【試合評】好調イヌワシ打線が増井浩俊に苦しんだその理由と、茂木&今江に見た光明。美馬が崩れたその背景とは?~2016年9月1日●楽天イーグルス0-8日本ハム

三度、自力CS消滅

完敗である。楽天は今季15度目の零敗、東京ドーム3連戦の第3戦を終えた。

8月は打撃絶好調、直近6試合で15発を量産したイヌワシ打線は、この日、ピタリと爆音が止んだ。ファイターズ先発・増井浩俊の前に6回まで僅かに散発3安打。終わってみれば9回を8安打に封じられ、増井にプロ初の完封シャットアウトを許す敗戦。

頼みの外国人はウィーラーとペゲーロが1単打ずつ。外国人3人合計11打数2単打1三振1四球と不発に終わる中、唯一気を吐いたのが1番・島内である。中、右、左と広角に打ち分け、2試合連続の猛打賞を記録。このカードで実に8本の安打を量産し、9月も期待がもてそうだ。

両軍のスタメン

楽天=1番・島内(中)、2番・茂木(遊)、3番・岡島(右)、4番・ウィーラー(三)、5番・アマダー(指)、6番・ペゲーロ(左)、7番・今江(一)、8番・藤田(二)、9番・足立(捕)、先発・美馬(右投)

日本ハム=1番・西川(左)、2番・近藤(右)、3番・大谷(指)、4番・中田(一)、5番・田中賢(二)、6番・陽(中)、7番・レアード(三)、8番・大野(捕)、9番・中島卓(遊)、先発・増井(右投)

日本ハム戦の3年連続カード負け越しが決定

楽天先発・美馬は7回途中6失点と誤算だった。4番・中田翔の2打席連発に、7番・レアードにはバックスクリーン左へ放り込まれるなど、合計3本の一発を浴びる始末。美馬が1試合3被弾したのは昨年4月2日本拠地西武戦以来のことだった。

ファイターズ打線は先発全員安打の12安打、5回以降は毎回得点、終わってみれば0-8、楽天の大敗になっている。

この敗戦で楽天は日本ハム戦の3年連続カード負け越しが決定している。同夜、千葉で行われたロッテvsオリックス戦で3位・ロッテが6-4で勝利したため、イーグルスの自力CSが三度目の消滅。しかし、ミラクルイーグルスはまだまだここからだと思う。

チーム成績は117試合53勝61敗3分の勝率.465。ゲーム差は1位・ソフトバンクと17.5、2位・日本ハムと17.0、3位・ロッテが勝利したため1ゲーム差広がり7.5、5位・西武と3.0、6位・オリックスと8.5になっている。

シーズン中に抑えから先発転向し、野球好きの多くを驚かせる快投を続けている増井の前に、楽天打線が苦しむのでは?という予感はうすうす感じていた。

というのも、、、

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