【試合評】 2年目の存在感を見せた足立祐一の活躍~3月15日○楽天4-1広島

オープン戦、待望の2勝目

明石トーカロから静岡草薙に転戦しての広島3連戦の第2戦。
試合結果は4-1でイーグルスが勝利した。

オープン戦に入ってチーム打率は12球団ワーストの.190。(242打数46安打)
順位も1勝6敗1分、12球団中12番目に沈んでいた楽天が、待望の2勝目を手にした。

両軍のスタメン

広島=1番・安部(二)、2番・ペーニャ(三)、3番・丸(中)、4番・松山(左)、5番・新井(一)、6番・エルドレッド(指)、7番・堂林(右)、8番・石原(捕)、9番・桑原(遊)、先発・野村(右投)

楽天=1番・茂木(遊)、2番・藤田(二)、3番・今江(指)、4番・ウィーラー(三)、5番・島内(中)、6番・銀次(一)、7番・岡島(左)、8番・足立(捕)、9番・田中(右)、先発・釜田(右投)

1点先制され、終盤まで膠着状態のゲーム展開

先手は広島、2回表だった。
先頭の4番・松山が右翼線を破る二塁打。
その後、進塁打で三進し、1死3塁でエルドレッドの二ゴ時に3塁走者がホームを踏んだ。(楽0-1広)

2回表に広島に先制1点が入った後、両軍のスコアボードは長らく音沙汰なし。8回表までゼロが連続で12個連なる試合展開になる。

楽天打線は広島投手陣の前に、ボテボテのゴロアウトと覇気のないフライアウトを積み重ねていた。

チームに生気を取り戻す、ベテラン巧打の同点劇

このまま0-1で敗れ去ってしまうのか...
そんな悪夢が脳裏をかすめた8回裏だった。
ベテランの巧打がチームを救い、昨日攻守で明暗分けた和製大砲候補が決勝打を放った。

8回裏、広島はこの回から四番手の今村。
昨年、優勝戦線で67試合登板とフル回転した鯉のセットアッパーが制球を乱した。
先頭の7番・岡島がフルカウント7球勝負で四球をもぎ取り1塁に歩く。
しかし、8番・足立がバントで送れず、2塁封殺の一バゴ。
続く9番・田中は早々に追い込まれてしまうと、最後は合わせるだけが精いっぱいのイージーな左飛。

先頭打者四球がたちまち2アウトを奪われ、2死1塁に。
このままチャンスが潰えるのか...という場面、バント失敗で1塁に生き残っていた足立がリカバリーの二盗を決めた。
このスチールが動揺を誘ったのだろうか、今村の制球が再び乱れる。
途中出場の1番・三好にも、ストレートのフォアボールを与え、2死2,1塁。同点の走者が得点圏に進んで、打席は2番・藤田にまわっていた。

この日の藤田は、攻守でことごとく精彩を欠いていた。


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