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【戦評】大敗も...点の取り方は良し!~2月23日●楽天2-7日本ハム

パリーグ・ライバル球団との初実戦

今季5度目の対外戦は、パリーグ・ライバル球団との初対戦になった。

相手は清宮幸太郎入団で今キャンプ最注目と言える日本ハム。
前日、梨田監督も「1打席くらいは立って見せて」とラブコールを送った“意中の人”は、急性胃腸炎で金武に姿を現さなかった。
しかし、敵軍の陣立ては、西川、大田を除けば、ほぼフルラインアップ。

ファイターズのクリーンアップは、3番・近藤(指)、4番・中田(一)、5番・レアード(三)と、三者揃い踏みだった。

試合結果はスコア2-7。
鷲投手陣が2試合連続で7点を奪われ、大敗を喫している。

序盤3回までは楽天ペース。
投打ともに上場の滑り出しと思われた。

楽天先発は、大卒2年目の池田。
2回1失点の11日紅白戦、2回2失点の16日阪神戦に続く実戦3登板目。
過去2登板はいずれも被弾をくらい、本人も「内容ももちろん大事だけど、とにかく結果が欲しい。まずは、しっかりとした結果を残したい」と意気込んで臨んだ38球は、3回パーフェクト!

初球ストライクの入りも良く、ストライク率も68.4%と上々。
カウント有利のピッチングができていた。

数少ないボール先行場面でも、昨年打率.413を記録した近藤に3-1から真っすぐを弾き返されたが、センター後方で失速する凡フライと、球威をみせた。

池田本人も「テレビで見る選手ばかりで、正直びびりましたけど、素直に結果が出たことはうれしい」と納得顔。
指揮官も「池田は面白い。かなり成長したと思う」と、今後につなげてほしいパフォーマンスをみせた。

一方、打線は2回に機動力を絡めて1点を先制している。

1死1塁、昨季わずか2盗塁だった銀次が足で好機拡大した。
価値のある牽制直後の二盗を決めると、今江の投ゴ時(※)に三進し2死3塁。
続く三好の打席でのワイルドピッチ発生し、3塁から悠々帰還した。

※通常なら中前行きの痛烈ピッチャー返し、先制のタイムリーになるはずだったが、不運にもマルティネスのグラブに当たって足元に落ちて、拾い直しての1塁送球されての投ゴになった。

(下記につづく)

両軍のスタメン

日本ハム=1番・岡(右)、2番・松本(中)、3番・近藤(指)、4番・中田(一)、5番・レアード(三)、6番・横尾(二)、7番・森山(左)、8番・清水(捕)、9番・中島(遊)、先発・マルティネス(右投)

楽天=1番・岡島(右)、2番・八百板(左)、3番・ウィーラー(指)、4番・内田(一)、5番・銀次(二)、6番・今江(三)、7番・三好(遊)、8番・下妻(捕)、9番・オコエ(中)、先発・池田(右投)

練習試合なのに...濱矢懲罰の67球

味方打線は先手を取り、先発が3回を零封するゲームメイク。
上々に思えたゲーム展開が、突如、暗転したのは、ファイターズの攻撃が1番から始まった4回表のこと。
二番手で登板した左腕の濱矢が誤算だった。

4回は先頭の1番・岡にセンター前へ弾き返されるなど長短6安打。
そのうちタイムリー4本を浴びて一挙5点を失った。(楽1-5日)

翌5回は2死走者なしから3番・近藤との「左vs左」対決を制することができず3-1からフォアボール。
そして四球直後の2死1塁、4番・中田に打った瞬間の完璧すぎる左翼ポール際への2ランを浴びている。(楽1-7日)

さすがに7失点すれば、ここでお役御免か。
そう思われたが、6回もまさかの続投。
指揮官としては、期待しているだけに「懲罰投球」という意味合いだったのかもしれない。

はたして、球数は67球に及んだ。
この球数の多さは、濱矢の1軍通算成績では1年目の2014年9月28日西武戦先発時の96球に次ぐ多さだった。

中継映像がバックネット裏からのアングルのため、正確なコースや高低を言うことはできないが、この日の濱矢は『捕手がミットを逆シングルで捕球するケース』が目立った。
つまり、狙ったコースとは違う失投、逆球が多かったと言える。

セイバーメトリクスの世界では、、、

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