきつつある。

しかし、3月3日西武戦で3回11安打7失点。変化球でストライクを取れなかったこともあり、ストレートを狙い打たれる形になった。嶋にも「スライダーが通用しないと1軍は厳しい」と指摘されており、今後は変化球のレベルアップも重要課題だ。

「これで自信をなくされては困る。チャンスは与えたい」と梨田監督は再度チャンスを与えることを示唆しているが、今年は安部井部長率いるチーム統括本部が当初掲げたように、2軍で育成することが良いだろう。ファームのローテに入り1年間を投げ抜く過程で、心技体を磨いて欲しい。

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