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【試合評】2013年初登板を彷彿とさせた、救世主の活躍劇~4月23日○楽天2-1ソフトバンク
救世主の活躍劇
この3連戦、チームの苦境を救う2人のアラサー投手が、救世主的なピッチングをみせてくれた。
前夜は今年31歳の美馬だ。
開幕戦で岸の代役を務めた背番号31が、プロで2番目に多い133球を投げた。
チーム一番乗りの完投勝利を飾る9回2失点の3勝目。
開幕来オーバーヒート寸前まで腕を振ってきたブルペン陣に休息をプレゼントする快投劇になった。
一夜明けた翌昼の本戦は、今年30歳を迎える戸村が、不測の事態に陥った鷲軍を、カード勝ち越しにみちびく好投で救った。
予告先発の岸が、まさかの登板回避。
試合直前の室内練習場で腰に痛みを覚えたという。
三十路を越えて、ここ2年間は故障で規定投球回の働きができなかった岸に、首脳陣は大事を取らせた。
その代役として戸村に白羽の矢が立ったというワケなのだ。
その戸村は、昨年8月にクリーニング手術のためメスを入れた右肘のこともあり、今年2月の久米島キャンプは2軍でスタート。
イースタンが開幕すると2軍の先発ローテに入り、4試合2勝1敗、防御率2.37と調整を続けて、18日に1軍合流していた。
そして、この緊急登板が今シーズンの初登板になったのだ。
緊張したり、考えたりする暇がないほどの、急遽の緊急登板だったことが逆に幸いしたのか、若鷹軍団を6回途中4単打に封じ、今季初勝利を手にした。
年初恒例、岩隈久志と米ロサンゼルスで行う合同自主トレ「岩隈塾」。
塾長・岩隈を含めた塾生の中で、1番乗りの勝利投手に輝く快挙になった。
両軍のスタメン
楽天=1番・茂木(遊)、2番・ペゲーロ(右)、3番・ウィーラー(三)、4番・アマダー(指)、5番・銀次(二)、6番・今江(一)、7番・島内(中)、8番・岡島(左)、9番・嶋(捕)、先発・岸(右投)
ソフトバンク=1番・中村晃(左)、2番・今宮(遊)、3番・柳田(中)、4番・内川(一)、5番・デスパイネ(指)、6番・明石(二)、7番・松田(三)、8番・高谷(捕)、9番・上林(右)、先発・寺原(右投)
僅差接戦を制したブルペンリレーのハイライト
スコアは2-1、今季最少のロースコアの1点差ゲーム。
見どころは中盤以降にやってきた。
試合は4回表に動いた。
相手先発・寺原を、打者2巡目に突入した上位打線で攻略する。
まずは1番・茂木、2番・ペゲーロの二塁打共演だ。
各々、右中間真中から左右に打ち分ける快飛球を弾き返し1点を先制すると、その後に4番・アマダーにもタイムリーが飛び出し、この回2点を挙げた。
5回以降は虎の子の2得点を守るため、若鷹軍団の追撃を切り伏せるブルペンリレーの攻防戦が見どころになった。
6回裏、3番・柳田から始まる敵軍クリーンアップとの対決。
必要以上に警戒してしまったのか、先発・戸村が柳田、内川に連続四球を与えてしまう。
無死2,1塁で打席に5番・デスパイネを迎えたところで、楽天は継投作戦に入ると、福山、森原、ハーマン、そして松井裕とつなぐリレーで、1点差を逃げ切ったのだ。
本カードの初戦で救援失敗した福山は、6回無死2,1塁の場面では、みごとな消火活動。
5番・デスパイネを5-4の併殺打に、6番・明石を見三振に取ると、、、
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