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【試合観戦記】 6/4楽天3-1阪神:今江監督の采配ミスを帳消しにした代打・茂木栄五郎
完全アウェーの甲子園で接戦を制した!
阪神の高い集客力は日米42球団中2位だという。
老舗ヤンキースを上まわり、1試合平均4万人越えは名門ドジャースと阪神だけだ。
MLBとNPBの今日までの平均観客動員数。阪神凄い。 pic.twitter.com/FWkI75RCUv
— 村田洋輔 (@y_MuLB) June 3, 2024
6月最初の火曜日、甲子園は今季最多の42,622人を記録した。
トラキチでぎっしり埋まった大入りの完全アウェーの敵地で、イーグルスが延長戦をE3-1Tで制した。
よくぞ接戦をモノにしたと思う!
あの地響きのような大声援は、昨年夏の甲子園決勝で慶応の応援を現地取材で体験し、甲子園の阪神戦取材も豊富なスポーツジャーナリスト氏原英明さんによれば、完全にトラキチ>慶応だと言う。その応援に押し潰されず、交流戦1位タイへと浮上する勝ちをよくぞモノにした!
ちなみに楽天戦のビジター含む観客動員が42000人越えをしたのは、ロッテが東京ドームで主催試合をした2019年8/22○E8-5Mの42,522人以来。この間コロナ禍もあって観客動員が制限されていたこともあり、楽天ナインにとっては久しぶりのことだった。
茂木の後に適時二塁打を放った小郷は、同年6/19阪神戦の43,899人を記録した甲子園、4-4の同点で迎えた8回1死走者なし、ハーマンの代打で起用されたが、藤川球児の火の玉ストレートの前に4球三振に倒れていた。あれ以来の大入りのアットバットだったが、決勝三塁打を放った茂木の流れにうまく乗ることができた。
茂木、代打でOPS1.797!
しかし、ホームが遠かった。
1点を追う5回2死3塁で村林による技ありの中前同点打が飛び出した後は、スコアボードが動かない。
5回以降は毎回スコアリングポジションにランナーを進めながらも、試合を振り出しにもどした後は得点圏9打席ノーヒットと、あと1本が出なかった。
そうこうするうちに好投を続ける味方投手陣が持ちこたえず・・・という“あるある”を危惧したが、先発ポンセ以下5投手は見事な継投リレー。5回以降はスコアボードにゼロを並べた。
ゲームは1-1のまま今季7度目の延長戦に突入。その10回表だった。
2死2塁で代打・茂木が必殺仕事人の打棒をみせてくれた。
ボール先行1-0から捕手・梅野の構えたミットは高め釣り球要求のボールゾーン。しかし、ゲラの156キロ真っ直ぐがそのミットの下、ベルト付近の打ちごろに入ったところを応戦した。
「少しバットの先だった」と本人談も、振り抜いたライナーはセカンド頭上を完全に越えていき、今季初めてヒーローインタビューに呼ばれる、右中間深部を完全に破る決勝スリーベースを放った。
これで茂木の代打成績は13打数8安打5打点、2二塁打、1三塁打、1本塁打、1三振、1四球、打率.615、OPS1.797。
代打で弾き返した打球の66.7%が外野まで到達する飛球となり、打球の50.0%が外野飛球からの長打になっている。
指揮官の采配ミスを救った茂木栄五郎
この一撃は、試合を決めたという意味以外でも大きかった。
というのは、指揮官の拙い采配を茂木の一振りが救うかたちになったからだ。
延長10回は・・・(続く)
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