【試合評】 塩辛コンビを追い越せ! 森雄大「希望」の66球!~2月25日○E9-7L

沖縄本島から高知へ転戦した楽天は、今日明日と春野でライオンズ2連戦。
その初戦、イーグルスが9-7で勝利している。

春うららかな暖かさに包まれ、両軍合計25安打の快音が木霊する打ち合いのなか、キラリ光ったのが、先発・森雄大の好投だ。
まるで今シーズンのブレイクを予告するかのような66球。
素晴らしかった!

ライオンズは、侍ジャパンで秋山翔吾が離脱中だが、主軸に浅村栄斗、中村剛也、メヒアを並べる、ほぼベストオーダーと言える布陣。
一発長打の強打者揃いを向こうにまわし、森は安定した制球で1度もイニング先頭打者の出塁を許すことなく、5回4安打1失点。
塩見貴洋、辛島航と争う1軍左腕先発戦力争いに、一歩前進と言える内容で、首脳陣にアピールした。

両軍のスタメン

楽天=1番・茂木(遊)、2番・岡島(右)、3番・銀次(一)、4番・アマダー(指)、5番・島内(中)、6番・松井稼(左)、7番・中川(三)、8番・西田(二)、9番・伊志嶺(捕)、先発・森(左投)

西武=1番・田代(中)、2番・金子侑(右)、3番・浅村(二)、4番・中村(三)、5番・メヒア(指)、6番・山川(一)、7番・栗山(左)、8番・炭谷(捕)、9番・源田(遊)、先発・本田(右投)

打線は今シーズン対外戦最多タイの13安打。

2安打は茂木1人のみだったが、5タコの中川大志や3タコ(1四球)の西田哲朗、2タコ(1四球)福田将儀の3タコトリオを除いた出場選手の多くがヒットを放ち、ライオンズ投手陣を打ち砕いている。

燃やし、燃やされ...

5回まで1-1の同点。3回表に楽天がアマダー先制打、4回裏に西武がメヒア同点打、外国人の打棒で両軍が1点ずつを取り合った後、終盤6回以降にゲームが大きく動いた。

6回以降、じつに14点が入った。そのうち13点が、両軍ルーキー投手の登板時だった。

6回表、楽天打線が西武新人、ドラフト5位・平井克典を攻略した。
打者一巡11人を送り込み、5四球3長短打で一挙6得点。
イニング先頭打者の田中和基が四球で1塁に歩き、俊足飛ばして二盗を決めた後、無死2塁から中川、西田が連続アウトに倒れたが、2死2塁から9番・伊志嶺忠以下が、バラつく平井の投球をしっかり選別し、チャンスを作った。

1-1の均衡を破ったのは、茂木栄五郎。
茂木は対外戦の最初5打席で5打数5安打とロケットスタートを切った後、次の8打席ではノーヒットと当たりなしと、極端すぎる対外戦を過ごしていた。
本戦でも3打席目まで凡打が続いていたが、4打席目では外角低めの投球をバットの先でひっかけるようにして中前に弾き飛ばし、2塁から田中の生還を呼び込んでいる。

その後、福田、枡田が連続四球。
2死満塁になり、バッターボックスには今江年晶。
今日もこの人のバットから長打が飛び出した。

1-0からの外角投球を振り抜いた打撃だった。
背走するセンターの頭上を軽々越えて、ウォーニングゾーンに着弾。
塁上の走者を綺麗にお掃除する走者一掃のツーベース!
対外戦8打席目にして早くも長打3本を量産する元気の良さで、ライオンズを大きく突き放す。
その今江をホームに呼び込んだのが、打者一巡してこの回2打席目の田中。
追い込まれたなか、甘く入った投球を逃さずにジャストミート。
痛烈なセンター返しがタイムリーになった。(楽7-1西)

楽天は翌7回にも、西武新人・ドラフト6位の田村伊知郎から2点を挙げている。

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