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【試合評】背番号7の、これから始まる「熱い夏」~6月26日△楽天4-4オリックス

貰った引分け

延長戦12回を今シーズン8番目に長い3時間51分を戦った。
12回2死1塁で聖澤に代えて代打・今江が起用されたことで、ベンチ入り野手全員を使い切った総力戦。
その結果の今シーズン初のドローゲームを、あなたはどのように評価するだろうか?

楽天はエースを押し立てた一戦。
オリックスはエース登板を故意に回避、変則2連戦の2戦目にまわす起用。
敵軍からしてみれば1勝1敗で御の字。
初戦は落としても良い。
そんな思惑が透けて見えるなか、楽天は勝ちきることができなかった。

正直、この試合は「貰った引分け」である。

2点を追った6回2死1塁、4番・ウィーラーの当たりはボテボテだった。
1塁へまだ余裕があるタイミングで、余裕のアウトになってしまうと思われたが、ディクソンが慌てたのか、高すぎる1塁悪送球になり、2死3,2塁。
この直後、5番・銀次による2点タイムリーが生まれ、同点とした。(楽2-2オ)

両軍のスタメン

オリックス=1番・小島(中)、2番・西野(二)、3番・小谷野(一)、4番・ロメロ(指)、5番・T-岡田(左)、6番・モレル(三)、7番・大城(遊)、8番・武田(右)、9番・若月(捕)、先発・ディクソン(右投)

楽天=1番・島内(中)、2番・ペゲーロ(指)、3番・聖澤(左)、4番・ウィーラー(三)、5番・銀次(二)、6番・枡田(一)、7番・岡島(右)、8番・嶋(捕)、9番・三好(遊)、先発・則本(右投)

本戦チーム打率.222、打線に覇気なし

2-4と、これまた2点ビハインドの9回である。

2死3,1塁で細川に代えて代打・藤田が送り出されていた。
藤田は初球、2球目と平野のフォークに対応できず、いずれも空振り。
2-2からの5球目、ワンバウンドのフォークにもバットが空を切ってしまい空三振かと思われた。

しかし、ここでワイルドピッチが発生、若月が完全に後逸。
藤田は振り逃げ出塁し、3塁走者・ウィーラーが間一髪制してホームに滑り込み1点差に肉薄すると、代打・松井稼のタイムリーで同点とした。(楽4-4オ)

いずれのシーンも、2死で相手が普通どおりに守っていれば、楽天に得点が入ることなく終わった場面である。
相手のミスに乗じて点が取れたことは評価ポイントになる一方、相手のミスがなければ打ち崩せなかったところはまたマイナスポイントなのだ。

相手のミスがなければ打ち崩せなかったそれを象徴するシーンは、、、

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